IoTとは何か?
IoTとは、「Internet of Things」、つまり「モノのインターネット」を意味します。
ここ20年ほどで、人類の身の回りに普及していったインターネットと、そこに新たに加わってきた人工知能(AI)。これら2つの技術を、日常生活で利用するモノと繋いでしまおうという考え方がIoTです。
人がインターネットを通じてAIに命令を出して、
・音楽を再生する
・電気をつける
・電車の時刻表を調べる
・電話をかける
・外出中の家を監視する
こんなことが可能になるのが、IoTの技術です。
そんな中で生まれたGoogle HomeはGoogle I/O 2017というイベント内で機能の大幅なアップデートが発表され、同時に日本での販売開始が伝えられました。
Google Homeにできることとは?
Google Homeとは、家庭用に開発された音声認識デバイスです。
同社の対話型AI「Google Assistant」が搭載されており、ユーザーと会話を繰り返すことで、趣味趣向、行動パターンなどを学習していきます。 もう一つ特筆すべきは、今までは「OK Google」という特定の単語で話しかけなければ応答してくれなかったものが、ユーザーの行動パターンを学習していくことにより、Google Homeから自発的に話しかけてくれるようになったことです。
こうしたユーザーとGoogle Homeの関係の上に、家庭内にある様々な家電が枝葉として紐付いて1つのネットワークで繋がり、自分だけのコミューンを形成できる。これこそが、Googleの新しいサービスです。
では、Google Homeにできることは、具体的にどんなことがあるのでしょうか?
下記に記します。
1、専属アシスタント
対話型AIが搭載されているからこそ実現できる分野です。
各種スマートホームに対応しているため、ユーザーを適宜サポートしてくれます。
1)スマート電源WeMo
2)IFTTTのクラウドサービス
3)Phillips HueとLIFXのスマート照明システム
4)Nest社ならびにHoneywell社の室温用サーモスタット
5)スマートテレビ「SmartThings」 のハブ
6)Hueブリッジホームオートメーション「OpenHAB DIY Hub via HABridge」
2、エンターテイメント
ユーザーの好きな音楽をかけてくれたり、映像を流してくれたりします。
1)YouTube Music
2)Google Play Music
3)Spotify
4)Pandra
5)TuneIn Radio
6)YouTube ※
7)Netflix ※
8)Google Photos ※
※映像に関しては、ChromeCastもしくはChromeCast搭載テレビが必要です。
現在、非対応のサービス
・Apple Music
・Rhapsody
・Tidal
・Amazon Music
・Hulu
3、スマートフォンとのBluetooth連携(今後、サポート予定)
ユーザーのスマートフォンとGoogle Homeを接続することで可能になります。
1)楽曲のストリーミング再生
2)カレンダーに登録した予定をリマインダー機能で通知
Google Homeのデザイン
大きさも手のひらに乗るコンパクトな作りになっています。
上下の2段構造のパーツになっていて、土台となる部分は複数のカラーがあり、好みに合わせて交換することができます。
・メタル素材(40ドル)
・生地素材(20ドル)
販売サイト:Base of Google Home – Google storeよりご確認ください。
上部には動作を示すLEDが4個あります。
また、上部表面はタッチパネル(静電容量式)になっていて、音楽の再生、停止、音量調整ができます。
仕様
サイズ:96mm x 143mm(幅 x 高さ)
重量:480g
競合「Amazon Echo」との覇権争い
AI搭載のスマートアシスタントにおいて、先行しているライバルがいます。
「Amazon Echo」です。 Amazon Echo は、Google Homeがアップデートを発表する前からすでに話題を集めていました。
Google Homeとは違い、同じ名前を含んだモデルが4商品あり、ユーザーの使い勝手によって選べます。
この商品は、AmazonのAI(Alexa)を搭載しているスマートデバイスです。
両者とも、AI連携によるサービス提供には変わりなく、できる範囲も近いです。 今後のスマートデバイス・IoTの分野において両者が争っていくことで、ユーザーに提供されるサービスがより確度の高いものへと昇華していくことになるでしょう。
まとめ
Google Homeについて簡単にではありますがご紹介させていただきました。
ご利用しているサービスの中にGoogle Homeが対応しているものがあるならば、迷わず購入することをお勧めします。
ユーザー自身に合わせてカスタマイズすることも可能なので、世界に1台のアシスタントを存分に楽しんでください。