どんな服装にも合わせやすい、クラシックなデザイン
Misfit Pathは、スマートウォッチとしてはかなり手ごろな部類の150ドルで、フィットネスアクティビティのトラッキング、通知の受信、一部スマートフォン機能の制御が可能です。
全体としてMisfit Pathはコンパクトですが、スリムなベゼルにより、実際のサイズより大きく見えます。白い文字盤に数字は金色で、視認性が良いです。
過度に主張しないクラシックなデザインは、どんな服にも合わせやすく、見事に溶け込んでくれます。
ベルトはボタン式で、ほかのモデルに付け替え可能ですが、広く採用されているクイックリリース方式ではないため、バンドの選択肢が限定される場合があります。
標準のストラップは、手首と時計の間に余計な隙間をつくらずに、きつすぎることもなく、快適に使用できます。耐久性にも優れており、1ヶ月間、毎日つけて生活してみても、本体ストラップともに疲れた様子は伺えませんでした。
スマートフォンのシャッターボタンとしても使用可能
一見して、Misfit Pathをスマートウォッチだと気付く人はほぼいないかと思われます。事実、スマートフォンとペアリングしなければ、全く普通の時計として使用することも可能です。
ただし、それではハイブリッドスマートウォッチとしての機能をまったく排除することになってしまいますので、ここはスマート機能をぜひとも活用していきましょう。
iOS/Android向けのMisfitアプリでは、時計の下に設置されたボタンに機能を割り当てることができます。上部にあるボタンに関しては、歩数目標の達成度表示に使用されます。ボタンを押すと、長針と短針を使って、あらかじめ設定した目標歩数に対する達成度を表示してくれます。
下のボタンを利用して制御できるスマートフォンの機能を挙げると、音楽再生の制御です。1度押すと音楽を再生、2度押すと次の曲に移動、3度押すと前の曲に移動、長押しすると音量を上げることが可能です。
また、スマートフォンのカメラのシャッターボタンとして利用したり、プレゼンテーションのスライドを次へ送ることもできたりします(PCとペアリングした場合)。
ランニング、サイクリング、サッカー、水泳など特定のアクティビティを記録するモードへ切り替える役割を与えることも可能です。
なお、ボタン1つに対して1つの機能が割り振られるというわけではありません。カスタムボタンオプションを使用すれば、ボタン1つに4つの機能を割り振ることが可能です。たとえば、音楽を再生と一時停止として1回押す、シャッターボタンとしては2回押す、スマートフォンが見つからないときに音を鳴らすために長押しするといった具合に設定可能です。
Misfit PathはWebスケジューリングサービスIFTTTにも連携しており、特定の通知を受信したときにスマートフォンで動作を起こすなど、工夫次第で数えきれないほどの様々な連携が可能になります。
通知に関しては、振動で知らせるだけでなく、誰からの通知なのかを文字盤を利用して表示します。あらかじめ1〜12に連絡先を振り分けることで、表示された番号の連絡先からの通知かが判別可能です。
また、Androidスマートフォンからは、インストールされているアプリごとに、Misfit Pathへの通知を設定可能です。
ただし、iPhoneではFacebookメッセンジャー、WeChat、Gmail、LINE、WhatsApp、Skype、Viberの6つのアプリに限定されます。他のハイブリッドスマートウォッチでは、通常50以上のアプリが対応しているのですが、これはかなり少ない数字です。
歩数や睡眠の計測が可能