仏メディア”MacGeneration”は、開発者向けのmacOS Catalina 15.1ベータ版のテスト中に、かねてから発売が噂されているアップルの新型16インチMacBook Proと思われるアイコンを発見したと報告しています。さらに、米アップル関連情報サイト” MacRumors”は、フォルダ内に確認した実物まで公開しました。
新型16インチMacBook Proについては、これまで各所において数々の噂が伝えられてきました。
2019年の2月にアップルのインサイダー情報で知られるアナリストMing-Chi Kuo氏が「まったく新しい設計である16〜16.5インチのディスプレイのMacBook Proが2019年内に発売される」と予測したのを皮切りに、新型MacBook Proの画面解像度は3072×1920である、ここ数年MacBookシリーズに採用されてきたものの不具合の多いバタフライ式キーボードから信頼性の高い新型のシザー式キーボードに変更される、インテルの第9世代Coreプロセッサー(Coffee Lake Referesh)を搭載する、さらにはこれまでにないほどの高価格であるといった予測もなされてきました。
今回発見されたアイコンの完全新規設計の16インチMacBook Proは、シルバーとスペースグレイの2色があり、最新のMacBook Pro(15インチ)と比べるとベゼルが薄くなっています。これは、16インチに画面が大きくなる一方で、ディスプレイ周りのベゼルが薄くなるため本体サイズは既存のまま(MacBook Pro(15インチ)と同等)になるというこれまでの報道と一致しています。
アップルの公式サポート文書によると最新のMacBook Pro(15インチ、2019)の識別子は、” MacBook Pro15,1”で、今回確認されている識別子はこれまでアップルが未使用の文字列” MacBook Pro16,1”となっています。
プロセッサーやグラフィック能力の向上とともに、シザー式キーボードへの回帰に注目が集まる新型16インチのMacBook Pro。2019年の9月時点ですでに量産され始めたという噂もあり、近日中の正式発表が待たれます。
(画像引用:https://www.laptopmag.com/articles/apple-macbook-pro-16-inch-latest-news)