コストに見合った高性能ぶりを発揮
ここ数年間、カラーのスマートLEDといえば、フィリップスのHueが代名詞でした。そのHue に対して、Lifx Color 1000は強力な対抗製品です。Lifx Color 1000はHueに比べてより明るく、より省電力で、より正確な色再現を誇ります。また、IFTTT、Amazon Echoなど他社サービスとも連携可能です。
Wifiで接続するため、Hueのように200ドルのスターターキットを購入する必要もなく、手軽に利用開始することができます。ただし、電球一つ当たり60ドルと、少々値が張ります。
もう少し安くなるのを待って、しばらく様子見するというのも一つの手です。ただ、もしスマートLEDの購入を決めているならば、間違いなくLifx Color 1000がおすすめです。コストに見合った高性能ぶりを期待することができます。
よりコンパクトで強力、さらに省電力
Lifx Color 1000はLifxの従来製品と同じ円柱型ですが、1cm短く、50g軽く、6ワット省電力というスペックになっています。さらに、Lifx Color 1000は従来製品よりも明るい光を放つことができます。
従来製品が最大956ルーメンだったのに対して、Lifx Color 1000はその名の通り1000ルーメンです。ワットあたりの明るさも、Hue最新版の75ルーメンに対して、Lifx Color 1000は90ルーメン以上と、非常に優秀です。
上の画像は左から、Hue、Lifx、Misfitの3製品を緑色に設定し並べたものです。Lifxがより明るく、濃い色をしているのが分かるかと思います。明るさを落とせば、Misfitのように電球自体を緑色にすることができます。
多彩なアプリ操作
Lifx Color 1000はiOS/Androidアプリを使用して操作します。輪状の色相パレットから好みの色を選択し、中央部分のスライダーで明るさを調節します。操作はリアルタイムでLifx Color 1000に反映されるため、実際に確認しながら微調整できます。
また“Theme(テーマ)”として、“Cheerful(元気)”や“Exciting(興奮)”といった感情を表す光が設定されていて、気分に合わせた照明を手軽に楽しむことができます。
ロウソクで照らしたような揺らめく光、目まぐるしい色の切り替え、ストロボライトのような激しい点滅など、多彩な効果も使用可能です。効果はそれぞれ、詳細設定することで、好みや用途にあったカスタマイズが可能です。
Lifx Color 1000はミュージックビジュアライザーも搭載しています。音楽のリズムに合わせて光を変化させ、音を視覚化して楽しむことができます。
これは他の多くのスマートLEDにも存在する機能ですが、Lifx Color 1000ではスマートフォンのマイクを使用して集音することが特徴です。
これによって、音楽を周囲の雑音が少ない形で拾うことが可能です。ただし、外部スピーカーで再生している場合はスマートフォンをスピーカーの近くに置く必要があります。
IFTTT、Amazon Echoと連携可能
Lifxでは当初、時間指定での点灯、消灯に対応していませんでした。その後IFTTTと連携することで実現しましたが、今回新たにアプリ上での直接スケジューリングに対応しました。完全に点灯するまでの時間を長く設定し、日の出のような形で穏やかに目覚めることも可能になりました。
Lifx Colors 1000はAmazon Echoにも対応しています。設定はAmazon Echoのクライアント“Alexa”のアプリにLifxのログイン情報提供を許可するだけです。音声認識による操作は点灯、消灯だけでなく、明るさなどの微調整にも対応しています。
スマートLEDを満喫したいなら、Lifx Color1000
Lifx Color 1000はカラースマートLEDの中で、最も明るく、省電力です。また、アプリは使いやすく機能が豊富となっています。Apple Homekitには未対応ですが、Amazon Echoと連携可能です。
1つあたり約60ドルと、複数個購入するとしたら、かなり高価になるかもしれません。単にパーティで1つ2つ試してみたいというだけなら、約半額で購入できるMisfitを選択すると良いでしょう。しかし、家全体で多彩な機能を使用したいというなら、Lifx Color 1000がおすすめです。