爆発的人気のAmazon Echoって?
参考価格:$179,99
2014年、一部の会員と招待メンバー向けに発売され、15年にアメリカ、16年にはイギリスとドイツでそれぞれ販売が開始されました。
日本語対応の有無や日本での発売についてはまだ未定のようですが、すでにアメリカでは爆発的に売れていて、すでに500万を超えるユニットが販売されています。
Amazon Echoはクラウドベースのデバイスで、インターネットに接続して様々なサービスを受けたり、IoT機器を制御したりすることができます。
いわゆる「スマートスピーカー」にカテゴライズされているこのAmazon Echoは、AI搭載の音声アシスタント機能Alexaを利用できるAmazonのスマートホーム(スマートハウス)デバイスです。
どのような使い方ができるのか、詳しく見ていきましょう。
スマートホーム(スマートハウス)Amazon Echoの様々な機能や使い方
スマートホーム(スマートハウス)Amazon Echoの機能を知るには、まずAlexaについて理解しておく必要があります。スマホやタブレットを使用している人は「Hey Siri」や「Ok Google」などといった音声アシスタント機能をご存知かと思います。
Alexaも同様に音声アシスタント機能なのですが、大きく異なる点は制御できるサービスや機器はスマホやタブレット端末のそれに限らないという点です。
これにより、ネットワークに繋がっている電化製品を独自に音声で制御することができます。
例えば、料理をしながら「Alexa、○○(曲名)をかけて」と言えば音楽が流れ、「Alexa、○○(レシピ)の砂糖は何杯?」と聞けば「スプーン2杯」などと答えてくれます。
仕事に出かける前に「Alexa、会社までの交通状況を教えて」と問えば「会社まで20分程度かかるでしょう」と状況を教えてくれますし、外出した後はテレビや空調をオフにしたり、玄関を施錠してくれたりもします。
*他のスマートホームデバイスと連携している前提でご紹介しています。
リラックスタイムには「Alexa、照明を落として」と言えば落としてくれますし、「Alexa、寝室のエアコンをつけておいて」と言えばオンにしてくれます。
さらにおやすみ前に「Alexa、明日の予定は?」と聞けば「晴れ、降水確率は○%」などと教えてくれたり、「Alexa、玄関のドアは施錠されている?」と聞けば確認して答えてくれたりします。
ほかにも、音楽や動画の再生、ニュースやKindle書籍の読み上げ、スポーツのスコアや結果なども教えてくれます。
もちろん、Amazonですのでショッピングも可能ですし、ピザの出前を頼んだりUberアプリを通してタクシーを呼んだりすることも可能です。
いかがでしょうか?
これだけでもAmazonのスマートホーム(スマートハウス)のすごさが伝わったかと思いますが、さらに驚くことにAlexaはAI、つまり人工知能を搭載しています。
ユーザーと会話を重ねれば重ねるほどその声の特徴や、その人が次にどんなことを言うかといった傾向まで学習してくれますので、より効率良く制御することが可能になります。
近い将来、ネットワークに繋ぐことができるあらゆる電化製品は全て、スマートホーム(スマートハウス)はAmazon Echoの1台で制御することができるようになりそうです。
スマートホームの設置&助言サービスで競合他社をさらにリード!
スマートスピーカーというカテゴリにおいて、Amazonの競合他社と言えばGoogleが販売する「Google Home」や、こちらは大きく出遅れてしまっていますがAppleの「Homekit」などがあります。
そんなライバルたちにさらに差をつけるべく、Amazonは2017年7月「Smart Home Consultation」と呼ばれるスマートホームのコンサルティング&設置サービスの提供を開始しました。
サービスを受けることができる地域はまだまだ少なく、現時点ではシアトル、ポートランド、サンフランシスコ、サンディエゴ、ロサンゼルス、オレンジ郡、サンノゼの7地域ですが、今後拡大していくことは間違いないでしょう。
Amazonが「技術・経験・サービスに対する熱意」と「優れた実績」を持つ従業員を厳選したと言うだけあって、アメリカ国内でAmazon Echoによるスマートホーム(スマートハウス)化が急速に早まるのではないかという見方が強まっています。
「Alexa、日本には来てくれないの!?」
Alexaは、特に音声認識機能とレスポンスの良さについては海外のユーザーからの評価や満足度も高く、たとえ周りがガヤガヤしていても数メートル離れたところからでもしっかりと認識してくれるほど精度の高い音声認識機能を備えています。
他社の音声アシスタント機能は「ハキハキ」「ゆっくり」話さないと誤認されてしまい、何度も言い直さなければならないので、ストレスを感じたり、自分で検索をした方がずっと早かったりというケースもあります。
ところがAmazon Echoを用いたスマートホーム(スマートハウス)では「普通に喋るように」コマンドを伝えることができますので、その点において高い評価を得ているようです。
日本での発売は未定ですが、もし海外版を手に入れたらぜひ「Alexa、日本には来てくれないの?」と問いかけてみてください。