そもそもスマートホーム(スマートハウス)ハブって何?
ハブとは、ものすごく簡単に言うと「コンセントのたこ足配線」のようなものです。
通常の家庭用コンセントといえば1口あるいは2口のところが多いのですが、それでは電源が足りないことがあります。そんな時、複数のコンセントがついたたこ足配線を使うことで3口分にも4口分にもなります。
PCで言うと、例えばUSBポート(接続口)が1口しかないけれどUSBコネクタが付いたHDDや外付けスピーカーを同時に使いたい、という場合、やはり同じようなたこ足配線型のUSBハブと言われるアクセサリを利用します。
このように、ハブは複数の機器を接続・分岐させるアクセサリであるということになります。
ただ、基本的にハブ自体はIPアドレス等を持っていませんので、ルーターと違ってネットワークに接続することはできません。別途、ネットワークに接続する必要があります。
*インテリジェントハブはIPアドレスを持っているものもありますが、本記事との関連性は薄いためここでは割愛します。
理解が難しいという方は、「ハブ=たこ足配線のようなもの」と覚えましょう。
スマートホーム(スマートハウス)ハブにはどんなものがある?
まずは、Googleが発売しているスマートホーム(スマートハウス)ハブをご紹介します。
Google Home(参考価格24,840円)
小型の円柱形のボディにはWi-Fi、Bluetooth、スピーカー、マイク、イルミネーションライト、タッチコントローラーなどが搭載されています。
対応している製品を登録しておくことで、例えば「OK Google」と話しかけるだけで、音声アシスタント機能「Google アシスタント」が反応し、音楽や動画を部屋のテレビに流す、照明をオンにするといったことも可能です。
Google アシスタントにはAIも搭載されていますので、会話を重ねていくうちにユーザーの行動パターンなどを学習し、より最適な行動を取るようになっていきます。
続いて、Google Homeの強力なライバル、Amazonが発売しているスマートホーム(スマートハウス)ハブをご紹介します。
Amazon Echo(参考価格32,000円)
Amazonが開発したAI「Alexa」が搭載されていて、質問に答えてくれる他、音楽や動画などを再生したり、ニュースを読み上げたり、スポーツの結果や天気予報なども教えてくれます。
もちろん、AmazonですからKindleの書籍を読み上げたり、ショッピングをしたりすることも可能です。接続したIoT製品を音声一つで制御することができる優れものとなっています。
AI搭載ですので、Google Homeのように会話を繰り返すことで学習し、どんどん賢くなっていきます。
続いては2017年12月にアメリカ・イギリス・オーストラリアで発売予定のAppleのスマートホーム(スマートハウス)ハブです。
日本での発売は2018年以降でまだ詳しい時期は分かっていませんが、iPhoneユーザーが多い日本では注目の的になることは必至でしょう。
Home Pod(価格未定)
GoogleやAmazonに遅れをとった感がありますが、Appleも負けじとスマートホーム(スマートハウス)ハブを発売することが決まっています。
メッセージを送信したり、ニュースやスポーツの結果などを読み上げたりできるほか、Appleが誇る音声アシスタント機能「Siri」も搭載されていますので、Siriに話しかけることで接続されている他のデバイスを操作することができます。
例えば照明をつける、消す、玄関を施錠する、ブラインドを下ろす、お湯を沸かす、お風呂のお湯を入れる……など様々なシーンでの活躍が予想されます。
「驚くべき音質を実現する」とAppleが宣言しているように、特に「音質」に関してはかなり期待できそうなスマートホーム(スマートハウス)ハブです。
その他、Naranの<a href=“https://prota.info/prota/s/” target=“_blank”>プロタS</a>(参考価格11,858円)も人気がある製品です。
WeMo、Philips、Nestサーモスタット、Augustスマートロックなど様々なメーカーの製品と互換可能で、それらを上手に接続して活用すれば、あらゆるIoT製品をオートメーション化できます。
NaranのプロタSは初期設定が複雑で初心者には難しかったり、説明が不足していたりといった問題点や課題もありますが、それを乗り越えて実際に利用しているユーザーからの評価は高いものがあります。
パソコン自体をハブにする試みにも注目!