スマートホーム機器の中でも注目度が高いのがスマートスピーカー
ここ数ヶ月の間にLINE Clova WAVEを皮切りに、Google HOMEやAmazon Echoといったスマートスピーカーと呼ばれるジャンルのスマートホーム機器が相次いで発売されました。
これらはそれぞれ「Clova(LINE)」「Google Assistant(Google)」「Alexa(Amazon)」という独自のAI搭載音声アシスタントが組み込まれていて、音声によるコントロールが可能なスマートホーム機器です。
スマートホーム機器の多くはスマホやタブレットに専用アプリをインストールして連携させることで遠隔操作などが可能になるというものですが、スマートスピーカーはスマホを開いてアプリを立ち上げる必要がありませんので利便性という面では大幅に向上しています。
また、これらはいわゆるプラットフォームと呼ばれるシステムで、サードパーティー製のスマートホーム向けの様々な機器と連携することができます。
上記の中でAmazon Echoを例に挙げると
「Alexa、照明を80%に落として」
と話しかければ、Echoと連携している調光機能付きのスマート照明が制御され
「Alexa、玄関の鍵を閉めて」
と話しかければ、同じくEchoと連携させたスマートキー(電子錠)が制御されるようになります。
それぞれのスマートスピーカーと連携できるスマートホーム機器は今後も続々と登場してきますのでどんどん便利になっていき、現時点では想像もつかないようなサービスを受けることができるようになるかもしれません。
もちろんこれらスマートスピーカーは単体でも優秀で、天気予報、時刻、今日の予定、調べたいこと、リラックスできる音楽、クイズ、買い物リストの作成や注文、出前などユーザーの様々なリクエストに対応してくれます。
なお、日本国内での販売については未定ですが、来年にはApple HomePodも発売される予定ですので、スマートスピーカー市場はさらに激化してくるものと思われます。
そのほかに注目されているスマートホーム機器
スマートホーム機器はスマートスピーカーだけではありません。
たとえばめざましカーテンmornin’は遠隔操作でカーテンの開閉ができるほか、タイマー設定することで起床時間になったら太陽光でごく自然に目覚めることができるようになります。
大音量のアラームや目覚まし時計による強制的な目覚めは不快感を覚えますし、深い眠りから一気に目覚めたことによる睡眠慣性(昼間もだるい、なかなか起きられない等)を招いてしまいます。
太陽の光で自然に目覚めることで気持ちよく朝を迎えることができ、パフォーマンスの向上や健康面での良い影響が期待できる機器です。
また、Qrio Smart Lockは玄関のドアのサムターンの上からかぶせるように設置するだけで、スマホ一つで鍵を施錠したり解錠したり、URLで知人や家族と鍵を“シェア”できたり、といったことができるようになる機器です。
Qrio Hubというハブと連携させて使用することで外出先からでも施錠/解錠が可能になりますので「閉め忘れてしまった」「閉めたかどうか不安」という場合でも安心です。
さらに、スマートホーム初心者に人気なのがmouse スマートホームです。
特にスターターキットではルームハブ、スマートLEDライト、スマートプラグ、モーションセンサー、ドアセンサーがセットになっていて、購入後セットアップを完了すればすぐに様々なスマートホーム機器を体感することができます。
ルームハブを介してそれぞれのスマートホーム機器を連携させることができ、モーションセンサーが人の動きを検知したらスマートLED照明が点灯するように設定したり、ドアセンサーが外出を検知したらスマートプラグに繋がっているテレビの電源が落ちるように設定したりすることができるなど、使い方次第で自分のライフスタイルに合ったスマートホームの形にカスタマイズすることができます。
続々と登場するスマートホーム機器、導入するならどれがおすすめ?
現在、世界中にはスマートホームに関連する機器が数億台も存在すると言われていて、2020年までには実に70億台に達するのではないかと言われています。
その全機器が私たちの目の前に現れるという訳ではないにせよ、今後、日本でも多種多様なスマートホーム機器がお目見えするであろうことは想像に難しくありません。
そうなった時、何から導入すれば良いのか迷ってしまう方も少なくないと思います。
どのようなスマートホームを求めるか、どのようなライフスタイルか、など個人によって適している機器は異なりますが、とりあえずスマートホームを体感したいという方には、先ほどのmouse スマートホームなどのようにセットになっている機器は分かりやすいかもしれません。
あるいは、今後登場するスマートホーム機器のうち、すでに導入しているスマートスピーカーと連携可能な機器を新たに購入して接続するだけで、音声コマンドで制御できるようになりますので、将来的な汎用性や拡張性という意味ではダントツでスマートスピーカーがおすすめです。
そのほかにも、日々様々なスマートホーム機器に関するニュースが流れていますので、もしかしたらあなたにぴったりの機器がすでに登場している可能性もあります。最新情報をチェックして、自分好みのスマートホーム機器を見つけるのも楽しいかもしれません。