指輪型デバイスにフィットネストラッカーの機能を凝縮
2017年秋に発売されたMotiv Ringは、199ドルのスマートリングです。指輪のように着けているだけで、歩数、睡眠時間、心拍数を測定し、1回の充電で約3日間動作します。
計測にはスマートフォンとMotiv RingをBluetoothで接続させる必要があります。また、発売以来Androidスマートフォンには未対応だったMotiv Ringですが、2018年4月4日にAndroidへの対応が開始されました。当面はオープンベータテストとのことで、予期せぬエラーが発生する可能性もありますが、Androidユーザーにとっては朗報です。
Motiv Ringは普通の指輪にしか見えない小さなサイズの中に、基本的なフィットネストラッカーの機能をすべて凝縮しています。
防水性も備えた本体には、専用バッテリーと加速度センサー、光心拍センサーを搭載しています。インジケーターはなく、充電中に色が変わるだけのLEDのみの表示となります。
充電はmicroUSB方式のクレードルで行います。Motiv Ringをクレードルへ近づけると、磁石の力で自然に充電位置に収まります。ケーブルは同梱されていません。
スマートウォッチやフィットネスウォッチのアイデアが嫌いで、腕には普通の時計を着けていたいと願う人や、活動量を手軽に追跡したい場合は、Motiv Ringはとても興味深い選択肢となり得るでしょう。
心拍数や歩数、睡眠時間を計測 アプリで管理可能
Motivのフィットネストラッキングのコンセプトは、よりカジュアルなものです。アプリでは活動時間を管理できます。
活動時間と認識される定義は、毎分100歩以上を10分以上継続することです。リアルタイムの同期は行われませんが、Motiv Ringを指で時計回りに回転させることで、同期を開始させることが可能です。
10分未満の活動の場合は、活動時間とみなされません。これは意図的なもので、Motivのコンセプトとして、運動に対するモチベーション(Motivation)を高めるデバイスであるということです。10分間という制限は、運動への意識を高めるために設定されています。
アプリは、主に安静時の心拍数を記録します。残念なことに、日々の生活の中ではそれほど有用ではありません。
リアルタイムの監視もできないですし、変化を感じるには長いスパンを要します。10分以上の活動時間中の平均心拍数もトラッキングしますが、リアルタイムで心拍数を確認する方法はありません。
睡眠追跡は、睡眠が浅い場合の簡単なフィードバックとともに、合計時間が記録されます。表示される情報は、Fitbitなどと比べて詳細ではありませんが、入眠時間と起床時間を正確に記録してくれます。
シンプルすぎて物足りないかも?