飼い主はみな、かわいいペットにはいつまでも健康にいてほしいと願うものです。しかしながら、残念なことにペットは言葉が話せないため、外出中や就寝中の様子や健康状態は推測するしかありませんでした。これに対し、最近はペット用のスマート機器がいろいろと登場し、ペットの様子をきめ細かく確認することが可能となっています。この記事では、そんなペット用スマート機器5選をご紹介。ぜひ愛するペットの健康管理に役立ててください。
この記事のコンテンツ:
- 子どもよりも犬や猫のほうが多い日本
- ペット用スマート機器5選
- スマート機器の力を借りてペットに長生きをしてもらおう
子どもよりも犬や猫のほうが多い日本
日本では犬や猫を飼っている人が多くいますが、実はその数はすでに15歳未満の子どもの数を超えているのだそうです。平成30年4月1日時点における15歳未満の子どもの数は1,553万人であったのに対し、犬と猫の飼育数の合計は1,855万頭。この数からも日本におけるペット人気がうかがえます。
ペットを飼う上での悩みの1つは、言葉が話せないというところ。体調が悪かったり、外出中や就寝中に何かあったりしたとしても、ペットにはそれを直接人間に伝える手段がありません。気づかずに放置していたら大きな病気になってしまったということもあり得ます。
そんな悩みを解決するため、さまざまなペット用のスマート機器が販売されていることをご存じでしょうか。最新テクノロジーを使ってペットの健康や様子を監視し、人間の頭や目が行き届かないところをカバーしてくれます。
ペット用スマート機器5選
ここからはそんなペット用のスマート機器5選をご紹介します。どれも愛するペットに長く健康でいてもらうのに役立つものばかりです。
Catlog
Catlogは首輪型のスマートデバイス。ご飯、水飲み、運動、睡眠、毛づくろいといった猫の行動を分析し、24時間365日監視してくれます。たとえば、水を飲む量が普段より多い/少ないであるとか、運動不足ぎみであるとか、そういった情報を得ることができ、早期の改善につなげることが可能です。今後は嘔吐、トイレ、ジャンプといった行動も判別できるようにアップデートが予定されています。
重さは10円玉2枚分と、猫にとっても負担が少ない仕様。首輪がちょっと苦手な猫でもCatlogだったら大丈夫だったというケースもあるようです。首輪のみを全サイズ1週間試着できるサービスもあるので、気軽に始められそうですね。
製品URL: https://rabo.cat/catlog/pendant/
スマート・ペットハウス・コージー2
猫用の家やベッドは数あれど、スマート・ペットハウス・コージー2は温度管理ができるところが特徴の猫用スマートハウスです。温度と湿度を感知するセンサーが内蔵されており、アプリで外出先からでも確認することが可能。快適な温度になるよう自動調節することもできます。
赤外線センサーも内蔵されており、猫がどれくらいの時間スマートハウスの中にいたのかも測定可能。健康管理にも役立ちそうです。
製品URL: https://www.softbankselection.jp/cart/ProductDetail.aspx?sku=6931580104861
toletta2
猫にとって怖い病気の1つが尿関連の病気。もともと砂漠地帯に住んでいて、少ない水で生きてきた猫は濃い尿を出す生き物であり、腎臓への負担が大きいといわれています。
toletta2はそんな猫の尿を監視するためのデバイス。尿の回数や量に加え、体重や入室回数、滞在時間、経過時間を表示することができます。
また、AIカメラ内蔵で、多頭飼いしている家でも猫を自動的に見分けてデータを猫ごとに測定。尿の状態が気になるときはtoletta専任の獣医師へチャットで相談できるのもうれしいですね。
製品URL: https://toletta.jp/lp/concept/
WICKED BONE
運動不足解消のためにも、犬とは多く遊んであげることが推奨されますが、なかなか平日などは遊んであげることが難しいのではないでしょうか。
WICKED BONEはスマートフォンでコントロールが可能なペットのおもちゃ。ペットの周りを動いたり、ペットのさまざまな行動に反応したりすることで、興味を掻き立ててくれます。
自動設定をすれば、飼い主が動かさなくても自動でペットがWICKED BONEで遊ぶことが可能。ペットの性格に合わせて動きをパラメータ調整できるのもうれしいですね。
製品URL: https://www.makuake.com/project/wicked-bone/
CleverPet
CleverPetは飼い主が不在でも、自宅の犬にご飯をあげ、しつけもできてしまうというスマートデバイス。3つの光るタッチパッドがついており、それを使ったゲームを犬がクリアするとご飯が出てくるという仕組みとなっています。最初は何もしなくてもご飯が出ますが、徐々に難易度が上昇。難易度の調整は行動科学に基づいた最新のアルゴリズムで自動的に行ってくれます。
CleverPetを使うと、犬がゲームをクリアするのに夢中となるため、飼い主が不在でも不安から物を壊したり吠えたりすることが少なくなるとのことです。こういった症状に悩まされている飼い主の方は試してみてはいかがでしょうか。
製品URL: https://clever.pet/
スマート機器の力を借りてペットに長生きをしてもらおう
いくらペットがかわいいとはいっても、24時間ずっと見ていることは不可能です。足りない分は無理をせずに、スマート機器に補ってもらってはいかがでしょうか。人間よりも優れている部分もあり、ペットの健康状態の管理にきっと役立つことでしょう。