最近よく聞く「スマートホーム」って何?
家庭内のエアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機などの家電製品をネットワークで繋げて一括管理・コントロールしたり、あらゆる情報を得ることができるようになったりした住宅のことをスマートホーム(またはスマートハウス)と呼んでいます。
ネットワークに繋げることでスマホなどでの遠隔操作が可能となり、家にいなくても様々な操作を行ったり、情報を取得したりできるようになりました。
一例ですが、スマホのアプリを通して、
・玄関の鍵を施錠・解錠する
・帰宅直前にエアコンや照明をオンにする
・会社を出る時間にお風呂を沸かし始める
・起床時にテレビがついたりお湯が沸いたりする
・切り忘れた電化製品のスイッチをオフにする
・室内の温度が一定以上になったら自動でエアコンが作動する
といった設定や操作が可能なほか、
・実家で一人暮らしの母の動きが通知される
・留守中の子供やペットの動が通知される
など、これまででは知り得なかった情報も容易に取得することができるようになったのです。
このスマートホームの登場によって従来よりもさらに便利で快適なライフスタイルが実現したほか、見えない情報の可視化により安心も生まれ、省エネなどにも貢献できるようになりました。
ネットワークに繋がり、一括管理やコントロールできる家電製品を特に「スマート家電」などと呼んだりもしますが、今回はその中でも玄関などのスマートホーム(スマートハウス)化されたドアについて解説していきます。
スマートホーム(スマートハウス)ドアの機能って?どんなことが可能なの?
まずは電子錠です。
様々なメーカーからドアに取り付ける電子錠が発売されていますが、主な機能として「スマートロック」があります。
対応製品をスマホにダウンロードしたアプリなどに登録しておくことで、Wi-FiあるいはBluetooth経由で遠隔操作によってドアの施錠や解錠を行えるというものです。
外出先でふと「鍵を閉め忘れたかも知れない」と思った時、これまでであれば面倒だけど帰宅して確認するか、閉めたと自分を信じるかの二択でした。
ところが電子錠では、スマホの画面上で施錠されているか解錠のままになっているかが確認でき、もし解錠のままであればその場でスマホを操作して施錠する、ということが可能なのです。
それだけではありません。例えば電子錠とカメラを組み合わせると、訪ねてきた人の顔を見て解錠するかどうか判断することもできます。
つまりあなたが自室にいても、外出先にいても、誰が来たのかを確認でき、必要に応じて解錠できるということです。
子供が19時に帰宅すると言っていたので、それに合わせて19時に帰ろうと思ったら、思いの外子供の方が早く帰って来てしまい玄関でポツンと待たせてしまうことになってしまった、といったことも防げます。
他にもある!スマートホーム(スマートハウス)ドアの様々な機能!
スマートホーム(スマートハウス)ドアの機能は施錠と解錠だけではありません。中には「ドア開閉センサー」や「人感センサー」といった機能が付いている製品もあります。
開閉センサーは文字通りドアの開閉を感知して、その情報をリアルタイムにスマホなどに通知することができる機能、人感センサーは主に赤外線で人を感知してスマホなどに通知することができる機能です。
これによって、まずは「留守中に不審なドアの開閉があった場合」や「何者かが近づいた場合」に即座に把握することができますので、空き巣対策にもなります。
また、実家に開閉センサー機能付きのスマートホーム(スマートハウス)ドアを設置することで、日々ドアが開閉されているかを知ることができます。
例えば「実家で母親が一人暮らしをしている」という場合、ドアを開閉しているかを確認することで、元気に暮らしているかをある程度把握することができますし、開閉されていなければ「何かあったかも知れない」と判断し行動することもできます。
その他、事前に家族の顔などを登録しておくことで、ドアの開閉と同時に「誰が」開閉したのかをスマホに通知する機能を備えている製品もあります。
この機能を利用すれば、子供の帰宅を待つことなく買い物に出かけても、無事に帰宅したことを知ることができます。
このように、各メーカーから様々な機能が搭載されたスマートホーム(スマートハウス)ドア製品が開発・販売されています。
玄関だけじゃない!居間やトイレのドアにも設置OK
今回はスマートホーム(スマートハウス)ドアの様々な機能や便利さ、安心性などについて解説してきましたが、もちろん設置が可能なのは玄関のドアだけではありません。
居間、トイレ、お風呂、寝室などのドアにも設置が可能ですので、小さい子供がいる家庭や高齢者がいる家庭も留守中の安心感が違いますし、離れて暮らす家族を常に見守れる安心感もあります。
スマートホーム(スマートハウス)ドアの登場によって、これまで目に見えなかった部分が手に取るように分かり、より深い安心が得られるようになったのは間違いありません。
これからさらにどんな進化を遂げていくのか、考えただけでもワクワクしてきませんか?