電気機器でお馴染みのPhilipsが販売
オランダに本社を置くPhilipsは電気カミソリ販売でもお馴染みですが、CTスキャンやMRIなどの医療機器も販売する大企業です。
Philipsはこれまでにもスマート照明「Hue」シリーズを販売しました。2012年にスマート照明部門を立ち上げて以来、Philipsのスマート照明は、ハイエンド商品では、世界中でスマートホームに選ばれ続けました。
2012年のHueシリーズの販売開始から過去6年間、3種類の商品を微調整しつつ、色域や明るさを高めました。また「Home Kit」と呼ばれるApple社が開発した製品と家電を連携させるアプリに対応し、照明器具の範囲を拡張させました。
防水機能を搭載し屋外でも安心して使用可能
Hue Callaは非常にスタイリッシュな形状で、地中に突き刺すボラード照明です。直近では、黒色のアルミ製の洗練されたボディをもつタイプだけが販売されています。地中に突き刺すスパイクはメタル製で、1年中耐えうる頑丈なつくりに仕上がっています。
照明の明るさは8ワットで、庭を彩るほかの街灯よりもずっと明るいといった印象です。製品の性能や環境への配慮などを証明する基準規格である「UL規格」や、防塵および防水規格の等級を表す「IP65」にも認定されています。
「IP65」は、粉塵が内部に侵入せず、直接水を浴びせても影響を受けない程度の防水性を有しているのを証明し、屋外用のスマート照明としては十分な耐久性を持っているといえるでしょう。
近距離無線通信規格である「Zigbee」用のリピータ(中継器)としても、Hue Callaは使用可能で、十分に長いケーブルさえあれば、64フィート離れた場所でも設置可能です。
連携アプリでHue Callaを色とりどりに
Hue Callaは、「Philips Hue Outdoor Pathway Light」と呼ばれるアプリで連携可能です。長年「Hue」シリーズに対応しているアプリで、初登場以降、着実に進化を遂げています。
色彩や明るさをマニュアルで微調整するにせよ、用意された色設定から、好みの配色を決めるにせよ、簡単に照明の色をコントロールできます。
「Philips Hue Outdoor Pathway Light」アプリをHue Callaと連携後、アプリ上に表示された1,600万種類以上からなる色から照らしたい色を選択、また色をカスタマイズするためのダイヤルも搭載します。
「夜間用の蛍光」など、あらかじめ用意されたシーンやスケジュールを設定可能で、自分で色を選択しなくてもアプリ上のアイコンをタップするだけで好みの配色を選択できます。
Hue Callaは最大で640ルーメンに発色させられ、装飾用のアクセントや歩道を照らすのに必要な光量よりもずっと明るいのが特徴です。
非常に柔らかい白色相当の2,000K(ケルビン)から、日光相当の6,500Kまで色温度の設定が可能です。カフェでくつろいだり、読書や夏のバーベキューを楽しんだりと、どのシーンでも完璧に対応可能で、光を容易に調節できます。
Hue Callaの寿命は最大約25,000時間で、2年間の保証がつくなど、安心して購入できます。
他のアプリとも連携可能
Hue Callaと連携可能なスマートデバイスも多数用意されています。Apple Watchを経由して、Hue Callaの色をコントロールでき、Appleのスマート製品用アプリ「Homekit」と連携して、光を操作できます。
iPhoneに搭載されるAIアシスタント「Siri」を活用すれば、あなたの呼びかけに反応し、Homekitを通じてHueCallaの蛍光色をコントロール可能です。
このほかにも、多くのアプリとHue Callaを連携させられます。たとえばHue用のアプリ「Light DJ」を使えば、パーティーの席上でまるでコンサートのライトショーのようなシーンを演出できます。また「Hue Sync」を使用することで、音楽や映画とHue Callaの光を同期させられます。
気になるHue Callaのラインナップと価格は
2018年9月現在、Hue Callaは日本では販売されていません。販売元のPhilipsはHue Callaのほかに、壁に固定タイプの照明、Lucca(50ドルと60ドルの2タイプ)、Ludere(130ドル)など3種類を用意します。
また、庭先の花を照らすHue Lilyも新しくリリース、本体価格が280ドル、拡張キットは80ドルで販売されます。
Hue Callaはボラード照明本体と設置用のアクセサリ込みで、小売価格130ドルです。これらはPhilipsの公式ホームページあるいは、Amazon.com等で販売中となっています。