Juneが1台あればレストランさながらの料理が楽しめる
画像引用:https://juneoven.com/
電子レンジやオーブンは、もはや私たちの食生活に必要不可欠な存在です。
近年ではスチーム調理してくれる製品や、ユーザーがメニューを選ぶだけでボタンを押せば自動調理してくれる製品なども多数流通していますが、今回ご紹介する“売り切れが続出”するほど大人気のスマートオーブン「June」はさらに一歩先を行くIoTデバイスです。
リアルタイムの画像処理に特化したシステム「Graphics Processing Unit(GPU=Juneでは192 NVIDIA CUDA® コア)」が搭載されていて、庫内に入れられた食材をその場で自動判別して最適な調理方法、温度、調理時間などを設定してくれますので、ユーザーは庫内に食材を入れるだけでレストランさながらの料理を楽しむことができるのです。
本体外部にはツマミとタッチパネルが搭載されており、内蔵カメラで判別して調理方法や加熱時間、温度などが自動的に提案表示されますので、OKであればそっと触れるだけで調理がスタートします。
機能としては「焼く」「ローストする」「煮る」「温める」などの調理ができますので、ステーキ、チキン、ローストビーフ、トースト、ケーキ、クッキーなど様々な料理を楽しむことができます。
キッチンカウンターに据え置くタイプの「June Oven」と、システムキッチンに組み込むタイプの「June Oven Pro」がありますが、基本的な性能は変わりません。
オーブンと聞くとどうしても容量が気になってしまうところですが、実は一見コンパクトに見えるこのJune、意外と大容量なのです。
チキンであれば丸ごと1羽、七面鳥であれば約5kg程度、パンであれば9枚入りますので、人数の多い家族がいる場合でも十分機能してくれますし、その分調理にかける時間を短縮することもできます。
ちなみに、Juneの若干丸みを帯びたスタイリッシュなフォルムやカラーリングを見て気がつく方もいるかもしれませんが、どことなくAppleの「Macintosh」を彷彿させるデザインになっています。
実はこのJuneを開発したのは、元Apple社のエンジニアが開発したデバイスなのです。元Appleのエンジニアが手がけたというだけで、どこかワクワクしてしまいますね。
Juneはスマホアプリとの連携でさらに便利に使える
画像引用::https://juneoven.com/
Juneは本体にWi-Fi機能が搭載されていて、スマホにインストールしたアプリとWi-Fi経由で連携することができます。
*現在のところアプリはiPhoneやiPadなどのiOS端末のみの対応となっています。
スマホとJuneが連携すると、オーブン内の画像をリアルタイムでチェックすることができます。調理中の画像が見られるのは珍しいものですし「設定したけれど、きちんと焼けているだろうか?」というちょっとした不安も解消してくれます。
しかも、焼き上がり具合を見ながら「もう少し焼きたいな」と思えばアプリを通して調理時間を伸ばすこともできますし、「もう十分」と思えば調理をストップさせることもできます。
また、調理中に撮影したムービーをSNSに投稿することもできますので、珍しい食材や調理が難しい食材を用いた場合は“インスタ映え”するかもしれません。
調理が終わるとアプリに通知が届きますので、その間はテレビを観たり、他の調理を進めたり、家族との団欒の時間に充てたりすることも可能です(ただし高熱で調理をしますので、事故などには十分にお気をつけください)。
いくら自動で調理してくれるとはいえ、「何を作ろうかな」と迷ってしまう日もあるでしょう。そんな時でもアプリを開けばJune向けに作られたレシピを参照することができますので、献立に悩む必要もなくなります。
至れり尽くせりのJuneは、アップデートでどんどん賢くなる
実はJuneのオーブン上部には“キッチン量り”が内蔵されています。同じ食材でも量によって加熱時間が異なってくるので、量りの機能を使うことで、細かい分量も手軽にチェックができて安心です。
また、ローストチキンなどを作る際、ちゃんと中まで火が通っているか心配になることもあります。そんな時は専用の温度計を食材に刺せば、調理中の食材の内側の温度を外部のタッチパネルに表示してくれますので、簡単に焼きあがりを確かめることも可能です。
Wi-Fi接続することでソフトウェアのアップデートを受信してどんどん便利になって行くほか、AIを搭載していることもあり、これまでの調理履歴などからユーザーの好みを学習してくれますので、使えば使うほど、よりあなた好みの調理が簡単に作れるようになります。
至れり尽くせりのJune、いかがだったでしょうか?
なお、Juneは2017年の現時点では、技適の問題などで日本を含む米国以外での販売は検討中とのことです。気になる方は、Juneのアップデート情報を公式サイトでチェックしてみてください。