ミサワホームについて
大手ハウスメーカーであり不動産会社のミサワホーム株式会社は、住宅の設計、製造、施工、販売を行っています。
特に、ドイツの美術・建築に関する学校「バウハウス」の考え方に共感したとされているそのデザインは評価が高く、2013年まで24年連続で「グッドデザイン賞」を受賞していることからも、その実力の高さがうかがえます。
環境を育む、暮らしを育む、家族を育む、日本の心を育むという4つの「育む」を掲げるミサワホームが提供するスマートホーム(スマートハウス)について、詳しく見ていきましょう。
ミサワホームの提供するスマートホーム(スマートハウス)の特徴
ミサワホームの提供するスマートホーム(スマートハウス)はエネルギーの自給自足を図ることで使用量を抑え、また調節する仕組みを持っています。創エネ、蓄エネ、省エネ、調エネの4つの視点からその特徴をご紹介します。
・創エネ
まずは太陽光発電による創エネです。日の出とともに稼働し始め、日没と同時に停止します。自動運転のため、外出や旅行を安心して楽しめるほか、停電時には自立運転に自動で切り替わります。
創られた電気は家庭内の各電気機器に供給、余った分は自動的に電力会社に売電されます。
創エネには他にもガスや灯油などから水素を取り出して空気中の酸素と反応させることで発電する家庭用燃料電池(エネファーム)、太陽熱を暖房などの熱源として利用する太陽熱利用などがあります。
・蓄エネ
就寝中に深夜電力を蓄えておき、活動中の電気消費量が多い時に使うなど賢く安心に電気を蓄えることができます。機種によっては、停電時でも太陽光発電システムで創られた電気を蓄えることも可能です。
もちろん太陽光発電システムと連携しなくても単独で一定時間稼働してくれますので、災害時などにも安心です。
・省エネ
建物の構造などに関わらず、オリジナルの工法によって住宅全体に高い断熱性や気密性を持たせることで、エネルギーロスを極限まで少なくする工夫がなされています。
自然の風や光を上手に取り入れて快適な空間を創り出す「パッシブデザイン」と融合させることで、より高い省エネ効果を得ることができます。
・調エネ
あらゆる機器をネットワークで繋ぎ、目に見えないエネルギーの消費量を「見える化」して管理するHEMSを導入しています。
エネルギーの消費量、発電量、料金などがひと目で分かるため、省エネ意識もより高まるほか、今後は外出先からでもスマホ一つで家電の遠隔操作が可能なネットワークサービスが提供されるとのことなので、そちらも楽しみです。
ミサワホームの提供するスマートホーム(スマートハウス)には、このような特徴があります。そしてさらに一歩進んだサービスが次にご紹介する「LinkGates」と呼ばれるサービスです。
IoTを活用したサービス「LinkGates」にも注目!
近年IoT技術の進化に伴って、住宅をスマート化する技術やサービスもどんどん登場しています。
一歩先のIoTライフサービスとして、ミサワホームはスマートホーム(スマートハウス)「LinkGates」を提供しています。
ホームゲートウェイを通して各種機器やセンサーをネットワーク化するサービスで、省エネ、安心、安全、快適といった4つの要素を一元的に制御できるようになるものです。
ここでは、住宅展示場で体験できる「LinkGates」サービスの一部をご紹介します。
・ユカイ工学「BOCCO」
BOCCOはスマホのアプリと連動させることで、外出先からでも留守番中の家族とメッセージをやり取りすることができるほか、玄関に取り付けたセンサーが反応するとスマホに通知され「こんにちは」などのメッセージを発してくれます。
・ロビット「mornin’」
起床時間になると自動でスルスルとカーテンが開き、太陽光を浴びることで睡眠ホルモンが抑制されて快適に起きられるようになるという眠りの科学に基づいて作られたのが、このmornin’です。
・グラモ「iRemocon HEMS」
エネルギーを「見える化」するHEMSと、各家電のリモコンをスマホ一つで操作できるiRemoconがセットになっています。温度、湿度、照度などを外出先からも確認でき、音声操作のみでそれらの家電を操作することも可能です。
・LIXIL「スマートエクステリア」
屋内外、カーポートなどの映像チェック、録画、音声でのやり取りが可能なほか、宅配ボックスなども制御することができ、ホームユニットとの連動で外出先からでも荷物の受け取りや取り出し状況などを確認できます。
このように、ミサワホームはIoTが進む現代において、住宅用エネルギー技術以外においても様々な取り組みを行っています。
今後の技術開発や新サービスに期待!
エネルギー技術だけでなく、各IoT製品を連携させたサービスを展開しているミサワホームは、スマートホーム(スマートハウス)の分野で、経済産業省からの委託を受けて様々な機器を安全に連携するための検証を行っています。
今後もどのような新しい形のサービスを開発・提供してくれるのか、楽しみですね。