IoT化が進む現代、新たな時代が到来するのは間近?
現在、IoTと呼ばれる、インターネットとモノが繋がる時代が到来しています。
あらゆるモノがIoT化されてネットワークに繋がることで、生活の情報などの細やかなビッグデータが収集されます。それらの情報をAI(人工知能)によって解析することで、
・様々な社会問題の解決
・新たな価値の創出
・新たなビジネスモデルの構築
などが可能になり、まさに「新時代」の到来が現実のものとなりつつあります。
その一つとして今話題沸騰中の「スマートホーム」ですが、国内外におけるスマートホーム(スマートハウス)の市場規模はどれくらいの大きさなのでしょうか。また、今後の動向はどのように予想されているのでしょうか?
スマートホームとは?
スマートホーム(スマートハウス)の市場規模の話に移る前に、先にスマートホームについて少し触れておきます。
従来、日本におけるスマートホームは「エネルギー・コントロール」に分類されます。
例えば「HEMS(Home Energy Management System)」に代表されるように、主に太陽光発電システムや家庭用燃料電池システムで電気を創り、家庭用エネルギー管理システムを通して「エネルギーの効率利用化」を行い、「省エネ」「蓄エネ」「創エネ」を実現する住宅をスマートホームと呼んでいました。
一方、諸外国(特に北米)は、「エネルギーの効率利用化」以外の「ホーム・セキュリティ」「ホーム・ヘルス」「エンターテイメント」などの部分にも着目して、開発に力を入れています。
具体的には、
・侵入者の防止を防ぐためのセキュリティシステム
・ペットや子供を見守るモニタリングシステム
・介護者や遠隔地の患者を管理するシステム
・オンラインゲームやビデオ等
などのIoT製品が開発され、流通しています。
続いて、スマートホーム(スマートハウス)の市場規模について見ていきましょう。
スマートホーム(スマートハウス)の市場