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水槽を掃除するだけでなく魚を撮影するMOAIが凄い!まるでルンバみたい

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Kickstarterで資金を調達したMOAI

Kickstarterはアメリカのニューヨークにあるクラウドファンディングを提供するサービスです。クリエイティブな開発者用のクラウドファンディングであるだけでなく、投資者に資金を返済する必要もないので、クリエイターから注目を浴びています。

中国深センのエンジニアやデザイナーらが開発したMOAIは、当初30,000ドルを目安に、資金調達を開始しました。2018年7月現在、約134,000ドルもの資金調達に成功しています。


(Video:YouTube/MOAI)

 

水槽を自動で掃除するMOAI

自動で掃除するロボットというと、iRobot社のRoomba「ルンバ」を思い浮かべるでしょう。ルンバは自動で部屋の隅々まで床掃除を行なう自動掃除機ですが、MOAIもまた水槽内を自動しながら掃除します。MOAIはまさに、水槽版ルンバとも呼ぶべき掃除ロボットです。

MOAIが優れているのは、水槽の内側と外側の両方を掃除する点です。熱帯魚が入ったままの水槽の内側を掃除するのは面倒ですが、MOAI一台あれば、面倒な水槽の掃除を内側も外側も自動で行ないます。

 

MOAIが水槽を自動で掃除する仕組み

MOAIは、掃除用のパッド、水槽に吸着する磁石、MOAIを制御するロボットの3つの部分から構成されます。

設置方法は、水槽にMOAIを取り付けるだけです。水槽の外側にMOAIを制御するロボット、水槽の内側に水槽に吸着する磁石を取り付けてドッキングさせるだけで、磁石の内側には掃除用パッドが付属し、パッドで水槽を掃除する仕組みになります。

一見、磁石で水槽にくっつきながら掃除するので、MOAIが水槽から外れて落ちそうに思えます。しかしながら、この難点を克服したのがMOAIで、強力磁石のおかげで水槽からMOAIが水槽から落ちる心配がありません。

MOAIは、スマホにインストールされた専用のアプリを使用するだけで、スマホから掃除の時間を予約することが可能です。一旦予約をするとスケジュール通りにMOAIが水槽を掃除し、水槽に藻類が付着するのを防ぎます。

一旦掃除した経路は二度と通過しませんので、MOAIは効率よく水槽を掃除します。専用アプリから、水槽内で掃除する箇所を指定できるのも便利です。MOAIに搭載された超音波センサーを使って、砂などの水槽内の障害物を避けて掃除できます。

水槽に取り付けられたドックには充電機能があり、MOAIのバッテリーが切れると自動でドッグに戻って充電されます。この点もルンバと類似します。

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