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スマートホーム(スマートハウス)の記事
2023.02.24
2023.02.24

スマートリモコンを比較するポイントを解説!選ぶ決め手は何?

記事ライター:iedge編集部

電化製品が増えるのにあわせて、リモコンの数も増えていきます。リビングだけでも、テレビ、ブルーレイレコーダー、エアコンなど数多くのリモコンがあります。リモコンの置き場所に困る、どれがどのリモコンかわからない、そういった状況を解決してくれるのがスマートリモコンです。

各社から発売されているスマートリモンを比較し、選ぶときの決め手を解説します。

スマートリモコンとは何?基本中の基本から解説!

スマートリモコンとは、テレビやエアコンといった電化製品のリモコンを1台にまとめられる電子機器のことです。

スマートリモコンはスマートフォンからも操作が可能です。スマホの専用アプリを使ってスマートリモコンへ指示をすると、信号を発信して電化製品を操作します。

スマートリモコンの多くは、Amazon Echoをはじめとするスマートスピーカーへ接続して使用します。スマートスピーカーには、主に次の3種類があります。

3種のスマートスピーカーの特徴

Amazon Echo Google home HomePod
搭載AI Alexa Googleアシスタント Siri
対応スマートフォン Android/iPhone Android/iPhone iPhone
主な特徴 Amazonプライム会員であれば100万曲以上を無料で再生できる 1台に6つまでのGoogleアカウント情報を登録可能 ・Macなどパソコンでも利用可能

・声を自由に変更できる

メーカー Amazon Google Apple

スマートスピーカーへ音声で話しかけると、スマートリモコンへ指示を出して電化製品を操作できるようになるのです。

スマートリモコン選びのキーワード

各社から発売されているスマートリモコンを選ぶときは、次の4つのキーワードは理解しておきましょう。

  • 赤外線
  • Bluetooth(ブルートゥース)
  • IFTTT(イフト)
  • 温度・湿度・照度計

 

それぞれの意味は次のとおりです。

赤外線

赤外線は人の目で見られない光として知られ、リモコンの信号として活用されています。スマートリモコンは各電化製品の赤外線信号を記憶し、操作する仕組みになっています。つまり、赤外線の届かない場所にある電化製品は操作できません。

Bluetooth(ブルートゥース)

Bluetoothは有効範囲が約10mと比較的長い無線通信の規格のひとつで、マウスやイヤホンの接続方式として使用されています。スマートリモコンによっては、Bluetoothで電化製品を操作できるものもあります。

IFTTT(イフト)

IFTTTはさまざまなサービスと連携できる仕組みのことです。手軽にスマートホームを実現できるテクノロジーとして知られ、異なるアプリやサービスを条件分岐して組み合わせられます。たとえば、「毎朝6時にエアコンと照明をONにする」などの操作が可能です。

温度・湿度・照度計

スマートリモコンによっては、次のようなセンサーを内蔵している製品があります。

  • 温度
  • 湿度
  • 照度

 

各センサーから得た情報をもとに、スマートリモコンが自動的に電化製品を操作することも可能です。たとえば、設定した気温より下がったらエアコンの暖房を入れる、部屋が暗くなったら照明をつけるといったことができます。

スマートリモコンでできること

スマートリモコンは、複数のリモコンをひとまとめにしただけではありません。Wi-Fiに接続しているスマートリモコンであれば、インターネットをとおして外出先からも操作できます。さらにIFTTTやタイマー、センサー機能などを活用すれば、次のような操作も可能になります。

人感センサーで子どもの帰宅を通知する

スマートリモコンの関連機器のなかには、人感センサーがあります。人感センサーを玄関などに設置すれば、子どもが帰宅すると感知して、スマートリモコン経由でスマホのアプリへ通知します。

気温が28度を超えたらエアコンが作動

温度計を内蔵するスマートリモコンのなかには、特定の温度になったときに自動で電化製品を操作できるものがあります。たとえば、気温が28度を超えたらエアコンを操作し、気温の上昇を防ぐことが可能です。自分でいちいち操作することなく、真夏の猛暑などからペットを守れるのです。

外出するときにすべての電化製品の電源を切る

外出するときに電化製品などの電源を一つひとつ切るのは大変ですが、スマートリモコンで設定しておけば、スマホから一括で操作できます。逆に帰宅したら一括で電源を入れることも可能です。

スマートリモコンとスマートスピーカーを接続していれば、出かけるときに「いってきます」と声をかけると電源を切る設定にもできます。

遠隔操作でペットに餌やりをする

旅行中のペットの餌やりを、スマートリモコンから行うことも可能です。リモコンで操作できる自動給餌器であればスマートリモコンからも操作できるため、Webカメラでペットの様子を見て、遠隔地から餌やりができます。

照明のオン/オフで防犯対策ができる

夜になっても照明がつかないと家に誰もいないことがわかってしまうため、空き巣被害に遭うおそれがあります。旅行などで家を不在にするときは、タイマー機能を使って照明をつけることで在宅を装うことが可能です。

【要チェック】人気のスマートリモコンを徹底比較!

スマートリモコンは、さまざまなメーカーから発売されており、それぞれに特徴があります。主要なスマートリモコンの製品の特徴や機能などを、実際に使用している人の感想とあわせて紹介します。

Nature

Natureは、「Nature Remo」などをリリースしている日本のメーカーです。温度、湿度、照度を感知できるセンサーを内蔵しているモデルがあり、センサーの情報をもとにした電化製品の操作が可能です。高い拡張性があり、デザインもスタイリッシュで部屋になじませやすい特徴があります。

主な製品

Natureの主なスマートリモコンには、次の2機種があります。

Natureのスマートリモコン

Nature Remo 3 Nature Remo mini
対応スマホ iOS/Android iOS/Android
センサー 温度・湿度・照度・人感 温度
外出先からの操作 対応可能 対応可能
IFTTT 対応可能 対応可能
サイズ 70mm×70mm×18mm 58mm×58mm×15mm

Nature Remo miniはセンサーなどがNature Remo 3に劣るものの、コンパクトで低価格な点が魅力です。

こんな人におすすめ!

Natureのスマートリモコンの特徴は、対応スマートスピーカーの多さです。設定が簡単なため、誰でもすぐにスマートリモコンとして利用可能です。アプリが使いやすく、初めてスマートリモコンを導入する方におすすめです。

使っている人の感想

インターネットを通じて、実際にNatureの製品を使用しているユーザーに、使用した感想を聞いてみました。

自動化の最先端のテクノロジーに触れることができてとても嬉しく思います。たかが操作の一つが省けるだけですが、思っているよりもかなり楽です。年々腰痛がひどくなりますので、リモコンを取る時の屈む行為も控えられて助かります。(使用機種:Nature Remo 3)

毎朝寒い中起きる必要がなく、毎日適温で起床することができます。起きる時間に合わせて細かく時間設定できるため、節電やエコにもつながりとても満足しています。現在はリビングと寝室に設置しており、ほぼ全ての家電をオートメーションで効率よく稼働させることができるためわざわざリモコンやボタンを操作するという煩わしさから解放されとても快適な生活を送ることができています。(使用機種:Nature Remo mini)

外出先からリモート接続をしたときに、スマホの画面上では起動しているようになっていますが、実際に戻ってきたときに起動していないときがあるので、本当に接続ができているか判断がつきません。また、部屋が明るすぎると起動しないときがあります。(使用機種:Nature Remo)

※個人の感想で、効果や使用感には個人差があります。

Switch Bot

SwitchBotはイノベーションとテクノロジーによる快適な暮らしの実現をミッションに掲げ、さまざまな生活シーンを簡単にスマート化することを目指している中国の会社です。スマートリモコンだけでなく、スマートロックや自動掃除機など、さまざまな関連機器を多数リリースしています。

主な製品

SwitchBotのスマートリモコンには、次のような特徴があります。

SwitchBotのスマートリモコン

  SwitchBot ハブミニ
対応スマホ iOS/Android
センサー なし
外出先からの操作 対応可能
IFTTT 対応可能
サイズ 65.3mm×63.5mm×20.7mm

SwitchBot ハブミニは温度計などのセンサーを搭載していないものの、別売りの温湿度計などを接続することで機能の追加が可能です。

こんな人にオススメ!

SwitchBotはスマートロックや掃除機、壁スイッチのコントローラーなどバリエーション豊富な関連製品がそろっています。手軽にスマートホーム化を実現したい方におすすめです。SwitchBotアプリひとつでコントロールできるのも魅力です。

使っている人の感想

こちらも、インターネットを通じて募集したSwitchBotユーザーに、感想を聞きました。

部屋の照明やエアコンが、スマートスピーカーやスマートフォンから制御できるようになり大変便利です。インターネットに非対応機器でも赤外線リモコンを登録することで、擬似的に対応させることができます。事前にシーンを作成することで、時刻や状況に合わせて自動で機器の操作ができることも魅力的でした。(使用機種:SwitchBot ハブミニ)

カーテンの開閉や、お風呂のお湯炊き、部屋の温度湿度の管理などプラスで機械を購入すればリモコンに追加できるところです。子どもが生まれて抱っこなどで手が使えない時に、アレクサを使って声で操作ができるので便利です。(使用機種:SwitchBot ハブミニ)

時々アプリから操作した際の認識があまり良くなく、使えないことがある他、対応していないテレビなどのリモコンでは一つ一つボタンを登録しなければならず面倒である。また、セットアップ時のデバイスに相性があるため、普段の使用スマホと違う機種でセットアップを行わざるを得なかった。(使用機種:SwitchBot ハブミニ)

※個人の感想で、効果や使用感には個人差があります。

+Style

「+Style」は、睡眠センサーやCO2センサーなど、ヘルスケアに関するデバイスを多くリリースしている日本のBBソフトサービスが提供しているサービスです。また、アンティークなデザインのランプやコーヒーメーカーなど、独創的な製品が多く注目を集めています。

主な製品

+Styleの主なスマートリモコンには、次の2機種があります。

+Styleのスマートリモコン

+Styleマルチリモコン +Styleスマートマルチリモコン
対応スマホ iOS/Android iOS/Android
センサー なし 温度・湿度・照度
外出先からの操作 対応可能 対応可能
IFTTT 対応可能 対応可能
サイズ 58.5mm×77.0mm×19.8mm 直径60.0mm

「+Styleマルチリモコン」は照度と温湿度センサーが着脱可能で、不要な場合は外して利用できます。また、+Styleスマートマルチリモコンはスマートリモコンとしては珍しく、円形のデザインを採用しています。

こんな人にオススメ!

「+Style」は個性的なデザインを好む方におすすめです。スマート家電特有の先端的なイメージではなく、個性的でインテリアともマッチするデバイスを求めている場合におすすめです。

使っている人の感想

インターネットを通じて、「+Style」サービス利用者に、感想を聞きました。

簡単に理想のスマートホームが実現できました。ありとあらゆる家電の操作がこれ1つに集約することができ、まさに未来を感じることができます。特にエアコンなど外出先でオンオフの切り替えができるので、例え消し忘れの状態で出かけた場合も安心です。(+Styleスマートマルチリモコン)

1つの家電との連携だけなら大丈夫かもしれませんが、複数の家電の連携は結構大変です。なかなか上手くいかなかったり、何度も何度も設定し直したり時間が凄くかかりました。また、稀にですが原因不明のネットワークのエラーで操作できなくなる時もあるので注意が必要です。(+Styleスマートマルチリモコン)

※個人の感想で、効果や使用感には個人差があります。

アイリスオーヤマ

アイリスオーヤマは生活用品を多く取り扱うメーカーとして有名で、最近では電化製品でも高い評価を得ています。スマートデバイスにも積極的で、スマートリモコンもリリースしています。

主な製品

アイリスオーヤマのスマートリモコンの特徴は次のとおりです。

アイリスオーヤマのスマートリモコン

  スマート家電リモコン
対応スマホ iOS/Android
センサー なし
外出先からの操作 対応可能
IFTTT 対応可能
サイズ 46.0mm×46.0mm×43.0mm

 

独特な正方形に近いデザインですが、手のひらサイズで設置場所に困りません。タイマー設定だけでなく、外出先からの操作やワンタッチで複数の電化製品を操作できるのも便利です。

こんな人にオススメ!

アイリスオーヤマのスマートリモコンは、アプリを同一アカウントで共有できるため、家族の間で同じ設定を共有できます。家族全員でスマートリモコンを使用したい方におすすめです。

使っている人の感想

インターネットを通じて、アイリスオーヤマのスマートリモコンユーザーに感想を聞いてみました。

複雑な初期設定がなく、すんなりと設定をすることができました。また、操作が思ったよりも簡単で重宝しております。外出先から気軽にワンタッチで操作ができるので有難いです。防犯のために早めに電気を付けることができるので助かっております。(スマート家電リモコン)

外出先からでも家電を操作できるので、寒い時期に帰宅前に暖房をつけておくことができる点が便利だった。また、スマートスピーカーと連携して、料理などで手が放せない時に冷暖房の操作をしたり音楽を流したりなどできる点が気に入っている。(スマート家電リモコン)

スマホからの操作がwi-fi環境で無ければできないので、インターネットの回線が悪いときには操作できないのが不便だと感じている。また、本体がかなり小さいのでどこへ置いたのか分からなくなることもしばしばある。(スマート家電リモコン)

※個人の感想で、効果や使用感には個人差があります。

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