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スマートホーム(スマートハウス)の記事
2023.01.19
2023.01.30

スマホの効果的な放熱方法を解説!熱を持つ理由や間違った放熱方法も紹介

記事ライター:iedge編集部

スマホを使用しているとき、スマホ本体が熱くなることがあります。スマホが熱くなると、故障や画面のフリーズ、最悪の場合は発火や火傷などの危険性があります。

ではスマホが熱くなったときは、どのようにして放熱をすればよいのでしょうか。熱を持ってしまう理由や間違った放熱方法についても解説します。 

スマホはなぜ熱くなる?

そもそも、スマホはなぜ熱くなってしまうのでしょうか。発熱してしまう原因を紹介します。

充電中のスマホ利用

スマホが熱くなる1番の原因は充電です。スマホのバッテリーは充電するだけでも発熱します。そのうえ充電しながら動画を再生したりゲームをしたりすると、さらに負荷がかかり高温になってしまいます。

またタブレット用の充電ケーブルは電圧が高く、スマホが熱くなりやすいため注意が必要です。

バッテリーの劣化

バッテリーの劣化により、スマホが熱くなる場合があります。バッテリーが劣化すると充電の減りも早く、充電をする回数や時間が長くなります。充電の時間が長くなればスマホにかかる負荷が大きくなり、スマホは熱くなってしまいます。

使用方法などによって異なりますが、スマホバッテリーの寿命は1年半〜2年程度といわれています。寿命を過ぎているバッテリーは交換することで発熱を抑えられるでしょう。

長時間の使用

長時間に渡ってスマホを使用すると、負荷がかかっている状態が続くため、熱がたまりやすいです。特に複数のアプリを同時に起動したり、スマホへの負荷が重いゲームやGPSなどのアプリを使用したりすると発熱しやすくなります。

また、防水対応のスマホは、水が入らないように作られているため隙間がありません。そのため、発生した熱は放熱しにくくなります。

熱くなりやすい場所に置いている

スマホのバッテリーには、リチウム電池が使用されています。リチウム電池は熱に弱いです。たとえば、iPhoneは35℃以下の場所で使用することが推奨されています。

”iOS デバイスや iPadOS デバイスは周囲の温度が0°〜 35℃ の場所でお使いください。低温下や高温下では温度調整のためにデバイスの動作が変化することがあります。極端な高温下で iOS/iPadOS デバイスを使うと、バッテリーの持ちが悪くなることがあります。”(アップル「iPhone、iPad、iPod touch が高温または低温になりすぎた場合」より引用)

そのため、直射日光が当たっていたり温度が高い場所にスマホを置いていたりすると熱くなってしまいます。また、電波が不安定な場所でスマホを使用すると、スマホが電波を探そうとするため負荷がかかり、熱くなりやすいです。

スマホの効果的な放熱方法や予防方法

スマホやバッテリーを長く安全に使うためにも、熱くなったときの対処方法を知っておく必要があります。また、そもそも熱くならないようにするための予防方法についても理解しておきましょう。

効果的な放熱方法

まずは、スマホが熱くなってしまった場合の対処方法を5つ紹介します。

充電をやめる

充電しているときにスマホが熱くなってきたら、すぐに充電をやめましょう。充電をやめることで一時的に発熱は解消されます。充電をしながらスマホを使用している場合は、スマホの操作もやめ、アプリも閉じるとよいでしょう。

電源を切る

スマホの操作をやめ、電源を切りましょう。操作をやめることでも温度は下がりますが、電源を切ることで、バッテリーだけでなくスマホ本体の発熱も止まります。

電源を切るのが難しい場合はアプリを終了して、操作を止めるだけでも効果があります。このとき、バックグラウンドアプリも忘れずに終了させることがポイントです。しかし、保存されていないデータは消えてしまうので、注意しましょう。

冷却グッズを利用する

スマホ用の冷却グッズで熱を冷ますのも効果的です。冷却グッズには、スマホに直接貼る冷却シートやスマホ用の保冷剤、冷却ファンなどさまざまなものがあります。どれも短時間での放熱が見込めます。冷却グッズの代表的な商品と価格(2022年12月時点)は以下のとおりです。

商品名 商品概要 価格
Simplism (シンプリズム) 貼って剥がせるスマートフォン冷却シート 1,580円(税込み)
冷やスマ スマホ用常温保冷剤 1,980円(税込み)
スマートフォン冷却ファン スマホの熱暴走によるフリーズ等を防ぎ、長く快適に使うための冷却ファン 3,980円(税込み)

熱伝導率が高い金属をあてる

熱伝導率が高い金属をスマホに当てると熱が下がります。熱伝導率が高い金属は金・銀・銅などが該当します。

この中で身近にあるものは、銅が含まれる10円玉です。10円玉をスマホの裏側に当てておくだけで、手軽に冷やすことができます。しかし、熱を吸収した10円玉は効果が薄くなるため、10円玉が熱くなったら交換する必要があります。

ケースやカバーを外す

スマホからケースやカバーを外し、熱を放出しましょう。風通しのよい場所に置いたり、扇風機などで風を当てたりすると効果的です。また、液晶画面の保護フィルムを剥がすのも効果があります。しかし、剥がしたフィルムは再利用ができない場合が多いため注意しましょう。

熱くならないための予防方法

次に、スマホが熱くならないための予防方法を6つ紹介します。

充電中に操作しない

充電しながらスマホを操作することは、スマホが熱くなる大きな要因です。緊急の場合などを除いて、できるだけ充電中の操作は控えましょう。

ディスプレイの明るさを調整する

ディスプレイを比較的明るい状態で使い続けることもスマホへの負荷がかかり、発熱につながります。バッテリーも消耗してしまうので、省電力設定にするなど、明るさを調節して使用しましょう。

長時間使用しない

長い時間連続してスマホを使い続けると、放熱が間に合わずにスマホは高温になってしまいます。特に動画の再生やゲームといった、スマホに負荷のかかるアプリを長時間使用すると急速に過熱します。できるだけ長時間の使用を避け、休ませながら使うことをおすすめします。

不要なデータは削除する

スマホに保存している写真や動画などのデータが多いと、スマホの容量を圧迫し、発熱の原因となります。不要なデータはこまめに削除したり、ほかのツールに保存したりすることで予防しましょう。

暑い場所に置かない

直射日光が当たる場所や車内などに置いておくと、操作していなくてもスマホの温度は上昇します。衣服のポケットに入れたままにしておくことも温度の上昇につながります。そのため、ポケットなどに入れっぱなしにすることがないように注意しましょう。

アップデートをする

スマホのシステムやアプリに不具合が生じ、発熱するケースもあります。こまめにアップデートを行い、スマホを最新の状態にしておくことが発熱の予防につながります。アップデートは大きなものだと年に1回程度、小さなものだと年に2〜3回の頻度で行われることが多いです。

間違ったスマホの放熱方法とは

スマホが熱くなると、早く冷まそうとするあまりに間違った方法で冷却し、故障につながるケースがあります。間違えた放熱方法を2つ紹介します。

冷蔵庫や冷凍庫に入れる

スマホを冷蔵庫や冷凍庫に入れると、熱を急速に下げることができます。しかし、急激な温度変化によりスマホ本体の中に結露が生じ、故障の原因になります。

防水機能付きのスマホなら大丈夫と思うかもしれません。しかし、防水機能が付いていると結露が放出されずに水分がスマホ内に留まり、故障しやすくなります。保冷材の使用も、結露の発生につながるため、冷凍庫や冷蔵庫、保冷剤を使用することは避けましょう。

水につける

防水機能付きのスマホを冷まそうと水につけることも、冷凍庫などの使用と同じく一気に温度が下がるため結露が発生します。

前述したように防水機能付きのスマホ本体の中に結露が発生すると、故障のリスクが高くなるので、スマホの冷却は必ず空気中で行うようにしましょう。

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