ついにカーテンまでもがスマート化する時代に
2012年にパナソニックがエアコンや冷蔵庫、電子レンジや血圧計などのスマート家電の販売を開始し、それが一般的なスマート家電普及の始まりでした。
ただし、スマートフォンにつながる家電というインパクトは大きかったですが、洗濯機の洗剤の適量を表示したり、節電情報を表示したりと、機能はかなり限定されていました。
現在のスマート家電をはじめとするIoT製品はAIアシスタントを搭載したスマートスピーカー(Amazon EchoやGoogle Homeなど)に接続して音声で操作ができたり、クラウドAIに接続して様々な情報を得ることができたりと目を見張るような進化を遂げています。
そして、IoT化されるものも多種に及ぶようになりました。スマートライトやスマートロック、家電リモコンなどを取り入れた家全体をスマート化したスマートホームも登場しています。
身近にあるあらゆるものがインターネットに接続され、本来の機能にプラスして様々な機能を持つようになりましたが、IoT化の波は家電にとどまらず、カーテンにまで及ぶようになりました。
eCurtainはスマホや音声でカーテンを開閉
このeCurtainは日本国内初となる、Wi-Fiに接続して電動で開閉を行うスマートカーテンです。簡単に設置できる専用のカーテンレールと電動モーターを使用しますが、カーテンレールの形状などは問わず、どんなカーテンにも設置できます。
ただ、Wi-Fi環境がない場合はeCurtainの導入前にまずWi-Fi環境を整えておく必要があります。
このeCurtainの優れている点は、スマートフォンアプリを通じてはもちろんのこと、AIアシスタントに対応し、音声でカーテンの操作ができることです。
これまでにも、アプリでの操作が可能なものはありましたが、音声で操作ができる本格的なスマートカーテンはこのeCurtainが初になるようです。
AIアシスタントはGoogleアシスタント、Amazon Alexaの2種類に対応しています。日本で現在普及しているスマートスピーカーは主にこの2種類のAIアシスタントを利用しているので、導入しやすいのではないでしょうか。
将来的には、AppleのAIアシスタントのSiriや、MicrosoftのCortanaなどにも対応してくれると、さらに普及しやすくなるでしょう。
毎朝起きてカーテンを開けて、出掛ける前にはカーテンを閉める、このルーティンワークが億劫だという方には願ってもない製品であると言えます。
eCurtainの導入でこんなことが可能に!
スマートフォンや音声でカーテン開閉が可能なのはもちろん、タイマー機能を使用してカーテン開閉の予約も可能です。
起床時間に合わせてカーテンが開くようにセットしておけば、朝は窓から注ぎ込む太陽光で爽やかにスッキリ目覚めることができます。
朝の強い太陽の光は人間を活動的な状態に保つ交感神経を活発にする作用があるといわれています。特に朝が苦手な方は活用してみる価値がありそうです。
曜日ごとにタイマー設定ができるので、仕事のある平日は出勤時間に合わせて、休日はいつもより少しゆっくりなど、予定に合わせてセットするといいでしょう。
スマートフォンを使用すると外出先からもカーテンの状況の確認、開閉が可能になります。うっかりカーテンを閉め忘れて出かけた時でも安心です。また、ペットが留守番している場合などは、室温管理のためにカーテンを開閉したり、帰宅が遅くなる際に留守を悟られないようにカーテンを作動させたりすることもできます。
さらに、eCurtainを販売しているリンクジャパンのスマートリモコン、eRemoteシリーズと組み合わせれば、カーテンのみならず、テレビ、エアコン、照明、オーディオなど、リモコン付きの家電をまとめて操作することが可能になります。
インテリアの邪魔にならず、簡単な設置作業ですぐに利用できるeCurtainの取り付け方法はいたって簡単です。電気工事などは必要なく、それまで使用していたカーテンレールを取り外す必要もありません。いったんカーテンを取り外してから、すでにあるカーテンレールにeCurtainを取りつけるのみです。
約15分程度しかかからない簡単作業で、煩わしいカーテンの開閉作業から解放されます。カーテンを動かす電気モーターはカーテンの後ろに隠れた状態になるため、インテリアにこだわりのある方でも抵抗なく取り入れやすいのではないでしょうか。