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スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.02.20

【レビュー】Pixel3はAIスピーカーの代わりになるか、それ以上か。(後編)

記事ライター:Yuta Tsukaoka
alyssa.play

Pixel3は、AIスピーカーとスマホのハイブリッド

amazon echo spotとpixel3とstand
(撮影:Yuta Tsukaoka)

昨年11月に発売されたPixel3を筆者も今年になってようやく手に入れた。アンボクシング(開封の儀)やカメラ、その他スマホとしての基本機能の解説やレビュー記事はすでに溢れているので、iedgeらしくAIスピーカーとしてのPixel3」について解説したい。

まず言えるのは、これがAIスピーカーとスマホのハイブリッド」であるということだ。

本記事の前編でも少し触れた「Pixel Stand」という純正充電スタンドを利用することで、そこに立てかけておけばGoogle Assistantが待機状態になり、AIスピーカーのように「OK、Google」の呼びかけに応えるようになる。

つまり、持ち歩いている間はスマートフォンであり(当然だ)、家で充電中はAIスピーカーになるというわけだ。

Pixel Standを検討すると必ず浮かぶ疑問

Pixel3に興味を持ち、すこしでもPixel Standの購入を検討したユーザーが共通して持ったであろう感想がある。「これ、なんでAIスピーカーよりも高いんだ?」という当然の疑問だ。

Pixel Standは9,504円(執筆時点の税込価格。以下全て同じ)、Google Home miniは6,480円なので、3,000円以上も高い。しかも、Google Home miniはしょっちゅう半額セールをやっているので、Pixel Standを買う理由が希薄だ。

もちろん、GoogleもPixel Standを消費者に買わせるための方策には余念がない。なんと、サードパーティの無線充電器では急速充電モードが制限されているのだ。

つまり、AIスピーカーとしてPixel3を使いたいかどうかに関わらず、無線の急速充電が必要な消費者には他の選択肢がないというわけだ。

ちょっとひどすぎないだろうか?

Pixel StandとPixel3の組み合わせは「安価なAIディスプレイ」になる

机の上にAmazon Amazon echo spotとpixel3(スタンド)とiPad proが並んでいる様子
(撮影:Yuta Tsukaoka)

とはいえ、「Don’t be Evil(悪を為すな)」が社是のGoogleだ。当然、価格なりのメリットが消費者にあると信じて擁護してみたい。

まず、Google Home miniと比較して便利なのは、当然ながら「画面があること」だろう。

たとえば、分かりやすいところだとGoogle Home miniを始めとした外部スピーカーで再生中の楽曲を画面に表示してくれる。筆者はだいたい音楽を流しながら仕事をしているので、まぁまぁ気が利いているなという程度には評価しているポイントだ。

また「近くのパン屋さんは?」というような質問では地図と近隣のパン屋を一覧で画面表示するのも便利といえば便利だろうか。

「2001年宇宙の旅の主演俳優は?」のような質問にも、いくつか参考サイトを画面上に表示してくれる。

今のところ、Google Assistant搭載のAIディスプレイは「Google Home Hub」を始めとして日本未発売だし、ドル価格で見ればPixel Standよりも高価なので、ひとつのメリットと言えるだろう。

しかしあと1歩、頑張ってほしい

Google Home Hub
(画像引用元:Google)
https://store.google.com/us/product/google_home_hub?hl=en-US

というわけで、GoogleとしてはPixel Standを「Pixel3を通じて安価にAIディスプレイを体験するためのオプション」として位置づけていると考えれば悪くないもののようだ。

しかし、やはりもう1歩、頑張って欲しいところがある。

先に例として「Google Home Hub」を挙げたが、この製品は名前の通り、IoT家電のハブとして機能するのが売りの一つとなっている。Amazon Echo ShowAmazon Echo Spotにあるような、家電コントローラーとしての側面だ。

これが、Pixel3とPixel Standの組み合わせだと実現できない

ここでくるっと手のひらを返すが、正直、スマートフォンがスタンドで充電されているシチュエーションでは、たいてい近くにPCがあるのでここまで「メリット」として説明してきた楽曲や検索結果の画面表示には大きなメリットを感じないのだ。

ベッドサイド用にもうひとつPixel Standを購入するならそこにメリットも感じやすくなるのだろうが、そのために合わせて19,000円の買い物をするような金銭感覚の持ち主は決して多くないだろう。

しかし、家電コントローラーとして機能するのであれば、Pixel Standにも価値がある。それはPCからは操作できないからだ。

しかし、その機能がいつか実装されるまで、私はこの製品を「おすすめ」と言うことはできない

結論、買うほどのものでもない

Google pixel3
(画像引用:Google)
https://store.google.com/jp/collection/accessories_wall

というわけで、結論としては「買うほどのものでもない」というのが正直なところである。

Pixel3を無線で急速充電したいなら他の選択肢もないので仕方がないが、充電は付属する有線ケーブルで行い、9,500円でGoogle Home miniとAnkerのモバイルバッテリーを買ったほうが満足度は高いだろう。

ホームコントロール機能の実装は純粋にソフトウェア的な課題でしかないので、いつの日か ――できればPixel4が発売される前に解決してくれることを願う。

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