Amazonダッシュボタンとは?
画像引用:https://www.amazon.co.jp/
Amazonダッシュボタンは縦31mm×横81mm×厚さ16mm、Wi-Fi機能とボタンが搭載された小型のIoTデバイスです。
Amazonの本拠地であるアメリカでは、すでに2015年3月31日から開始されていたサービスですが、日本ではようやく2016年11月よりプライム会員限定でサービスが開始されました。
2017年11月時点で110を超えるブランドの約1,400商品がワンプッシュで注文できるようになっています。
商品名がプリントされたボタンを購入し、Wi-Fiに接続したら、iPhoneやAndroidスマホのAmazonショッピングアプリから「お気に入り」の商品を設定します。
なんと、たったこれだけで準備は完了です。あとはその商品がなくなったら(なくなりそうになったら)本体のボタンをワンプッシュするだけで注文できてしまうという仕組みです。
その都度アプリを開いたり、配送先を指定したりといった必要がなくなるという、まさに新時代の買い物スタイルと言えるでしょう。
なお、Amazonダッシュボタンは1商品につき500円で販売していますが、初回注文時に請求額から自動で500円差し引かれますので、実質無料で利用することができます。
*500円以下の商品を購入する場合についてなどは、Amazonダッシュボタンのプロモーション利用規約をご参照ください。
商品が正常に注文されたかどうかは本体のインジケーターの色(緑は注文完了、赤は注文未完了)で分かるほか、アプリで注文通知を設定しておくことで確認することができます。
また、1個のところ誤って複数個注文してしまったり、子供がふざけて連打してしまったりなど「意図せずして重複注文」をしてしまった場合でも“商品が届くまでは何度押しても有効な注文は1回のみ”という重複注文防止策も練られていますので、安心して利用が可能です。
*複数個やストックを注文したい場合などは、Amazonショッピングアプリ上の「重複注文を許可」をオンに設定すれば可能となります。
なお、キャンセルしたい場合は、注文時に届く確認通知から手続きができます。
Amazonダッシュボタンのメリットとデメリット
ワンプッシュで注文できるAmazonダッシュボタンのメリットとデメリットを考えてみましょう。
まずメリットですが、その場で注文できますので「うっかり買い忘れた」といったことがなくなるという点ではないでしょうか。
スーパーやドラッグストアに行くまでは何を買うか覚えていたのに、すっかり忘れてしまったという経験をしたことがある方もきっと少なくないと思います。Amazonダッシュボタンがあれば、そのような買い忘れを防いでくれるでしょう。
また、高齢者世帯や体が不自由な方など、外に買い物に出るのが難しい方、乳幼児がいて外出が難しい方、近所にスーパーやドラッグストアがないという方などにも非常に有用なデバイスです。
一方、デメリットとしては、宅配ボックスなどがないと共働き世帯には受け取りが難しいという点と、時間指定をしたい場合は最終的に配送会社のサービスにログインするなどして時間を指定しなければならないという点、そして商品が若干高めの料金設定になっている傾向があるという点でしょう。
便利さの反面こうしたデメリットもありますので、購入前に自分の生活スタイルに適しているかは一考してみる必要がありそうです。
Amazonダッシュボタンはプライム会員限定のサービス
現在のところAmazonダッシュボタンはプライム会員のみのサービスとなっていますので、一般会員の方は利用することができません。
プライム会員とは年会費3,900円(ひと月あたり325円)で入会できるサービスで、映画などが見放題のプライムビデオ、音楽が聴き放題のprime music、毎月1冊無料で読めるKindleオーナーライブラリーといったサービスが利用できるほか、“お急ぎ便”や“お届け日時指定”などが無料で利用できるサービスです。
Amazonをよく利用する方にとっては、お得な価格でこれらのサービスを受けることができます。
現在のところ30日間お試しで無料体験も行っているようですので、興味がある方はこの機会に試してみてはいかがでしょうか?
Amazonダッシュボタンの今後の進化に期待したい
ワンプッシュで注文が完了してしまうAmazonダッシュボタン、いかがでしたか?
かなり便利であることに変わりはありませんが、
・地元のドラッグストアの方が安い物もある
・「定期おトク便」「おまとめ割引」などが適用されない
・配送方法や時間指定ができない
といった課題も抱えています。
これらがクリアになり、さらにラインナップが充実してくればより利便性が高くなることは間違いありませんので、ユーザーの満足度もアップすることでしょう。
Amazonダッシュボタンのさらなる進化に期待したいところです。