LEGOや絵本までIoTおもちゃになるSONYのtoio
画像引用:https://www.sony.co.jp/SonyInfo/design/works/gallery/
東京おもちゃショー2017で話題をさらったtoioは、「トイ・プラットフォーム」と呼ばれる横長で楕円形の本体(コンソール)、リング状のコントローラー「toioリング」、そしてtoioの核となる「toioコアキューブ」2個で構成されているデバイスです。
toioコアキューブには加速度センサー、絶対位置センサー、超小型コンピューター、高性能モーターが搭載されていて、底面についた2つの車輪で回転させたり走らせたりすることができるほか、toio専用に作られたマットや絵本、カードなどを精密に認識することができ、たとえばマット上のどこにキューブが置かれているかといったことも正確に認識することが可能です。
このキューブを動かしたいおもちゃに貼り付けたり、乗せたりすることであっというまにIoTおもちゃと化してしまうというわけです。
「LEGOが動いたらどんなに楽しいだろう」と小さい頃に思った方も多いのではないでしょうか?toioならその夢が実現します。実際にtoioを使ったムービーが公式サイトで公開されていますので、百聞は一見にしかず、ぜひご覧ください。
子供に人気のIoTおもちゃ
単3電池で駆動するタイプのおもちゃをスマホで操作できるようになるという、乾電池型IoTデバイスMaBeee(マビー)は、発売当初から人気を維持しています。
まっすぐしか走ることができなかったミニ四駆、徐行や停車ができなかったプラレールなども自由自在に発車、停車、徐行、加減速などができるようになったり、ぬいぐるみに取り付けて「おいで!」と声をかければ、まるで生きているかのように自分の元に駆け寄ってくれたりなど、おもちゃの遊び方が大きく広がる秀逸なデバイスです。
また、2017年12月時点ではまだコンセプトモデルですが、タブレットとセンサーが搭載されたおもちゃでリアルに料理体験ができ、ままごとをしながら料理を身近に感じられるようになるままデジも期待されているIoTおもちゃデバイスの一つです。
料理の手順を覚えてもらえるように、ストーリー仕立てのレシピを開発し、ストーリーに沿って調理することで、いつの間にかレシピを習得できるというものです。
リアルに作られた野菜のおもちゃを実際に切ったり、鍋に入れてかき混ぜたりするとタブレットから音や映像によるリアルなフィードバックがあるほか、完成した際に湯気や匂いなどで本物さながらの料理ができあがるのを体験することができます。
そして、子供の創造力や感性を伸ばしてくれそうなデバイスがArTeC Blocks(アーテックブロック)です。
ブロックのほか、ロボットパーツ(センサー、モーターなど)やプログラミングソフトなどがセットになったロボットプログラミングキットを使えば、ブロック遊びの感覚で自分だけのオリジナルロボットを自由に作ることができます。
これからはプログラミングが必須科目になることもあり、早くからプログラミングに慣れ親しんでおくことは大切になってきます。そういう点でも、このArTeC Blocksは注目を浴びているIoTおもちゃデバイスです。
大人も楽しめるものも