安価でシンプル、充電も必要なし！まるでアナログ時計のようなスマートウォッチ“Withings Move”

ますます多機能になっていくスマートウォッチ

昨今のスマートウォッチは多機能がトレンドで、「時計でそんなことが出来るんだ」と思うような新機能が次々と開発されています。

たとえば、Apple Watchには心電図が取れる機能が実装され、Fitbitのスマートウォッチには血中酸素濃度センサーが搭載されています。SamsungはGalaxy Watchに搭載する血圧測定機能を開発中です。

そんな中、フィットネス系ガジェットの大手Withingsは2019年４月19日、時代に逆行する“ローテク”スマートウォッチ「Withings Move」を発売しました。

Withings Moveの価格

Withings Moveの気になる価格は9,380円（税抜）と、スマートウォッチとしては驚くべき低価格です。

Withings Moveのデザインはとにかくシンプル

Withings Moveには、多くのスマートウォッチにあるようなディスプレイではなく、アナログ時計と同じ文字盤がついています。文字盤には時刻を示す針の他に、自分が設定した目標歩数まで残りどのぐらいかを示す針があります。

ボディはプラスチック、ベルトはシリコン製で、カジュアルなオシャレによく合いそうです。カラー展開はブラック、ブルー、コーラルの３色。北米ではミントカラーやグレー、文字盤がカラフルなものなど、より豊富なカラー展開が用意されていて、カスタマイズなどもできるようです。

Withings Moveの特徴は、長持ちバッテリーと通知なし

Withings Moveの最大の特徴は、ボタン電池ひとつで18ヶ月連続利用できるという点です。頻繁に充電が必要な他メーカーのスマートウォッチに対して、このバッテリー寿命は驚異的といえるでしょう。

Withingsの公式ウェブサイトには、各スマートウォッチのバッテリー寿命との比較が掲載されています。

さらにユニークなのが、スマーウォッチでありながら通知機能が一切無い点です。

一般的なスマートウォッチでは、スマートフォンに着信があったり、メッセージが届いたりしたときに手元で確認し、返信などのアクションを行うことができますが、Withings Moveではそういったことは一切できません。

通知を煩わしく感じ、後述する最小限のトラッキング機能だけを使いたい方にはピッタリのスマートウォッチではないでしょうか。

Withings Moveの２つの機能

アクティビティの記録

ウォーキング、ランニング、スイミング、サイクリングなどのアクティビティを自動的に記録します。スマートフォンのGPS機能と連携することができ、消費カロリーや時間だけでなく、距離、高度、ルートも同時に記録されます。保存された記録はスマートフォンアプリから確認することが可能です。

睡眠の記録

Withings Moveをつけたまま寝ると、自動で睡眠の深さ、サイクル、睡眠時間を記録し、睡眠の質を示す睡眠スコアが計算されます。また、スマートフォンアプリから目覚まし機能を設定すると、眠りが浅く目覚めやすいタイミングでバイブレーションを鳴らし、起こしてくれます。

防水機能

５気圧防水が備わっているので、装着したままプールや海に飛び込んでも問題ありません。どれだけ泳いだかもしっかり記録できます。

心電図測定機能がついた姉妹機種が発売される可能性もある

2019年のCES（コンシューマー・エレクトロニクス・ショー。毎年１月に行われる電子機器の見本市）で、「Withings Move ECG」という姉妹機種が発表されました。

Withings Move ECGには心電図測定機能があり、Apple Watch Series ４のライバルになり得る存在として注目されています。FDA（アメリカ食品医薬品局）からの認証がまだ降りていないため、発売時期は未定です。

スマートウォッチ「Withings Move」のまとめ

・通知なし、トラッキング機能のみのシンプル設計
・充電不要で18ヶ月の驚異のバッテリー寿命
・スマートウォッチデビューにもオススメの手頃な価格設定

Withings Move、気になる方はぜひチェックしてみてください。