玩具ロイドの開発から教育向けロボットの開発に軸足を移したSphero社
Sphero社は「BB-8」や「R2-D2」などのスターウォーズキャラクターをアプリでコントロールできる玩具ロイドをリリースし、世界的ロボティックカンパニーとなったアメリカの企業です。
Sphero社は玩具ロイドの開発で得たテクノロジーを活かし、ロボットボールの操作で直感的にベーシックなプログラミング学習が行える教育向けロボットを開発し、既に全米にて1,000校以上で教材として採用されています。
国内でも2020年から小学校で必須化されるプログラミング学習に向けプログラミング学習に対する注目が高まるなか、Sphero社が発売中のロボットボールシリーズの機能を大幅に拡充し、「Sphero BOLT」としてリリースしました。
先進テクノロジーを活用して開発されたSphero BOLTは、楽しい遊びと充実した学びの両立を実現した創造性を養う教育向けロボットとしての機能を十分に備えていると言えるロボットボールです。
IoT技術に対応した学習向けロボットボールSphero BOLTとは?
Sphero社は以前からジャイロスコープや加速センサーを搭載したプログラミング可能なロボットボールを販売してきました。Sphero BOLTはロボットボールシリーズの最上級機種として、これまでのロボットボールの機能に加えて、次の機能を搭載し、さらなる機能充実を図っています。
・方位センサー
・光センサー
・赤外線送受信装置
完全防水で耐久性に優れた直径7.3センチのUVコート透明プラスチックシェルの中心には縦横に8個ずつ、全64個のLEDライトで構成されるドットスクリーンが装備されます。各種センサーの情報を光で知らせる働きと各LEDライトの色を指定してオリジナルのアニメーションを表現することができます。
従来機種が3時間の充電で1時間の稼働時間であったの対し、Sphero BOLTは6時間の充電で2時間を超える稼働時間となり、遊びやプログラミング学習を行うのに十分だと考えられる稼働時間を実現しています。
Sphero BOLTを最大15個収納し、充電できるキュリングケースは、教育機関での授業にSphero BOLTを用いる際に非常に便利なアイテムですが、Sphero BOLTの充電が非接点式であることが有効に働いています。
新しく搭載された赤外線送受信装置で操作するSphero BOLTが別のSphero BOLTを感知し追跡するゲームや群れを作って移動するなどのプログラミング操作を行うことができ、Sphero BOLTの可能性を広げています。
デジタルコンパスで方角を感知し、方位センサーで進行方向に対して自動で正面を向くエイミング設定も行え、光センサーで光量を感知し、明るさや光信号に反応するプログラミングも可能となりました。
Sphero BOLTをプログラミングしコントロールするためにはSpheroの教育専用アプリ「Sphero Edu “スフィロ イーディーユー”」が必要となりますので、次項ではSpheroの教育専用アプリSphero Eduを紹介します。
Sphero Eduとは?