自腹購入したSONOS Beamが来て1週間、我が家は(いい意味で)変わっていない
SONOS Beamを自腹購入して1週間が経った。46,800円と決して安い買い物ではなかったが、仕事柄、妻を説得するのは楽だった。
実際、気に入ってもいるようだ。音の好みは別として(この件については後半で触れている)、すくなくともテレビの標準スピーカーよりはいい音が出ているし、我が家では早いうちからAIスピーカーを導入しているので使い方についても戸惑いはない。
しかし、これといって何かが目覚ましく良くなったかと言えば、そうでもない。ふたりとも音にはうるさくないほうだし、前述のとおりAIスピーカーもすでに家にあるので新しさは感じないのだ。
良く言えば、いい意味で我が家は何も変わっていない。とはいえ、これでは購入を考えている読者の助けにはならないだろう。
そこで、この記事ではSONOS Beamの良し悪しを列挙してみる。
音声アシスタントの使い勝手は?
まず気になるのがやはりこれではないだろうか。
GoogleやAmazon以外のサードパーティメーカーが作ったAIスピーカーは数々あるが、サウンドバーになっているものは他にない。SONOS Beamを検討リストに入れる最大の理由になっているだろう。
Alexaとまったく同じ使い勝手(当然だ)
AIスピーカーとしての性能ということでいえば、まぁ、当然ながらAlexaとほぼ同等である。その本体はクラウド上にありサードパーティ製品もそこへアクセスしているのだから当然だろう。
ただ、細かな点で気が利いていると思えるところもあった。
呼びかけるとテレビの音量が下がる
日本の家庭事情だと、リビングにAIスピーカーを設置する際、テレビ台に置かれることが多いと思う。
となると困るのが、「アレクサ」と呼びかけるとテレビの音声を拾ってしまって指示がうまく通らないという現象だ。
その点、SONOS Beamはそれ自体がテレビに接続されたサウンドバーなので、自動でテレビの音量を絞ってくれる。これまでテレビ台に設置していたAmazon Echoにはイラッとさせられることも多かっただけに、これは歓迎すべきポイントだ。
定型アクションからの音楽再生には非対応
一方で、困っているのがこれだ。
Amazon Echoの機能に「定型アクション」というのがある。たとえば「おはよう」と呼びかけるだけで、その日の天気を読み上げ、照明を点け、カーテンを開け、音楽を鳴らす、といったような機能である。
SONOS Beamは今のところ、この定型アクションで音楽再生をする機能がない。AmazonがサードパーティにAlexaを提供するときの一般的な制限なのか、またはSONOS Beam特有の問題なのかは不明だ。
サウンドバーとしての性能は?