Spotifyとはどんなサービス?
Spotifyは、2008年にスウェーデンで生まれた音楽配信サービスです。2018年4月には、ニューヨーク証券取引所において、金融機関を介さない直接上場で、新規株式公開が行われました。
2018年6月末現在、月間アクティブユーザー数が1億8,000万人に達するなど、Spotifyは利用者数が世界1位の音楽配信サービスになっています。
Spotifyは、「Free」と呼ばれる無料版と、「Premium」と呼ばれる有料版の2種類を用意しています。広告が表示されたり、シャッフルプレイができなかったりするなど、無料版にはいくつかの制限が設けられています。
有料版のSpotifyは、月額980円で利用可能です。8,300万人もの有料会員を、Spotifyは抱えています。
有料版のSpotifyのみAmazon Echoで利用可能
Amazon Echoと並び、人気のあるスマートスピーカーがGoogle Homeです。Google Homeでは、以前からSpotifyの利用が可能でした。ところがAmazon Echoは、アメリカではSpotifyを使えましたが、日本では利用不可となっており、その後、2018年11月にようやく日本でもSpotifyが利用開始されました。
注意しないといけないのが、Amazon EchoはSpotifyの有料会員のみ連携可能な点です。とはいえGoogle Homeでは利用可能で、なおかつ、音楽配信サービスとしては最大のユーザー数を抱えるSpotifyがAmazon Echoで利用可能な音楽配信サービスに追加されるのは、Amazon Echoユーザーにとって大きなメリットになるでしょう。
Amazon EchoでSpotifyを聴くための準備
Amazon EchoでSpotifyの音楽配信サービスを利用するためには、Amazon EchoとSpotifyとを連携させる必要があります。
Spotifyの利用方法は簡単です。最初に、Apple StoreないしはGoogle Playから使用中のデバイスに、Amazon Alexaアプリをダウンロードし、インストールを行ないます。Alexaアプリを登録すると、Amazon Echoに接続が可能になります。
続いて、Amazon Alexaアプリをスマートフォンあるいはタブレットで起動しましょう。Alexaアプリから「設定」、「ミュージック」の順番でタップすると、Spotifyのアカウントが表示されます。Spotifyアカウントを持っている場合は、ユーザー名とパスワードを入力すると、Spotifyのアカウントへのリンクが張られます。
最後に、自分の好みで、SpotifyアプリをAmazon Echoのデフォルトの音楽プレイヤーとして設定します。「デフォルトの音楽サービスを選択」でSpotifyを指定すると、作業は完了です。
Amazon EchoでSpotifyの曲を聴く方法
Amazon Echoで音声指示を行なうには、「Alexa、Spotifyを再生して」や「Alexa、Spotifyでジャスティン・ビーバーの曲を再生して」と命令する必要があります。デフォルトの音楽サービスにSpotifyを登録している場合には、「Spotifyで」と指定する必要はありません。
Spotifyの音楽をAmazon Echoで聴くには、有料ユーザーないしは、1カ月の無料トライアルを利用する必要があります。ただし、DRM保護(デジタル著作権保護)されるため、Spotifyの音楽をほかの音楽プレイヤーでのストリーミング再生はできません。
ただし「Spotify音楽変換」というアプリを使用しますと、Spotifyでの音楽やプレイリストが、MP3、AAC、WAV、FLACなどに変換されます。変換した音楽ファイルをAmazon Musicに転送すると、Amazon Echoで直接音楽再生が可能になります。
なお、Spotify音楽変換はWindow版とMacOS版の2種類が用意されています。
最大利用者数を抱えるSpotifyの有料版に登録しよう
Spotifyの無料版をAmazon Echoでは利用できません。しかし、Spotifyの有料版を登録すると、Google Home同様に多くの曲の利用が可能になります。
1カ月限定の無料トライアル版もSpotifyは用意しているので、ぜひSpotifyの利用をAmazon Echoで試してみてはどうでしょう。