スマートホーム(スマートハウス)の記事 2018.02.23
「Alexa、コーヒー作って」音声アシスタントやアプリ操作対応の本格コーヒーメーカー Smarter Coffee
現代のテクノロジーの進化は、日常生活の中のあらゆるものをスマートデバイス化させています。照明、鍵、カーテンなどがその代表で、住宅はよりスマートになり「スマートホーム」という用語もよく聞かれるようになりました。
今回紹介するSmarter Coffeeは、その名の通り、コーヒーメーカーをスマートデバイス化させた製品です。
果たしてSmarter Coffeeのようにコーヒーメーカーをハイテクにすると本当に便利になるのでしょうか。また、通常のドリップコーヒーメーカーとの違いはどこにあるのかなども見ていきましょう。
電動ミルとハイブリッド 本体カラーの着せ替えも可能
画像引用:https://smarter.am/coffee/
Smarter Coffeeは、コーヒーグラインダー(電動コーヒーミル)とコーヒーメーカーを組み合わせたスタイルです。コンビニのコーヒーマシン等で見慣れている人も多いかと思います。
パッケージには、本体に加え、本体カラーを標準の黒から赤、またはベージュに着せ替えるためのカラーパネルが含まれています。マシンの上部には、約100グラムのコーヒー豆を投入できるコーヒーグラインダーがあります。
また、Smarter Coffeeには取り換え不要のコーヒーフィルターも付属しており、定期的にフィルターを購入する必要がありません。現在使っているマシンが対応していない場合、これは、かなりうれしい機能ではないでしょうか。
「コーヒー作って」の一言で淹れたてのコーヒーが完成
Smarter Coffeeの一番の魅力は、Google AssistantおよびAmazon Alexaと連携していることです。スピーカーに「コーヒー作って」とお願いするだけでコーヒーを淹れてくれる光景は、何にも代えがたい近未来の感覚です。
アプリでは、コーヒーの作り方、量の設定、水がどれだけ残っているかを確認することができます。また、コーヒーポットの予熱時間、コーヒーをホットプレート上で暖かく保つ時間などを設定できます。
味は一流コーヒーメーカーのほうが一枚上手か
しかし結局のところ、コーヒー自体の品質は、豆の品質に左右されます。また、Smarter Coffeeは廉価なドリップマシンよりも香り高いコーヒーを淹れてくれますが、Chemexのような一流のメーカーと比べると一段落ちます。
Smarter Coffeeは、コーヒーをより簡単に作ることを最優先に考えて設計されているため、ボタンを押すだけで、あるいは声をかけるだけでフレッシュなコーヒーを淹れることができる点を強みとしています。
なお、アプリや音声でコーヒーを淹れられるといっても、水を入れていなかったり、豆を入れてなかったりすればコーヒーは淹れられないことは注意しましょう。
市場のニッチ需要に完璧に応える優秀なガジェット
音声アシスタント機能は、朝の時間のないときや、コーヒーマシンの前で待っていたくないときは、非常に助かる機能であることも確かです。また、遠隔操作やスケジューリングで起床時や帰宅時に淹れたてのコーヒーが飲めることは本当に素晴らしいです。
これらの機能が249.99ドル(約27,500円)という値段に見合うと判断する人にとっては、Smarter Coffeeは間違いなく買いの商品です。
コーヒーグラインダー内蔵で、遠隔操作、音声アシスタント機能、ワンタッチドリップなど魅力的な機能を兼ね備えたこのSmarter Coffeeは唯一無二の製品です。
住環境が既にスマートホーム化している場合、それはさらに顕著になります。スマートホームライフに自然に溶け込むコーヒーメーカーという魅力は、何物にも代えがたいものです。
Smarter Coffeeは全体として素晴らしい製品であり、大きな利点の数々と、少々の気になる点を残しつつも、スマートコーヒーは市場の特定のニッチに完全に合致したデバイスです。
日本国内での正式な展開はされていませんが、日本でも気軽に手に入れられる日が待ち遠しい逸品です。
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