主要音声アシスタント3種に対応 設定も簡単
iHome Outdoor SmartPlugはiDevicesプラグの約半額の値段通り、iDevicesのモデルの差込口を2つから1つにしたような製品となっています。双方ともAlexa、Google Assistant、Siriと、主要音声アシスタント3種に対応しています。
Outdoor SmartPlugには、通常のプラグの横にコンセントを掛けるためのアンカーとネジが付属しています。 120V AC、15A(1,800W)の最大負荷を持つOutdoor SmartPlugを使用するには、安全装置付きコンセントと2.4GHzのWi-Fi接続が必要で、iDevicesとほぼ同じです。
プラグを設定するには、AndroidまたはiOSデバイス(iOS 9.3以降)にiHome Controlアプリをダウンロードする必要があります。
iHome Controlアプリは、Wi-Fiネットワークにデバイスを接続し、部屋の名前を登録して接続するなど、セットアップをサポートします。一連の設定は簡単で、それほど時間を要することはありません。
AlexaとGoogleアシスタントは個別設定が必要、Siriではほぼ不要
Outdoor SmartPlugは、Amazon Alexa、Googleアシスタント、Siriで動作します。Siriを介して屋外のSmartPlugを制御することは直感的で、ほとんど設定していない状態でコントロールすることが可能です。
Alexa、Googleアシスタントに関しては、iHomeアカウントとそれぞれのアシスタントのアプリ上での個別設定が必要です。
しかし、それはiHomeの他の製品や、その他のApple中心の製品では珍しいことではありません。設定さえ完了すれば、Outdoor SmartPlugは各音声アシスタントで安定して動作します。
Outdoor SmartPlugはNest製品の 「Home」「Away」ステータスで動作し、それに応じてプラグを切り替えることも可能です。
IFTTTには未対応 専用アプリでスケジューリング可能
Outdoor SmartplugはWinkのスマートホームプラットフォームでも動作しますが、IFTTTでは動作しません。IFTTTを開いても、レシピにOutdoor SmartPlugを統合するオプションはありません。
ただ、iDevicesのスマートプラグでも同様のため、それほど不利な点ではありません。その代わり、iHomeコントロールアプリでは時間指定のオン/オフコマンドでプラグをスケジューリングすることが可能です。
また、iHome Controlアプリでは、Outdoor SmartPlugのエネルギー消費量と使用履歴を表示することもできます。
現状では最もコストに見合う屋外用スマートプラグ
屋外用スマートプラグは、スマートホーム構築において、それほど優先度の高いデバイスではありません。しかし、耐久性や安定性に優れたOutdoor SmartPlugは、十分検討に値するといえるでしょう。
テラスのライティングチェーンのコントロールから、ヒートランプや屋外エンターテインメント機器のスケジューリングまで、スマートプラグは季節に関係なく活躍してくれます。
屋外用スマートプラグを購入しようとしているユーザーにとっては、iHomeとiDevicesはほとんど差込口の数と値段くらいしか違いがないように思えます。使用用途や予算に応じて、どちらか好きなほうを選ぶといいでしょう。
ただ、40ドルという値段は、iDevicesの製品等と比べて屋外用スマートプラグとしてはリーズナブルですが、通常のスマートプラグと比べてしまうと、まだ少々高価であるとも言えます。
しかし、全体として、iHome Outdoor SmartPlugは、一般的なスマートプラグのニーズのほとんどに対応し、堅実なパフォーマンスと十分なカスタマイズ性を兼ね備えています。
発売されている屋外用スマートプラグの中では、最も価格と性能のバランスが良いデバイスと言えるのではないでしょうか。
日本での正式な発売はされていないため、設定や使用が米国仕様となっていますが、それほど多くの専門知識なしに設定することが可能です。