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スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.05.07

Google Homeの音声アプリケーションを開発しよう!その方法をご紹介

Google Homeでは、自作の音声アプリケーションを自分で開発することができます。スマートフォンに対してアプリを提供できるのと似ていますが、その方法はかなり異なります。今回は、Google Homeの自作の音声アプリケーションを開発する方法をご紹介します。

記事ライター:iedge編集部

音声アプリケーションとは?

そもそも、Google Homeのようなスマートスピーカーは、人間とどのように会話するのでしょうか?

スマートスピーカーは、音声認識機能によって人間が発した言葉を聞き取って文字に書き起こします。次に、文字に書き起こした言葉を元に発話者の意図を理解し、いろいろな情報源からデータを取得して答えを組み立てます。最後に、答えを音声に変換して再生します。これらの処理は基本的に、クラウド上で行われます。

上記のような、スマートスピーカーが人間と会話するために必要な技術基盤を一般に「音声プラットフォーム」と呼びます。そして、音声アプリケーションとは、この音声プラットフォーム上で動作するプログラムのことです。

Google Homeには「Googleアシスタント」という音声プラットフォームが搭載されています。Googleアシスタントは、そのままでも基本的な会話ができる機能を備えていますが、音声アプリケーションを追加することにより、受け答えできる会話の種類を増やすことができます。

そしてGoogleは、外部の人が音声アプリケーションを開発できるように「Actions on Google 」という仕組みを提供しています。それを利用すれば、誰でも音声アプリケーションを自作することができるのです。

以下で自作アプリを簡単に開発する方法をご紹介しますが、記事の続く部分では、音声アプリケーションのことを単に「アプリ」と表記いたします。

 

テンプレートを使って自作アプリを開発しよう!

Actions on Google上にあるアプリ開発用のテンプレートを使用すれば、とても簡単にアプリを自作できます。

その流れは下記の通りです。

1 Actions on GoogleのWEBページにアクセスする

2 “Add/import project” をクリックする

3 テンプレートの種類を選ぶ
※Trivia(雑学アプリ)、Personality Quiz(性格診断アプリ)、Flash Cards(暗記用アプリ)などがあります。

4 アプリ名、国、サポート言語などを選ぶ

5 アプリのパーソナリティを選ぶ
※テンプレートではあらかじめ、ロボットのパーソナリティが用意されています。

6 “Bulk upload the content for your app using Google Sheets”をクリックする

7 テンプレートをGoogleスプレッドシートにコピーする
“Make a copy of the pre-filled Google Sheet for editing”のリンクをクリックすることでコピーできます。

8 Googleスプレッドシート上で内容を編集する
この作業により、アプリの内容を自分独自のものにできます。

9 GoogleスプレッドシートのURLを入力してアップロードすれば、自作アプリが完成

 

「Dialogflow」でもっと本格的な自作アプリを開発しよう!

前の項目でテンプレートを使ってアプリを作る方法をご紹介しましたが、もちろん、テンプレートを使わずにアプリを開発することもできます。

テンプレートを使うよりも本格的なアプリ開発となりますが、「Dialogflow」というツールを使うことで、比較的簡単にアプリの開発ができます。

Dialogflowとは、自然言語での会話型インターフェイスを開発できるサービスのことです。音声入力で問題となりやすい自然言語の解析を簡単にやってくれる機能がありますので、自作アプリを開発する上でとても助けになります。

ちなみにDialogflow は、2016年にGoogleに買収されて「API.AI」から改名したサービスですが、Googleアシスタントだけではなく、Amazon Alexa, Facebook Messengerなど、さまざまなプラットフォーム連携を行えます。

Google Homeの自作アプリ開発では、Dialogflowを使って会話の処理を書いて、動作はActions on Google上で行うというイメージになります。アプリ開発の大まかな流れは以下の通りです。

1 Actions on Googleの WEBページにアクセスする

2 “Add/import project” をクリックし、プロジェクト名や国を選ぶ

3 “Dialogflow”の枠内の“BUILD”をクリックし、Dialogflowの画面に移る

4 Dialogflowで会話の流れを設定する
※Dialogflowで行う必要があるのは、主にインテント(会話)とエンティティ(単語の読み方やゆらぎ設定)の作成です。エンティティの設定では、ボイスコマンドとそれに対応する他の読み方など、単語のゆらぎを入力していくことになります。インテントの設定では、ウェルカムボイス(起動時に発する言葉)、対応メッセージ、終了レスポンスなどを作成していきます。

5 Googleアシスタントにアプリの申請をする
※開発したアプリをGoogleに登録してもらうことで、自分だけではなく他の人もアプリを使用できるようになります。登録申請には、アプリ名やアプリの概要などを入力することが必要です。

 

Dialogflowを使えば、比較的手軽にGoogle Homeの自作アプリを開発できます。あなたも、Google Homeのアプリの自作にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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