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スマートホーム(スマートハウス)の記事
2017.10.02
2019.05.01

Bluefieldが開発するメタントラッキング用マイクロ衛星なら、メタンの検出を監視できる

Bluefieldは、アメリカの衛星開発会社です。
メタンエミッタを検出し、定量化し、監視することができるメタントラッキング用マイクロ衛星を展開しています。
15kg/時、つまり大気の1%という小さなエミッションを検出して、20メーターの解像度にズームすることができます。
今回は、Bluefieldの開発するメタントラッキング用マイクロ衛星がどのようなものかをみていきます。

記事ライター:iedge編集部

Bluefieldの優れたマイクロ衛星の活躍ぶり

まずは、Bluefieldの優れたマイクロ衛星の活躍を見てみましょう。

Bluefieldのマイクロ衛星は、天然ガス貯蔵、パイプライン、腐敗地、重工業工場、埋立地、鉱業、池、排水プラント、田んぼ、パーム油農園、泥炭地、家畜および永久凍土などの特定のエミッター(放射体)に関するデータを取得します。

このBluefieldの優れたテクノロジーは、技術的なノウハウ、複雑な機器の設置、排出量の計算などに、従来の間接的なモデルを使う必要がないのが特徴です。

Bluefieldのステークホルダーたちは、Bluefieldのデータポータルに参加して、実行可能なデータセット、アラート、およびレポートなどを分析していくだけで良いのです。

 

メタンガスと温室効果ガス

Co2よりも100倍は有害な温室効果ガスについての細やかな分析は、新しいレベルの洞察を私たちの暮らしにもたらします。

一酸化炭素と水素を反応させると、メタンができます。

湿地や池で、そして枯れた植物などの分解時に、メタンが発生します。

また、牛のゲップなどにもメタンガスが含まれていることはよく知られているでしょう。

温室効果ガスは、化石燃料由来の二酸化炭素が大部分を占めます。

そして、メタンはだいたい16%程度です。

メタンそのものに有害性はありません。

ですが、メタンは温室効果をもたらすため、監視していく必要があるのです。

Bluefieldはメタンエミッタを検出してくれます。

そして、わずか12kgの重量のトラッキング衛星が空を飛び、地表をさまざまな角度から監視してくれます。

 

Bluefieldの優れた無人技術で、衛星をまるでドローンのように操作することが可能

Bluefieldのテクノロジーを利用すれば、衛星がまるでドローンのように飛来しますので、音も少なく、安定性が強く、そして環境に優しいのです。

メタンが発生している状態を監視しながら、なおかつ安全で環境保全に努めることが可能となります。

そういった製品を開発しているのが、Bluefieldのソリューションです。

今後はBluefieldの無人技術によって、世界中にある数百万の天然ガス事業の現場で発生する、メタンを検出・定量化し、監視を行っていくことになるでしょう。

衛星をグローバルに動作させることができるため、毎日継続して監視を行うことができます。

解像度は20メートルですが、これらの監視を行うには十分であるといえます。また、出力形式は標準形式なので、出てきたレポートやデータ、アラート、予測分析を応用でき、外部のシステムとの連携も可能です。

ドローンに、Bluefieldの衛星を搭載し、工場周りで飛ばせば、非常に簡単にメタンの放出を検知することができます。

無人飛行であるため、世界中の工場で使える可能性があり、睡眠なども必要としないので、常時稼働が可能です。

石油ガス会社の基準に準拠する、とても重要なメタンのデータを検出でき、レポートにつなげることができます。

リアルタイムに監視し、空中マッピングを行い、ガス漏れなどの調査を行うため、ガス会社はこのドローンおよび衛星を利用することによって、時間と費用を節約できます。

そしてなによりも、人間が行うより遥かに安全性が高く、安心してメタンの検出作業を行うことができます。 Bluefieldの衛星を利用することで、従来のようにヘリコプターを何週間も飛ばす必要もなくなります。

8週間かかっていたものが、15分で解決できるようになったのです。

これが、Bluefieldの衛星の優れた点です。

はるかに効率がよく、時間面、費用面でもアドバンテージがあります。

以上、Bluefieldの衛星について詳しくみてきましたが、いかがだったでしょうか。

Bluefieldの開発した衛星の飛行技術は、ゆくゆくはNASAなどでも採用され、火星やタイタンで使用されるようになるでしょう。Bluefieldの技術は、それほどまでに優れたテクノロジーであるといえます。今後の動向にもぜひとも注目していきたいところです。

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