超小型ロボット「マイクロボット・プッシュ」とは?
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世界最大規模の家電などの見本市であるCES(コンシューマー・エレクロトニクス・ショー/ラスベガスで毎年1月に開催)において“CES INNOVATION AWARDS”を獲得した実力を持つマイクロボット・プッシュは、「今使っているIoT化されていない家電をスマート家電に変えてくれる」という、画期的な超小型ロボットです。
ここでは最新モデル「マイクロボット・プッシュ 2nd Generation」をメインにご紹介します。
なぜ既存のIoT化されていない家電などがスマート化するのか?その仕組みは単純です。
テレビ、エアコン、照明器具、給湯器、暖房器具、扇風機、インターフォン、玄関のドアなどに設置されている「押しボタン」の上に両面テープなどでマイクロボット・プッシュを取り付けるだけで、人間の代わりに物理的な力を加えてオン・オフ操作などを行ってくれるというものです。
本体サイズは57.68mm×26.00mm×29.00mm、重量もわずか36gと小型軽量ですので、あらゆる場所に設置することができます。
操作・設置・設定・機能も非常にシンプルなため、誰にでも簡単に使い始めることができるでしょう。
スマホとの連携でマイクロボット・プッシュがより便利に使える
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本体に物理的なボタンも搭載されているのですが、毎回それを使っていては結局自分自身でボタンを押すのと変わりません。
やはり便利に使うにはスマホなどとの連携が必要です。
専用アプリ「マイクロボット・プッシュ」をインストールして本体とペアリングするだけで、離れた場所からでもマイクロボット・プッシュをコントロールすることができるようになります。
なお、対応OSはiOSが9.0以上、Android OSが4.2 Jelly Bean以上となっていて、iPad専用アプリも登場予定とのことです(2017年11月現在)。
マイクロボット・プッシュ 2nd Generationで進化した機能
ビルトインタイマー、タッチスクリーン対応、ギア強化、ノイズ減少、接続強化、そしてiOSのみですがiBeacon対応といった点が、前モデルから進化しているところです。
特にタイマー機能は便利で、毎回スマホを取り出さなくても、特定の日時と動作持続時間を設定しておくだけで、その時間になれば自動的にマイクロボット・プッシュが作動してくれるようになります。
毎朝8時にコーヒーを淹れて8時半にエアコンとテレビをオフにする、毎晩19時にエアコンをオンにして21時にパソコンの電源を落とす、などといったことを自動で行ってくれるようになるのです。
また、シンプルなゴムチップによって静電式ボタンに使用することもできますので、タッチスクリーンなどに対応できるようになっています。
ハブがあればマイクロボット・プッシュを外からでもコントロールできる
別売りのスマートホームタブを設置すればWi-Fi経由でハブを操作し、Bluetooth経由でマイクロボット・プッシュ本体をコントロールすることができるようになります。
「しまった、エアコンをオフにし忘れた!」という場合でも、慌てることなく外出先からオフにできるという訳です。
なおWi-Fiは802.11 b/g/nに対応、BluetoothはLEに対応しています。
さらに、IFTTTにも接続することができますので、Amazon Alexaなど350種類以上のサードパーティー社のサービスやデバイスとの連携も可能となり、あらゆるモノを自動化できるようになります。
シンプルな機能であるにも関わらず、IFTTTと連携することで高い汎用性や拡張性が生まれ、文字通り無限の可能性を秘めたデバイスであるという点がCES INNOVATION AWARDSに選出された大きな理由になっているようです。
なお、マイクロボット・プッシュ2nd Generation1台の価格は、税込5,980円で販売されていますが、より便利に使うならスターターキット(プロタスマートホームタブ1台&マイクロボット・プッシュ本体3台)税込25,980円がおすすめです。
いずれも2018年1月31日までの販売となっていますので、気になった方はぜひお早めにお買い求めください。
マイクロボット・プッシュは今後より存在感を増してくる
超高齢化時代に突入している日本において、高齢者が今後急増してくる中、離れたところにあるボタンを押しに行くのが負担になる、体が不自由で思うようにボタンを押しに行けない、といった方々も増えてくることでしょう。
そんな時、スマホ一つで離れたところからでも操作が可能なマイクロボット・プッシュはより存在感を増してくるのではないでしょうか。
また、IFTTTとの連携など、サードパーティー社のサービスやデバイスへの対応も今後どんどん広がって行くことと思われますので、現時点では想像もつかないような使い方ができるようになるかもしれません。
マイクロボット・プッシュは「シンプル・イズ・ベスト」。まさにそんな言葉がピッタリなデバイスです。