スタンフォード大学生のアイディアから誕生
セサミスマートロックは、カリフォルニア州パロ・アルトに本社を置くCANDY HOUSE社が開発した製品です。
内鍵に被せて設置し、スマートフォンとBluetooth接続することで、鍵を開閉する仕組みになっているため、外から見れば玄関のドアはこれまでと全く変わりないように見えます。
価格は単体で14,800円、遠隔操作が可能になるWi-Fiアクセスポイントとセットの場合19,800円です。Wi-Fiアクセスポイント単体の価格は6,000円となっています(2018年2月現在)。
本体カラーはパールホワイト、マットブラック、シャンパンゴールド、シャンパンシルバーの4色展開となっています。
動力はリチウム電池で、カメラなどに広く使われるCR123A型の電池2本で稼働します。この電池2本で約5,000回の開閉に対応していて、一日10回の動作とすれば約500日間電池交換なしで動作可能ということになります。
万が一、電池が切れた場合でも、通常の物理鍵を使った開錠が可能になっています。
セサミスマートロックは、スタンフォード大の台湾人留学生だった、後のCANDY HOUSE社CEOが考え出しました。
スターバックスに並ぶ客が、ほとんど現金を使わずに決済していることをスタイリッシュに感じたことが開発のきっかけでした。
学生時代のCEOは早速クレジットカードを作成し、すべての決済をそれで済ませるようにしたものの、今度は鍵が邪魔だと感じ、鍵を使わなくても済む方法を考えました。
それがセサミスマートロックの始まりです。
学生のアイディアが出発点となったセサミスマートロックですが、2015年にクラウドファンディングサイトKickstarterで資金を募ると、わずか2カ月で140万ドル(約1億5000万円)を集め、商品化にこぎつけました。
次に、セサミスマートロックの特長について見ていきます。
セサミスマートロックの特長