ネスレ日本はカプセル式カフェマシン『ネスカフェ ドルチェ グスト』に、Bluetoothを搭載し、スマートフォンから操作可能にした『グスト ジェニオ アイ』を発売しました。コーヒーにIoTがどう関係するのか? 普段の使い勝手はどうなのか? 前後編2回に分けてご紹介していきます。
ネスカフェ ドルチェ グストといえば、『エスペルタ』『ルミオ』『エクリプス』など、かなりアバンギャルドなデザインのモデルが多いですが、『ジェニオ アイ』は、そこまで尖ったデザインではありません。どんなインテリアにも馴染むでしょう。その立ち姿は、ペンギンにも似ていて、かわいらしさがあります。カラーバリエーションは、チェリーレッドとホワイトの2色です。
まずは、基本的な使い方を説明しましょう。本体の背面にある給水タンクに水を入れます。給水タンクの容量は650mlで、マグサイズのコーヒー(200ml)なら3杯分、エスプレッソ(50ml)なら13杯分にあたります。
電源プラグをコンセントに差し込み、電源ボタンを押すと約30秒でスタンバイ状態となります。金属のロックハンドルを持ち上げ、引き出したホルダーにカプセルを置いて元に戻し、ロックハンドルを下に押し下げます。
本体上部のホイールボタンを回転させて、水または熱湯の抽出量を設定します。抽出量は7段階あり、飲料の種類によって異なります。どの量に設定すれば良いかは、カプセルの外箱に表示されています。
熱湯ボタン(アイスの場合は水ボタン)を押すと、カプセルから飲料が抽出されます。
カプセルは自動排出されないので、その都度捨てる必要があります。使用済みカプセル入れは付属しています。
専用カプセルは26種類
このように、簡単に飲料を楽しめる『ネスカフェ ドルチェ グスト』ですが、最大の特長と言えるのが、カプセルの豊富さです。
マグサイズシリーズ(8種類)
「オリジナルブレンド」「モカブレンド」「リッチブレンド」「フラットホワイト」「カフェオレ」「カフェオレ カフェインレス」「カフェオレ インテンソ」「ミルクティー」
こだわりブラックシリーズ(6種類)
「レギュラー ブレンド」「レギュラー ブレンド カフェインレス」「ロースト ブレンド」「アイスコーヒー ブレンド」「エスプレッソ インテンソ」「コロンビアーシエラネバダー」
カフェバラエティシリーズ(7種類)
「濃い抹茶」「宇治抹茶」「宇治抹茶ラテ」「カプチーノ」「ラテマキアート」「アイスカプチーノ」「チョコチーノ」
スターバックスシリーズ(5種類)
「ハウス ブレンド」「ライトノート ブレンド」「コロンビア」「ラテ マキアート」「カプチーノ」
すべてのカプセルが近場のスーパーマーケットなどにあるとは限りませんが、オンラインストアの「定期お届け便」を利用すればすべての種類が送料無料で購入可能です。
1杯あたりのコストは?
1杯当たりのコストは、カプセルの種類によって異なります。レギュラーブレンド、カフェオレ、ミルクティー、宇治抹茶などは、1箱980円でカプセル16個入り、単純計算すると1杯分61.25円です。
カプチーノや宇治抹茶ラテやティーラテは、1杯につきコーヒーやティーのカプセルとミルクのカプセルを使います。1箱に16個のカプセルが入っていても8杯分で、1杯分122.5円となります。スーパーなどでは定価よりも安く売られていることもあり、スタンダードのコーヒーなら1杯50円ぐらいに下げられるでしょう。
いずれにせよ、カフェはもちろん、コンビニのレギュラーコーヒーよりも安いです。カプセルの種類を揃えておくと、ファミレスのドリンクバー気分が味わえます。
さて、後編では『ネスカフェ ドルチェ グスト ジェニオ アイ』のスマホ連携機能について解説していきます。