外出中でも手元で自分の家を安全に管理するスマートホームモニタリング
親が共働きなど忙しくなっている時代、子供はきちんと自宅に学校や遊びから帰っているのか、心配になることがあるでしょう。まだ子供に電話を持たせられる年齢でもないから、それが難しいとなると、子供の帰宅を遠隔で確認するのは一昔前であれば不可能でした。
しかしながら、現代技術の進歩に伴い、外出中でも遠隔で自宅の安全を管理することができるようになってきています。
例えば子供がきちんと自宅に帰ってきているか、玄関の開錠の記録を外から確認することや、防犯カメラなどで帰宅した子供の様子なども確認できます。自宅に訪問した人の顔や音声をインターフォンで確認することにとどまらず、外出中でも訪問した人に応答できるシステムも開発されています。
また、高齢化社会が進むにつれて、別居している両親を、何かあった時のために状況を見守りたいなどといった需要も出てきています。
このように、自宅や、両親の住む家などを外出先から遠隔でコントロールし、見守ることのできるシステムが、スマートホームのモニタリングシステムなのです。
機械には弱い方でも、簡単に操作できるスマートホームモニタリングシステム
スマートホームのモニタリングシステムでは、機械操作が苦手な方でも快適に家の安全を守ることができるように工夫されています。
スマートホームのモニタリングシステムは、スマートフォンの基本的な操作ができれば、だれでも利用することができます。専用のアプリなどをダウンロードして、スマートホームのデバイスを操作することで、いつでもどこでも、自宅の見守りが可能です。
万が一、スマートフォンの操作が難しいという方でも、デバイスを購入したメーカーへ問い合わせれば、電話でサポートを受けながら操作をすることもできます。
スマートホームのモニタリングシステムは、どのような仕組みで遠隔で管理するのか
そもそも、外出中に遠隔で家の様子を見守るスマートホームのモニタリングというのは、どのような仕組みで行われているのでしょうか。
仕組みは簡単で、屋内や屋外に設置したビデオカメラや、インターフォンなどに映し出されている情報が、自宅のインターネット回線を通して、自分のスマートフォンに送信されてきます。
そのため、自宅などを見守るためには、インターネットの環境が必要です。そして、介護が必要な親の状況を見守るためには、親の家にも別途インターネットの環境を用意する必要があるでしょう。また、スマートホームモニタリング専用のビデオカメラも必要になります。
その他、無線LANルーターなど、インターネットをWifiつまり無線でキャッチするデバイスなども必要になってきますが、自分でそれらを配置したり、設定したりすることが難しいという方でも、業者に依頼すれば設置は簡単に可能で、あとはモニタリングシステムを使うだけとなります。
快適なスマートホームのモニタリングシステムで、さらに便利な住まいの見守りへ
冒頭でも触れましたが、スマートホームのモニタリングシステムは単に様子の動画を手元で確認できるということにはとどまりません。
例えば、誰かが家に入ってきたときに、動きを検知してそれを教えてくれる人感センサーがあります。長く自宅を不在にする時に、それらを確認することで犯罪などを防ぎ、異変が起きた場合は近所の人や業者に家の確認をお願いすることもできます。
そして、玄関のドアや窓の開閉までも検知してくれる、開閉センサーなどもあります。これも、犯罪防止にとどまらず、子供や家族がいつ家を出入りしているのかの確認にも利用できます。
今回は、安全や介護という観点から、スマートホームのモニタリングシステムについて説明してきました。
今度のスマートホームの進歩は、私たちがより快適に過ごすために直接関係してくるものです。将来的にはAI技術なども導入され、スマートホームでより多くのことを行えるようになるでしょう。