サムスン独自のOSを搭載したスマートウォッチ
Apple Watchならば、Appleの設計したWatchOS、Googleが販売するAndroid Watchならば、同社が開発したWear OSがそれぞれ搭載されています。
Galaxy Gear S3 frontierには、サムスンが独自に開発したtizen OSが搭載されています。そのためiOSを搭載したiPhoneとの連携はできず、Android系のスマホとのみ連携可能です。
環境光センサーを搭載するために画面下部が切り抜かれた製品が多いなか、Galaxy Gear S3 frontierのディスプレイは完全な円形表示なのも特徴です。「Super AMOLED」と呼ばれるサムスンのスマホにも採用される有機EL(有機化合物に電圧を加えると、熱をほとんど出さずに発光する仕組み)が、ディスプレイに採用されています。
円盤周辺には、回転式ベゼルが張り巡らされているのも、Galaxy Gear S3 frontierの大きな特徴のひとつです。指が引っかかりやすいようにギザギザ状になっており、ベゼルを回すだけで、電話やボリューム調整、アラームのオンオフ、メッセージのスクロールやアプリの切り替えなど、あらゆる操作を簡単に行なえます。
右側面には2つのボタンがついており、上が戻るボタン、下がホームボタンに該当します。背面にはなんと心拍計センサーが搭載され、Galaxy Gear S3 frontierを装着しながら、心拍数も計測します。
バッテリーの持続時間もGear S2よりも大幅に改善され、4日間の連続使用にも対応します。Watch Onlyモードにしておくと、バッテリー残量が5パーセントでも約10時間は時計表示が可能です。
通話も可能なGalaxy Gear S3 frontier
Galaxy Gear S3 frontierにはスピーカーも搭載されています。連携したスマホとBluetooth接続すれば、電話の発信および受信がGalaxy Gear S3 frontierでも可能です。スマホに着信があると、Galaxy Gear S3 frontierのディスプレイにも着信状態が表示されます。
通常のスマートウォッチと異なり、Galaxy Gear S3 frontierではそのまま通話が可能で、音声もクリアです。
搭載されるアプリも豊富