今後スマートホームの姿はどのように変化していくのか?課題は? | スマートホーム(スマートハウス)情報サイト | iedge
iedge
  • iedge

スマートホーム(スマートハウス)の記事 2018.01.11

今後スマートホームの姿はどのように変化していくのか?課題は?

Google HOMEやLINE Clovaなど、スマートスピーカーの登場によって日本国内でも徐々に認知度や理解度が上昇しているスマートホームについて、今後その“姿”がどう変化していくのか?課題は何か?などを、詳しく考えてみたいと思います。

記事ライター:iedge編集部

今後を考えるには現状を知ることが大切。スマートホームの今とは

家電や家具などがインターネットで繋がり、私たちの生活に利便性や快適性を与えてくれるだけでなく、安全性、経済性といった面でも大きな影響を与えてくれるようになるのがスマートホームです。

2017年10月に日本語版が発売され、話題となったGoogle HOMEを例に考えてみると、

「Ok Google、電気をつけて」

と話しかければ、デバイスに搭載されたAIアシスタント「Google Assistant」が反応し、電気をつけてくれます。

「Ok Google、テレビのボリュームを2つ下げて」

と言えばボリュームが下がります。

玄関のインターホンが鳴り、

「Ok Google、誰が訪ねて来たの?」

と聞けば「息子さんです」と答えてくれることも可能でしょう。

このように話しかけるだけで様々なコマンドを実行し、かつユーザーの傾向や嗜好を学習してより最適なレスポンスや提案を行ってくれるようになるのが“スマートスピーカー”です。

日本ではGoogle HOMEのほか、LINE Clovaが販売されていて、2017年11月からはAmazon Echoもプライム会員限定で販売が開始されています(招待制)。

こうしたスマートスピーカーは、サードパーティー社製(いわゆる他社製)の様々なスマートホーム向けIoTデバイスやクラウド、その他のサービスなどと連携することで、どんどん利用できる幅が広がっていきます。

また、そのほかにもスマホで鍵の操作が行えるようになるQrio Smart Lock、家中のリモコンが不要になるスマート家電コントローラー、カーテンを遠隔で開閉したりタイマーで開いたりすることができるめざましカーテンmornin’など、一つ一つ紹介していたらキリがないほど多種多様なスマートホーム向けIoTデバイスが販売され、今後も次々と開発され続けていくことでしょう。

さらに、セキュリティや高齢者、留守番の子供の見守りという面では、外出先からでもリアルタイムにスマホからライブ映像を見たり、被写体に向かって話しかけたりすることもできるネットワークカメラeCameraなどが販売されています。

エネルギーマネジメントの面では、日本でも普及が進んでいるHEMSや太陽光発電、家庭用蓄電池、エコキュートにエコジョーズといったスマートハウス向けの設備やシステムもネットワークに繋がり、相互通信が可能なため、広義ではスマートホーム向けIoTデバイスの一種と言えるでしょう。

スマートホームは今、こうしてあらゆる業種のあらゆる企業が参入し、次々に新しいクラウドやソフトウェア、プラットフォーム、デバイスなどを開発し、またお互いに連携し始めようとしているところです。

それでは、ご紹介した今の状況を踏まえたうえで、今後のスマートホームはどうなっていくのかを見ていきましょう。

 

スマートホームの今後はどうなる?

経済産業省は「スマートホームにおける現状と将来像の実現に向けた検討の方向性について」の中で、今後のスマートホーム像を次のように見据えています。

1.今後、家庭内で連携する機器が増え、取得できるデータの量・質が向上することで、エネルギー消費の見える化や家電のOn/Off操作などに留まらない、生活空間のカスタマイズや製品ライフサイクルにおける改善などの、革新的なサービスが可能になると考えられる。

2.革新的サービスの創出により、サステイナブルな社会の実現に向けた「社会課題の解決」や、事業者や個人における「ニーズの充足」につながることが期待される。

抽象的かつスケールが大きい話であると感じますが、国が見据えるスマートホームの今後とは、上記のようなものとしています。

ただし、前述のようにあらゆる分野の企業が次々に開発を行っているおかげで、ほんの数年前まで全く予想できなかった画期的なデバイスやサービスがどんどん登場しています。

ポケベルからスマホに移行することを想像できなかったように、今在るスマートホームの姿から、今後の将来像(特に完成形)をイメージするのは難しいかもしれません。

そんな中で大変分かりやすく将来像を語ってくれたのが、ロボット掃除機ルンバの開発・販売を手がけるiRobot社のCEOコリン・アングル氏です。

アングル氏は、同社の目指す方向性として「ロボットが家電など家にある必要なデバイスと連携して、家そのものがロボット化すること」を掲げています。

この場合のロボットとは人型とは限りません。AIを搭載し、学習して成長することができるデバイスであれば、広義でロボットと言えるでしょう。

あまりにも可能性が広すぎて具体的に「スマートホームは今後こうなる」とは断言し難いものですが、セキュリティ、エネルギーマネジメント、エンターテイメント、そしてメディカルまでもがインターネットに繋がり、相互通信することで居住者の利便性や快適性、安全性、経済性などあらゆるメリットをもたらしてくれるようになることは間違いないといえるかもしれません。

 

スマートホームの今後に向けた課題もある

メーカーが異なる機器同士の連携、IoTデバイスが収集したビッグデータの管理やプライバシーの問題、インターネットに接続することで発生する第三者からの攻撃などの脅威、製品自体の安全性など、今後、スマートホームが普及していくうえで抱えている様々な課題があることも確かです。

スマートホームユーザーはこうした課題やリスクがあることについて、きちんと把握し、理解することも大切になってくるでしょう。

関連記事

NEW

AIにとって理想的な「教師」は誰か? メルボルン大学のチームが実験で「AIの危険性」に警鐘

実験に使われた「生体ミラー」 ※画像はイメージです この実験では「生体ミラー(原文では The Biometric Mirror)」という装置が使われた。これは、1万の顔データを備えた人工知能によって ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事2018.09.25
NEW

スマートホームを実現する「LS Mini」

LS Miniに内蔵される「AI」とは? LS Miniは、自宅の家電製品の自動化だけでなく、家族の見守りや、留守中の遠隔対応、さらには、自宅の快適な環境づくりのために、温度などを自動的にコントロール ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事2018.09.24
NEW

一億円以上の資金を調達した、その実力とは?猫ヘルスケア「toletta」 

toletta完成までの道のり tolettaを開発した株式会社ハチたまの社長である堀宏治氏は、NTTデータで病院情報システムの開発に携わりました。病院経営コンサルティングに従事したのち、起業します。 ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事2018.09.23

Qrio Smart Lockなら、鍵をシェアすることできて、スマホで解錠できる!

Qrio Smart Lockなら、まるで鍵を開けるかのようにスマホを操作するだけ Qrio Smart Lockは、スマートロックサービスです。 鍵をドアに設置する際の工事も不要です。鍵につけさえす ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事2017.10.02

これからのスマートホームには欠かせないAIについて知っておこう!

そもそもAIって何? AI(Artificial Intelligence=人口知能)は、人間が行う様々な作業や活動をコンピューターなどで模倣し、人間と同じような知能の実現を目的としたソフトウェアおよ ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事2017.10.02

人の感情に共感する次世代のAIロボット「JIBO」とは?

多くの可能性を秘めた新型AIロボット「JIBO」 JIBOは、アメリカのMIT(マサチューセッツ工科大学)のシンシア・ブリジール准教授により開発されました。 その後、2014年にIndiegogoのク ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事2017.10.02

Copyright© iedge , 2018 AllRights Reserved.