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スマートホームをデザインするときに重要な機器やサービスについて

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まずは「何がしたいのか」

スマートハウスの導線をデザインしていこうとする時、まず必要になってくるのが「何をしたいのか」「何を中心にするか」ということです。

スマートホームで「何がしたいのか」が明確になれば、揃える機器の方向性も定まってきます。また、自動化していく際も目的がはっきりしていれば、スマートホームのデザインが容易になります。

IoT機器を多数購入して、それぞれ使用すれば、確かに便利ではあります。しかし、それは「スマートホーム」というより、IoT機器をただ使っているだけです。また、機器によっていちいち操作アプリを切り替えるのも煩わしいでしょう。

やはりスマートホームなら、まとまったシステムの元で各機器を一括管理させることが一番です。「スマートホーム・ハブ」という一括管理システムで、各機器がスマートホームでどう動いていくかをデザインすることが、スマートホームの醍醐味かと思います。

一口にスマートホーム・ハブといっても、どのようなものがあるのでしょうか。サービスとしてのスマートホームなら、独自のスマートハブが提供されることが多いですが、自分でスマートホームをデザインする時には、そうは行きません。

そんなときは、スマートスピーカーを使ってコントロールするのがおすすめです。

 

スマートスピーカーで簡単コントロール

2017年11月15日に国内発売されたAmazon Echoを筆頭に、Google Home、LINEによるClova WAVEなどが現在日本語に対応しているスマートスピーカーです。

パナソニックやソニー、オンキョーなど、国内メーカーもスマートスピーカーに参入し始めていますが、現状は英語など欧米言語対応で、国内展開は行っていないのが現状です。

スマートスピーカーが最も普及しているとされる米国のシェアを見てみると、Amazon Echoシリーズが圧倒的シェアを得ています。

2017年に米国で行われた調査によると、米国におけるAmazon Echoのシェアは71%で、2位のGoogle Homeの15%と合わせると、2ブランドだけで86%を占めています。

個々の製品の良し悪しは別として、これだけのシェアがあれば、必然的に対応製品も増えていきます。そのため、次世代製品での改良も大いに見込めます。

日本語においてもその恩恵を受けられるため、スマートホームをデザインする際のスマートスピーカーは、Amazon Echoを選んでおくのが賢明かもしれません。

中でもAmazon Echo Plusは、それぞれの機器のハブ機能も兼ねているため、特におすすめです。

IoT(Internnet of Things)といっても、それぞれの製品が必ずしも直接インターネットにつながっているわけではありません。ハブと製品が接続し、ハブがインターネットに接続することが多いのです。

そして、Amazon Echo Plusはこのハブの役割を果たしてくれるというわけです。まさにスマートホームの中心と言えるでしょう。

 

IFTTTで自動化

スマートスピーカーだけでは、冒頭に述べたような自動化されたスマートホームは実現しません。自動化されたスマートホームをデザインする上で重要になるツールがIFTTTです。

IFTTTは、もともとWebサービス同士を連携させるためのサービスでしたが、近年多くのIoT機器のアプリに対応が進んでいます。

基本的に「もし~なら、~になる」という構成で、ある行動をトリガーとして一定の動作を行う形になります。この組み合わせで、複雑な自動化を行うことができます。

たとえば、スマートフォンがWifi接続されたことをトリガーとして、リビングの照明を点灯させ、テレビをつけ、エアコンで快適な室温を保つというようなこともできます。

はじめはできることが多すぎて混乱することもあるかもしれませんが、慣れていけば世界が広がるほど、思う通りのスマートホームの自動化デザインが実現できます。

 

ツールの組み合わせ次第で理想のスマートホームがデザイン可能

いかがだったでしょうか、今回は理想のスマートホームをデザインしていく鍵として、スマートスピーカーおよびIFTTTを紹介してきました。

しかしながらいずれも、これさえ使えば理想のスマートホームがデザインできるという単純なものではありません。

それぞれうまく組み合わせて、自分が何をしたいのか、何があると便利なのかをうまく把握し、自分の生活スタイルに合わせてスマートホームをデザインしていくことが重要になります。

少々労力のいる作業にはなりますが、納得のいくスマートホームのデザインが完成すれば、憧れの未来的な生活を享受することができるでしょう。