家電を遠隔操作することでこんなことが可能に!
真夏の猛暑日に仕事から帰宅してまずやることは、来ていた服を脱ぎ、汗をぬぐい、熱気たっぷりの室内を換気しつつエアコンをオンにして部屋の中を冷ます、そんなところではないでしょうか?
しばらくして部屋が冷えて来たらようやく落ち着いて、テレビをつけてキンキンに冷えたビールをグイッと飲み干す、という人も多いでしょう。
ふと気づくと、昼間の熱気のせいでペットの具合が悪くなっていることに気づいたり、出しっぱなしにしたペットボトルの中身が恐ろしいことになっていたり……なんていうこともあるかもしれません。
あるいは真冬の寒い日、帰宅したらまずは冷え切った室内を暖めるためにエアコンを全開にして床暖房を入れて、程よい室温になるまで凍えながら我慢して、スープを飲むためにお湯を沸かし始める、という人も多いことでしょう。
もし、エアコンや床暖房、湯沸かしなどをスマートホーム(スマートハウス)で遠隔操作できたらどうなるか、イメージが湧きますか?
退社時間になって会社を出る直前に、カーテンを閉めてエアコンや床暖房をオンにしておき、最寄り駅を降りたらお風呂のお湯を沸かし始め、玄関の前に着く頃にはリビングの照明がふんわりと明るくなり始める、そんなことが可能です。
スマートホーム(スマートハウス)で遠隔操作の実現によって、帰宅したらすぐに、快適な空間を味わう事ができるのです。
それだけではありません。ペットを飼っているとしたら、旅行中に元気に留守番しているか?家の中や外で変わったことは起こっていないか?不審な人が訪ねて来たりしていないか?鍵はちゃんと閉めて来たか?色々と心配になることがあると思います。
そこで役立つのが、セキュリティカメラやセンサーの遠隔操作です。
スマホによるスマートホーム(スマートハウス)の遠隔操作で、屋内外に設置したセキュリティカメラに映っている映像をリアルタイムでチェックでき、スピーカーやマイクが内蔵されているものもあるため、画面越しに音声のやりとりをすることも可能です。
カメラはアプリを通じて上下左右に角度を変えられるものもありますので、もし最初の画面に観察したい対象が映っていなくてもカメラを動かして探し出すことができます。
挙げたらキリがありませんが、このように家電を遠隔操作することができるスマートホームは、大きな安心や優れた快適性をもたらしてくれます。
初心者でも導入しやすい遠隔操作が可能なIoTデバイスをご紹介!
今回ご紹介するのは、設定や操作等が難しいものはありません。初心者でも容易に導入しやすいスマートホーム(スマートハウス)の遠隔操作デバイスをご紹介します。
mouseスマートホーム
メーカー:マウスコンピューター
参考価格:24,800円
デバイスを一括操作するために必要なルームハブに、プラグ、LEDライト、モーションセンサー、ドアセンサーなどがセットになったスターターキットが2万円台というお手ごろ価格で販売されています。
スマホやタブレットに専用アプリをインストールしておけば、外出中でも室内環境のチェックや、各家電のオン・オフ、設定の変更などができます。
eRemote
メーカー:Link Japan
参考価格:9,680円
メーカー、年式、型番等に関係なく、赤外線リモコンが付いている家電は専用アプリをインストールしておくことでオン・オフなどのコントロールをすることができます(対応していない家電がある可能性もあります)。
留守中でも定期的に照明をオン・オフにすることで、誰かがいるように見せかけたり、女性の一人暮らしでも帰宅前に照明をつけておいたりすることで部屋を特定される確率が大幅に減少します。
このように、トータルで様々な家電を遠隔操作できるスマートホーム(スマートハウス)基幹製品のほか、次のようなデバイスも多数販売されています。
アボットライリー
メーカー:サンワサプライ
参考価格:29,780円
キャタピラがついた移動式のセキュリティカメラです。全長わずか12cmと超小型にも関わらず、搭載されている機能は実に多彩で、リアルタイムにカメラに映る映像をチェックできるほか、
・ラジコン感覚でスマホから本体を遠隔操作できる
・本体を前後に移動させられるほか、カメラを上下左右に動かすこともできる
・多少の凹凸は乗り越えられ、もし転倒しても自力で起き上がれる
・充電器の近くに持っていくと、自分から充電器に乗って充電を始める
・静止画や動画の撮影もできるほか、双方通話もできる
といった機能を兼ね備えています。
Qrio Smart Lock
メーカー:Qrio
参考価格:19,440円
サムターンの上から被せるだけで、特別な工事や鍵の交換等を行うことなくドアの施錠・解錠ができるデバイスです。
Qrioハブ(参考価格:8,800円)と組み合わせることで遠隔操作ができますので、鍵を閉め忘れた場合でも外出先から施錠ができるほか、ロックキーをLINEやFacebookで共有できますので、親しい人にだけ教えることも可能です。
このように、各メーカーから初心者でもカンタンに設定や操作が行える、遠隔操作に対応したスマートホーム(スマートハウス)デバイスが発売されています。
なお、対応している端末やOS、それぞれのデバイスを制御するためのアプリ、Wi-Fi環境やその他の通信環境など、デバイスによって必要な条件は異なりますので、詳しくは各デバイスの商品説明等をご確認ください。
いつでも安心を身近に感じられるスマートホーム!
離れていてもリアルタイムに家の中や外の様子を確認でき、必要に応じて家中の家電を最適に制御することができるようになれば、大きな安心をいつでも身近に感じながら生活することができます。
日本でのスマートホーム市場はまだまだ未成熟ですが、各メーカーから実に色々なデバイスが発売されています。
今のうちからチェックして、時期を見て導入するのも良いのですが、今回ご紹介したようなデバイスはそこまで高価ではありませんので、手軽に導入できるスマートホーム(スマートハウス)の遠隔操作デバイスとして試してみるのも良いのではないでしょうか。