高機能の他、基本機能もしっかり抑える安心設計
Nest Helloを一見すると、普通のスマートドアベルのように見えるかもしれません。
Nest Helloは、スマートフォンやパソコンでビデオフィードを表示したり、カメラが動きを検出したときにプッシュ通知や電子メールを送信したり、不審な動きがあったときに重宝する3時間分のタイムシフト再生機能などを備えています。
これだけ挙げると、スマートビデオドアベルとしてはそれほど斬新なものではないように思えますが、基本事項を漏らさず網羅しているという点は、その他の製品がすべてクリアしていることではなく、希少であるとも言えます。
また、スケジューリングやジオフェンシングなど、他のビデオドアベルには搭載されていない機能もしっかり実装しています。
Nest Helloで特筆すべき点といえば、玄関先に立った人の顔を認識して、アプリの通知の際に誰が立っているかを教えてくれることでしょう。この機能を利用するには、月額5ドルのNest Awareサービスに登録して、顔のデータベースを作成する必要があります。
また、Nestはスマートホームに関する包括的な製品ラインを展開しているため、Nestブランドの他のデバイスと連携ができることも大きな魅力です。さらに、AlexaやGoogle Assistantを利用してNest Helloのライブフィードの表示を指示するような音声操作も可能です。
まさに、フル機能のスマートドアベルといえるNest Helloですが、デザインは、たとえば他社製品であるAugust Doorbell Camのような正方形のドアベルよりも、従来のドアベルに近いように見えます。
このデザインのほうが、初めての訪問者にもドアベルであると簡単に認識させることができますし、より多くのドアフレームにフィットさせることが可能です。
設置に関しても、Nestアプリをダウンロードし、ステップバイステップのガイドに従っていけば、問題なく完了できるでしょう。
豊富で安定性抜群の通知機能
Nest Helloの通知機能は非常に優秀です。わざとプッシュ通知が来るような行動をしてみても、すべて問題なく通知されました。また、カメラの映像に関しても昼夜問わず明瞭で、双方向通話インターコム機能も使いやすいものでした。
双方向通話の際は、無線のようにアプリで「話す」ボタンを押したり放したりと繰り返す必要もなく、一度応答ボタンを押せば、そのまま会話が可能になり、より自然な会話が可能になります。
Nestの顔認識機能Familiar Facesでは、新しい顔を検出すると、その人を知っているかどうかの確認通知を送信します。データベースに名前を追加すると、次回から名前入りで通知が送信されます。
また、「OK、Google、ドアベルの映像を見せて」と指示すると、Chromecast経由でテレビにNest Helloのライブフィードを映すことが可能です。
また、Amazon Echo Showでも「Alexa」と呼び掛けて同じ指示をすることで、Fire TVに同様の画面を表示することが可能です。
連携機能は特に注目