Google Home MiniとGoogle Homeの大きな違いが分かったところで、次は実際に使う上で重要な「できること」や「音質」などの違いについて、詳しく見ていきましょう。
Google Home Mini、Google HomeどちらもGoogleのAI音声アシスタント「Googleアシスタント」が組み込まれています。
「Ok Google」「ねぇGoogle」というウェイクワードで起動し、ユーザーのさまざまな要望に応えてくれます。本体の大きさに違いがあるからといって、Googleアシスタントにできることに違いがあるという訳ではありません。そのため、Google Home MiniもGoogle Homeも「できることは一緒」ということになります。
では、なぜ大きさに違いがあるのでしょうか?ヒントはGoogle Home MiniもGoogle Homeも「スマートスピーカー」であるということです。つまり、スピーカーが本質ということになります。
公式サイトのスペックによれば、Google Home Miniのスピーカーは「40mmドライバー採用360°サウンド」であるのに対し、Google Homeのスピーカーは「2インチドライバー、2インチデュアルパッシブラジエーター搭載のハイエクスカーションスピーカー」という違いがあります。
これらのことから、Google Home MiniとGoogle Homeには低音の出方に違いがあると言えるでしょう。
では、実際に購入するならどちらが良いのか、そんなに違いがあるのかと思う人も多いかもしれません。
Google Homeが“低音が得意”というのは、あくまでGoogle Home Miniと比較した場合です。一般的な音楽鑑賞用の高音質スピーカーと比べると、正直「音質が良い」とは言い難いでしょう。
低音が出すぎるおかげで、モコモコと“こもって”聴こえてしまうこともありますし、逆にGoogle Home Miniの方は、シャリシャリして安っぽいサウンドに聴こえてしまうこともあるのです。
これらは、好みや、再生する楽曲のミックスバランスなどによっても違いがあるため、一概に「Google Home(またはGoogle Home Mini)が良い」と言い切れるものではありません。
また、設置する場所や置き方によっても多少違いが出てきます。
例えば広めの部屋に設置するならGoogle Homeを購入し、本体の下にインシュレーター(※)を挟むといった方法も良いでしょう。しかし、自室でしか使わない場合や、そこまで音楽を聴かない、あるいは音質を重視する訳ではないという場合はGoogle Home Miniを購入するなど、何を重視するかによって選び方は変わってきます。