熱中症を防ぐためにもエアコンの制御は大切!
近年、日本でも夏の暑さが問題となっていて、毎年多数の熱中症患者が救急車などで病院に運ばれるケースが多くなりました。
屋外にいる場合はもちろんですが、屋内にいても熱中症になってしまう危険性が高く、水分補給と並んで室温の管理は非常に重要な熱中症対策とされています。
特に高齢者や子供が自宅にいたり、ペットを飼っていたりするという方はしっかりとした対策が求められています。
そこで、スマートホーム(スマートハウス)で「エアコンの適正制御」ができるようになれば、かなりの確率で熱中症を事前に防げるのではないかという期待が高まっています。
スマートホーム(スマートハウス)のエアコン制御機能の中には、温度センサーが搭載されていて、一定の温度を超えると自動で設定した温度を保つようにエアコンを動かしてくれたりするものもあります。
具体的にどういったデバイスが販売されているのか、その特徴などと併せてご紹介します。
エアコンを適正制御するためのおすすめIoTデバイスをご紹介!
各メーカーから様々なIoTデバイスが発売されていますが、その中から人気が高い製品の特徴や価格などをいくつかご紹介します。
なお、ご紹介するのはスマートホーム(スマートハウス)のエアコンの適正制御以外にも様々な機能を兼ね備えたデバイスですが、ここではその他の機能については割愛させていただきます。
Link Japan「eRemote」参考価格:9,348円
eRemoteは学習機能が搭載されているリモコンで、エアコンのリモコンが発する赤外線を「記憶する」ことができます。
スマホなどにeRemote専用の無料アプリをインストールしておくことで、そのアプリを通じて外出先からでもエアコンのオン・オフ、温度調整、モード調整などが可能になります。
本体に温度センサーがついていますので、温度を確認しながらエアコンを制御することもできますし、9時~19時まで室温が28度になったら自動で27度になるようにエアコンを作動させる、といった設定も可能です。
マウスコンピューター「mouseスマートホーム・ルームハブ」参考価格:9,980円
mouseスマートホームの製品の一つであるルームハブも、eRemoteと同じように赤外線通信によってエアコンを制御することができます。
ハブ自体に温度、湿度センサーが搭載されていますので、専用アプリをインストールしたスマホなどからリアルタイムな情報をチェックしながら外出先からでも制御が可能です。
Nature「Remo」参考価格9,980円(10月発売予定)
Remoも同様に赤外線を通じてエアコンを制御可能なスマートホーム(スマートハウス)デバイスです。特にアプリの設定が簡素化されていて、わずか10秒程度でセットアップができますので、スマホに不慣れな方にも向いています。
各部屋の室温を別々に設定しておくことも可能なので、リビング、子供部屋、寝室などをまとめて管理することができます。
ラトックシステム「スマート家電コントローラー」参考価格:8,000円
同じく赤外線に対応しているエアコンであれば制御することができるスマート家電コントローラーは、2017年8月に発売されたばかりの最新デバイスです。
温度、湿度センサーも内蔵されているため、専用アプリをインストールしたスマホなどで、外出先から室内環境をチェックして必要に応じてエアコンをコントロールしたり、タイマー設定でオン・オフしたりすることも可能です。
*番外編!
デロンギ「マルチダイナミックヒーター」参考価格:43,110円(6畳~8畳用)
エアコンが必要なのは夏だけではありません。冬場も快適な室内空間を維持するためには欠かせないピースです。
こちらはiPhoneまたはiPadに限られてしまいますが、iOS10以降に新しく追加されたホームアプリを通じて、ヒーターを制御できます。もし外出先から操作したい場合はApple TVをホームハブとして利用すると良いでしょう。
各メーカーからこのように様々なエアコン制御可能なスマートホーム(スマートハウス)デバイスが発売されています。
メインとなる特徴はどのメーカーもほぼ一緒ですが、対応している赤外線、通信環境、専用アプリの操作性、設定できる項目などは違いがありますので、詳しくは各メーカーのサイトをご確認ください。
設定や操作は意外とカンタン。「見える安心」を手にしよう!
エアコンを外出先からスマートホーム(スマートハウス)で適正制御する…これまで考えられなかったそんなハイパフォーマンスを兼ね備えたデバイスは、このようにすでにいくつも開発され、販売されています。
・設定や操作が難しそう
・設置する費用が心配
といった方もいるかも知れませんが、今回ご紹介したエアコン制御スマートホーム(スマートハウス)デバイスのように、そこまで高価なものはありませんし、また設定や操作はアプリ上でできてしまいますので、そこまで難しいものでもありません。
「旅行したいけど夏だからペットを置いていくのが不安」
「夏場におばあちゃんを残して外出するのが心配」
今までそんな不安を抱えていた方も、これで「見える安心」を手にすることができます。
価格帯も数千円~数万円という「とりあえず導入してみても損ではない」レベルと言えますので、興味がある方はぜひ、各メーカーのエアコン制御スマートホーム(スマートハウス)デバイスをチェックしてみてはいかがでしょうか?