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スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.06.12

コーヒーをおまかせの海外ツアー旅行のように楽しめる「The Roast」(後編)

記事ライター:Satoru Oguchi

パナソニックの「The Roast」は、IoT対応の家庭用焙煎機。コーヒー豆ごとにプロファイルが用意され、初心者でも失敗なく、しかも豆の特徴を最大限に引き出すよう焙煎できる製品です。

前編は、生豆のパッケージにあるQRコードをスマホで読み取って、焙煎されるまでの手順を見てきました。今回は、自宅で焙煎するメリットと、毎月生豆が送られてくるサービスについて紹介します

パナソニック「The Roast」(写真はイメージで抽出器具などは含まれません)。

自家焙煎の楽しみは「味や香りの変化」

自家焙煎の最大の楽しみは、同じ豆でも焙煎の度合いによって、異なる香りや味わいを得られることでしょう。もっとも簡単に説明するなら、浅煎り(焙煎時間が短い)ほど酸味が強く、深入り(焙煎時間が長い)ほど苦みが強くなります。

「The Roast」で提供される生豆は、プロの焙煎誌によっておすすめの焙煎度合いが各2~3種類設定されています。たとえば「エチオピア イルガチャフィ ワイニードリップ」では、Light Roast、Medium Roast、Medium Dark Roastの3種類です。

焙煎度合いごとの特徴は豆カードに記載されています。以下は、「エチオピア イルガチャフィ ワイニードイップ」の各プロファイルの説明です。

甘い香りと酸味が特徴のLight Roast(浅煎り)。

しっかりとしたボディを感じられるMedium Roast(中煎り)。ミディアムボディのワインに形容されています。

深いコクが、フルボディのワインに形容されているMedium Dark Roast(中深煎り)。

初心者には馴染みがない用語もあるため、読んでもピンと来ないかもしれませんが、実際にコーヒーを飲みながら読めば、具体的に実感でき、コーヒー通の入り口に立った気になれます。また、「The Roast」では、50gと少量ずつ焙煎でできるので、より多くの焙煎具合を試せます。

各プロファイルごとに焙煎度を「浅め、オリジナル、深め」の3段階で微調整することも可能です。3つのプロファイルがあるとすれば、9段階で焙煎できるのです。

「生豆情報(Beans Story)」では、その生豆の産地や農園、品種、精選方法について見ることができます。

まるでグレードの高いツアー旅行のよう

前回紹介したように、スターターキットには2種類の生豆パックが付属していますが、世界中から厳選された生豆が毎月配送されてきます。
定期頒布は、毎月2種類(200g×2パック、約32杯分)のコースが月々3800円(税抜)、毎月3種類(200g×3パック、約48杯分)のコースが月々5500円(税抜)です。

届けられる生豆は季節ごとにテーマが設定されており春(4月〜6月)が「香りを楽しむ」として、多様な香りを楽しめるラインナップ。夏(7月〜9月)が「味わいを楽しむ」で、フレーバーの際立つ生豆やアイスコーヒーで楽しめるプロファイルも用意されています。秋(10月〜12月)が「マッチングを楽しむ」で、クリスマスシーズンに向けて、食事のメニューやスイーツとのマッチングなどを楽しめるラインナップ。冬(1月〜3月)が「アレンジを楽しむ」で、ミルクやココア、リキュールなどを加えたアレンジメニューを楽しめるといいます。(画像はパナソニックWebサイトより)

これは、グレードの高いツアー旅行のようです。食事やホテル、訪れる観光スポットが厳選されており、丁寧にガイドされる。それなりにコーヒーの知識があったとしても、逆にまったく知識がなかったとしても楽しめます。

フルカスタマイズで焙煎できるオプションも

アプリには焙煎ごとの感想などのメモ、写真を記録する機能があるので、旅の日記のように焙煎の記録が残り、後から振り返ることができます。

ツアー旅行に例えてきましたが、フリープランの旅行が好きな人のように、もっと自家焙煎に自由度を求める人は、どうすれば良いのでしょうか。10万円で販売されている「The Roast(Basicサービス)」は、QRコードがない生豆はプロファイルが読み込めず焙煎することができません。

そこで用意されているのが、上級者向けの「The Roast Expertサービス」(税抜25万円)です。焙煎機と焙煎温度、時間、風量を、1℃、1秒、1%単位でプロファイルを作成できる専用アプリがセットになっており、プロの焙煎誌のようにこだわりの焙煎を楽しむことが可能です。

すでに焙煎の知識や経験がある人、定期配送される生豆だけでは物足りなくなりそうな人に用意された選択肢です。

 

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