LaMetric Timeはただ可愛いだけの時計じゃない
かつてのファミコンを彷彿とさせる可愛いドット表示が特徴のLaMetric Time(英語版)は、IoT時計ながら設定次第であらゆるものを表示できる、いわば“スマートディスプレイ”です。
LaMetric Timeの基本的なソフトは時計になっていますので、購入後、電源を入れてWi-Fi接続すると最初に時計が起動します。
LaMetric Timeを起動させたら、スマホにLaMetric Timeアプリをインストールして初期設定などを済ませる訳ですが、LaMetric Timeの説明書はもちろん、アプリの説明も英語表示のため苦手な方は多少苦戦する可能性があるのでご注意ください。
LaMetric Time本体は高さ7cm、横22.5cm、奥行き4cmと意外とコンパクトで、ディスプレイに向かって左側にアイコンが表示されるため、8×8ドットのフルカラーLED、文字を表示する残り29×8ドットに白のLEDが搭載されています。
また、LaMetric Time本体上部はボタンが3つ、Home、Left、Rightがあり、Homeは長押しにも対応しています。ボタンを押した後の挙動については、LaMetric Timeアプリの設定によって変わってきます。
そのほか、LaMetric Time本体両サイドにはスピーカーが搭載されていて、電源ボタンや音量スイッチが設置されていますので、音楽を聴いたりインターネットラジオを聴いたりするためのBluetoothスピーカーとしても活躍してくれます。
続いて、LaMetric Timeの具体的な使い方について見ていきましょう。
LaMetric Timeは使い方次第で無限に応用できる
LaMetric Timeアプリには時計、スピーカー、タイマー、ストップウォッチ、Twitter、Googleアナリティクス(Webページのアクセス解析)、IFTTTボタン、IFTTTインディケーター、Withingsなどのアプリが用意されています。
アプリを追加したい場合は「+」アイコンをタップして選ぶだけです。
Gmailの新着情報、スケジュールを表示、Facebookのいいねの数やInstagramのフォロワー数などをリアルタイムで表示したり、株価情報や天気予報、新着ニュースを表示したりなど、組み合わせ次第でなんでも表示してくれるようになります。
ここまでがLaMetric Timeの基本的な機能ですが、IFTTTの各アプリやサービス、SmartThings、WigWagとの連携にも対応していますので、次のようなことも可能です。
*メッセージを伝える手段として
LaMetric Timeアプリでアニメーションや文字を入力すると、LaMetric Timeに表示されます。つまり、離れたところにいる家族などにメッセージを送信することができる訳です。サプライズメッセージなども、受け取った人は嬉しいでしょう。
*スマートホームデバイスとして
玄関の近くに人感センサーやドア開閉センサーなどを設置し、センサーが検知するとLaMetric Timeに表示される仕組みを作ったり、LaMetric Timeのボタンを押してドアをロックする仕組みを作ったりすることも可能です。
ほかにも、たとえばLaMetric TimeにGmailの新着通知が届いた時、Homeボタンを押せばPCのブラウザなどに該当のページが表示されるようにすることもできます。マウス操作をしなくても、新着メールが確認できてしまうのです。
ちなみにLaMetric TimeのWebサイト(英語版)にはLaMetric Timeのデモムービーがアップされていますので、見ていただければよりリアルにイメージできると思います。
LaMetric Timeの実力、いかがでしょうか?
IFTTT対応ということで、今後は連携可能なアプリやサービスがどんどん増えていきますし、LaMetric Time自体がスマートホーム関連デバイスのコントローラーにもなれます。
そればかりか、SDKやAPIも公開されていますので、自作のアプリを作ることさえも可能です。
LaMetric Timeはまさに、アイデア次第で無限に応用できてしまうIoT時計ということがお分りいただけたのではないでしょうか?
LaMetric Timeは買いの1台、今からでも遅くない
今回は「こんなモノが欲しかった」と思えるIoT時計、LaMetric Timeについてご紹介してきました。
LaMetric TimeのWebサイトでは199ドル(1ドル110円換算で21,890円程度)、Amazon.co.jpでは29,480円で販売されています。
ドットが粗いため日本語表示が若干見にくい部分もありますが、慣れれば問題ないでしょう。
そんなことが気にならないくらい無限の可能性を秘めたLaMetric Timeは、間違いなく「買いの1台」と言えるのではないでしょうか。