11月28日更新 2019年内「Apple Card」の新特典が提供開始
Apple CardでiPhoneが無利子で分割可能に:https://iedge.tech/news/13707/
アップルのCEOティム・クック氏は、滞在先のドイツの新聞メディア” Bild”に、クレジットカード「Apple Card」の世界展開を検討していると述べました。
「Apple Card」は、すでに2019年8月から米国では提供されておりますが、その後の展開について、これまで公式に言及されたことはありませんでした。
クレジットカードの発行には、国ごとに違う法律や規制があるため、「Apple Card」をどの国で、いつ提供するのか、具体的な日にちは発表されていません。しかし、ティム・クック氏によると「ドイツで出したい」とのことなので、ドイツ展開が次に優先されるのかもしれません。
米国において「Apple Card」は、ゴールドマン・サックスと提携しています。いずれの国にしても米国以外で提供をするためには、別の金融機関と提携をする必要があると思われます。
しかし、「Apple Card」の審査基準は大変甘いことから、ゴールドマン・サックスは新たな顧客を1人確保するのに350ドルものコストをかけています。ゴールドマン・サックスの試算によると、収益が出るまでには4年はかかるとの見立てです。
他の国の提携先金融機関においても同様にかなりの負担を強いられる可能性があります。その負担をもってしても、アップルと提携する日本の金融機関が現れることを期待します。
次ページ:「Apple Card」のメリット1、“発行手続きは○○だけでできる”
ずばり「Apple Card」のメリット1つ目は、iPhoneから手軽に発行できることです。
Appleの記者会見によると、「Apple Card」の発行手続きはiPhone上で、最初から最後まで簡単にできてしまうようです。
先に書いたように審査基準も大変甘いことに加え、年会費も一切無料なので「Apple Card」作成のハードルは他社に比べ圧倒的に低いと言えます。
また、住所変更などのカードに登録した情報の方針もメッセージアプリからできるお手軽さです。
また、カードの利用明細は独自のAIの活用により、わかりやすい名称に変更され購入品目に自動分類されるため、何にいくら使っているのかがわかりやすく、家計簿アプリのように活用することもできます。
次ページ:「Apple Card」のメリット2、“最大還元率〇%のキャッシュバック”
「Apple Card」のメリット2つ目は、最大還元率3%という大変お得なキャッシュバックサービスです。他社の還元率が良いカードでも1〜1.5%の還元率なので、Apple直販店(Apple StoreやApp Store)での買い物で3%、Apple Pay経由で支払うと2%のキャッシュバックが受けられる「Apple Card」は非常にお得なカードです。
ちなみに、物理的なカードでの買い物でも1%はキャッシュバックされるので、他のカードに引けをとりません。
さらに、延滞料や海外利用手数料も無料なのは、魅力的なポイントです。
次ページ:「Apple Card」のメリット3、“「Apple Card」には○○がない”
「Apple Card」3つ目のメリットは、万全なセキュリティ対策にあります。
まずクレジットカードには番号の表記もなく、通常裏面にあるセキュリティコード(CVV)も毎回自動生成されるため、カードを盗まれても悪用されにくい仕様になっています。
また支払い時にはTouch IDやFace IDなどの利用により、本人でなければ購入できません。
さらに購入データはAppleにも保存されず第三者へのデータ提供もないため、「Apple Card」はかなり安全性の高いカードと言えるでしょう。
(画像引用:https://www.apple.com/apple-card/)