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2019.10.18
2019.10.21

《AI・スマート住宅EXPO 2019》アクセルラボの不動産テックサービス「Space Core®(スペースコア)」の魅力とは?

記事ライター:狭井 悠

2019年9月25日〜27日の3日間にかけて、インテックス大阪で行われた第2回関西「AI・スマート住宅EXPO」は、前回比55パーセント増となる合計200社が出展し、大盛況となりました。

今回は、このEXPOの展示ブースで披露された株式会社アクセルラボ(以下、アクセルラボ)の不動産テックサービス「Space Core®(以下、スペースコア)」について、魅力を詳しくレポートしていきます。

2019年のAI・スマート住宅EXPOはIoT住宅設備・ZEH設備の関連企業などが多数出展

2019年のAI・スマート住宅EXPOの出展企業で多かったのが、IoT住宅設備、ZEH設備などに関連する事業でした。その他、AI技術を用いたスマート家電やホームネットワークなどの最新の製品・商材が各ブースで紹介されており、不動産業界に関わる多くの関係者で賑わっていました。

・IoT住宅設備とは?

IoT(アイオーティー)とは「Internet of Things」の略称です。

モノとインターネットがつながることで、シームレスな相互制御が可能になることを意味しており、IoT住宅設備とは、家の制御がスマート化されたスマートホーム(コネクテッドホーム)のことを表します。

なお、日本政府は、情報化社会の次の新しい社会となる「Society5.0」の実現を目指しており、IoTを搭載したスマートホームは、次世代の社会の中心を担う技術として注目を集めています。

・ZEH設備とは?

ZEH(ゼッチ)とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略称です。

ZEH設備とは、住まいの断熱性および省エネルギー性能を向上させ、太陽光発電などでエネルギーを創り、蓄電池で蓄えることによって、1年間にかかる一次消費エネルギー量(空調・給湯・照明・換気)の収支を、プラスマイナスゼロにすることができる住宅設備を意味しています。

日本政府は2020年までに標準的な新築住宅でのZEHの実現を推進しており、IoTと並んで注目されている技術です。

アクセルラボが出展する不動産テックサービス「スペースコア」

アクセルラボが、メインサービスとして2019年のAI・スマート住宅EXPOの展示ブースで出展していたのが、不動産テックサービス「スペースコア」です。アクセルラボの展示ブースは白い家のような特徴的なかたちをしており、その中で、数々のスマートホームシステムを実際に体験できるようになっていました。なお、ブース内には最新のIoT・スマートホームに興味を持った多くの不動産業界関係者の姿が見られました。

・スペースコアとは?

スペースコアは、アクセルラボが2019年6月5日に正式リリースした、スマートホームを実現するIoT、不動産管理業務を効率化するReTech(リテック)、居住者へサービス・情報を発信するMarketing(マーケティング)の3つの要素をすべて一元化する画期的なサービスプラットホームです。

不動産管理会社・デベロッパーが自社物件にスペースコアを導入することで、他社の物件との差別化を図りつつ、新たなビジネスの可能性を広げることができます。

 スペースコアで実現できる3つの大きな機能について

ここでは、スペースコアで実現できる3つの大きな機能をご説明します。

・スペースコアのIoTで実現できること

1.1つのアプリで複数のデバイスを制御可能

エアコン、テレビ、給湯など、リモコンやボタン操作で対応できるモノをIoTでインターネットと結びつけ、1つのアプリで遠隔での制御・操作を可能にします。

2.様々な利用用途・シーンに合わせた使用が可能

朝起きるときに、部屋を適温にエアコンで調整しつつ、カーテンを自動で開け、アラームをつけるなど、様々な利用用途・シーンに合わせた一連のアクションを組み合わせて設定・実行することができます。

3.既築物件にも即導入が可能

IoTデバイスの設置は大規模な工事が不要であるため、不動産管理会社・デベロッパーが持っている既築物件にも、すぐに導入することができ、他社との物件の差別化を図ることができます。

・スペースコアのReTechで実現できること

1.オンラインでのコミュニケーション

人数に関わらず、各種のお知らせやお問い合わせをオーナーや居住者が利用するアプリに配信可能です。アプリのプッシュ通知でお知らせするため、見落とす心配もありません。

2.人件費や資材費のコストダウン

入居および退去の手続き、契約更新などをアプリ上のオンラインで対応することができるため、管理業務にかかる人件費やペーパーなどの資材費をコストダウンすることが可能です。

3.賃貸・物件管理の機能が充実

従来の賃貸・物件管理システムとデータ連携することができ、オーナーへの明細報告などもオンラインで対応することが可能となります。

・スペースコアのMarketingで実現できること

1.さまざまなトピックやニュースを居住者に配信可能

居住者にお届けしたいトピック、ニュース、サービス、キャンペーン、メディアコンテンツなどを、アプリを通じて自由に配信することができます。

2.インフィード広告で自社LPや登録フォームに誘導できる

居住者のアプリに表示することのできるインフィード広告を利用して、訴求したい商品の自社LPや、登録フォームへと誘導することが可能です。

3.レベニューシェアによる新しい収益源を確保できる

スペースコアの提携パートナープログラムを居住者が利用することにより、そこで発生した利益の一部を不動産管理会社・デベロッパーに還元する、いわゆるレベニューシェアを受け取ることができます。

展示ブースで体験!スペースコアのIoTで出来ることとは?

アクセルラボの展示ブースでは、スペースコアのIoTで出来ることを身近に体験できるコーナーが用意されていました。ここでは、具体的にどのようなことが可能なのかをご紹介していきます。

・リモートで自動給湯が可能

スペースコアのアプリを使用すれば、リモートで自動給湯をすることができます。仕事が終わって、疲れた身体を癒すために、電車に乗る前にアプリで給湯を開始すれば、家に着く頃には温かいお風呂が待っているといった使い方も可能です。

・アプリでカーテンの開け閉めが可能

アプリを利用して、カーテンの開け閉めをリモコン感覚で行うことができます。また、設定しておけば、朝が来たタイミングで採光するために自動的にカーテンを開け、夕方になったら自動的にカーテンを閉じるといった使い方も可能となります。

・スマートロックでホテルライクな生活が可能

スマートロックを使用することにより、スマートフォンで開錠ができるため、鍵をなくす心配がなくなるほか、家事代行やベッドシッターなどのスタッフが出入りできるように設定することもできます。それによって、家に帰れば家事代行で温かい食事が用意され、ベッドも綺麗に整頓されているような、ホテルライクな生活を実現することも可能です。

・チャットによるインタラクティブなコミュニケーションが可能

不動産管理会社・デベロッパーがオーナーや居住者に総会告知や整備通知などの連絡事項がある場合、資料作りや郵送などに膨大な手間がかかります。その点、スペースコアを利用すれば、チャットによってメッセージの受け答えから参加可否の確認まで全て対応できるので、大幅に工数削減・コストダウンができます。さらに、チャットは翻訳機能も備えているため、外国人の居住者とのコミュニケーションも不安はありません。

・老人、子供、ペットなどの遠隔での見守りが可能

介護が必要な老人や、目が離せない子供、家に残しているペットなどを、アプリでカメラを操作して遠隔で見守りをすることができます。また、一定の動きがあった場合に感知してカメラを起動する機能などもあるため、スマートホームセキュリティとして使用することも可能です。

・スペースコアのセミナーも展示ブースで随時開催

スペースコアの魅力について説明してくれるセミナーも、1日6回ほど開催されていました。スペースコアのことをもっと詳しく知りたい方は、講演内容をくまなくレポートした記事である《アクセルラボがリリースした不動産テックサービス「SpaceCore®(スペースコア)」で実現できる「儲かる物件の作り方」とは?》をご参考ください。

・展示ブース内でスペースコアのオリジナルグッズを無料配布

展示ブースでは、アクセルラボ×スペースコアのロゴが冠されている手提げ袋や、スペースコアの名前が入っている飴など、オリジナルグッズが無料で配布されていました。

・スペースコアの利用シーンが一目でわかる動画を公開

展示ブースに設置されたモニターでは、スペースコアの利用シーンのイメージが一目でわかるオリジナル動画も公開されていました。具体的には、以下のような内容です。

ケース①「スマートに、ご褒美を」スマートロック+家事サポート

忙しそうに朝の支度をするビジネスマンが、出勤前にスペースコアのアプリで家事代行を頼みます。依頼を受けた家事代行のスタッフが、家主が留守中の家に着き、スマートロックで部屋に入って、掃除・洗濯・食事の用意などを行います。

そして、仕事を終えたビジネスマンが恋人と一緒に家に帰る頃には、部屋の環境が整い、温かい食事が待っています。

ケース② 「セキュリティにしなやかさを」動画感知センター+ネットワークカメラ

職場でにこやかにスマートフォンの画面を眺める男性。画面には、スマホLive Viewでリアルタイム表示されている留守番中の猫の姿が映っています。しかし、その後、プッシュ通知で「侵入者感知」の表示を受け取ります。

急いでスマートフォンをチェックすると、同棲している女性が旅行から帰ってきた姿がカメラに映りました。電話で楽しそうに会話する男性と女性。その間も、エアコンが自動で作動して、部屋を快適な気温に保っています。そして、男性は女性との通話後に、留守中の監視が必要なくなったカメラのセキュリティモードを解除します。

スペースコアは2019年12月31日までReTech機能を無料提供中

ここまで、スペースコアのAI・スマート住宅EXPO展示ブース内容をまとめてきましたが、不動産管理会社・デベロッパーの皆様には、非常に興味深いサービスなのではないでしょうか。

アクセルラボが提供するスペースコアは、2019年6月5日から事前申し込みを開始しており、お申し込みいただいた法人に限り、2019年12月31日までReTech機能を無料提供しているとのことです。

興味のある不動産管理会社・デベロッパーの担当者の方は、スペースコアの申し込みを、この機会にぜひとも2019年内までに検討してみてください。

https://www.space-core.jp/

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