Chromecast with Google TVとは?
Chromecast with Google TVとは、テレビに接続して使う映像出力機器のことです。日本時間の2020年10月1日発表され、日本国内では2020年11月25日から正式に発売開始になりました。
・サイズ:6.4 x 2.4 x 0.5インチ
・重量:55g
・カラー:スノー、スカイ、サンライズ
・無線接続方式:Wi-Fi、Bluetoothなどに対応
となっており、小型で軽量、そして複数のカラーから好きなモデルを選択できるようになっています。
Chromecastとの違い
Chromecast with Google TVはテレビに接続して使う映像出力機器です。本体に専用のソフトウェアが搭載されており、スマホやタブレットなどと連携しなくても直接動画配信サービスを表示したり、チャンネルを選んだりできるようになっています。
前モデルのChromecastは、スマホで再生する映像をテレビに映し出す機器です。スマホと本体を接続した上で、スマホ上で再生したい映像を操作しながらテレビに出力する必要がありました。取り回しの点ではいちいちスマホを触らないといけないChromecastは少々不便ですし、スマホの電池も消耗してしまいます。
しかしChromecast with Google TVを使えば、スマホの電池消耗を気にせずに本体だけで映像を楽しめるようになっているのがポイントです。
ちなみに競合である「Fire stick TV 」は、第1世代から「Fire OS」というシステムを搭載していました。同じくOSを搭載して発売されたという点から考えると、やっとChromecast もFire stick TVと肩を並べて勝負ができる段階に立てたと言ってよいでしょう。
Chromecast with Google TVでできる3つのこと
Chromecast with Google TVでは下記の4つのことができます。
1.テレビで映像や音楽のストリーミングサービスが楽しめる
2.Googleアシスタントが使える
3.スマホに入っている映像や画像を映し出せる
1.映像や音楽のストリーミングサービスが楽しめる
複数の動画サービスから好きな映像や音楽を楽しむことができます。
・Youtube
・Netflix
・hulu
・Amazon Prime Video
などに対応しています。
また
・Spotify
・Youtube Music
・AWA
などの音楽配信サービスからも音楽を再生して楽しめるようになっているのもポイントです。
映像などの検索はChromecast with Google TVに搭載されている「Android TV」から行います。Android TVは
・登録中のサービス操作画面を一括して表示する
・視聴履歴を基に適切なコンテンツがおすすめ表示される
・気分やジャンルなど好きな内容で横断して検索ができる
といった点が特徴になっており、スムーズに映像を視聴できるように画面が工夫されています。
Chromecast with Google TVは4K、60fpsの映像再生に対応しています。
つまり対応のテレビさえ持っていれば、きめ細やかな映像をテレビの大画面で再生して没入できるようになっているのがメリットです。
「 Dolby Vision」といった色味に関する規格にも対応しているので、鮮やかできれいな色味を楽しめるようになっているのもポイントになっています。
また音声については、「Dolby Atmos」といった臨場感のある再生に対応しているのも注目ポイントです。
映像だけでなく音楽についても迫力ある再生ができるので、さらに没入感が増してお家時間を有意義なものにできます。
2.Googleアシスタントが使える
Googleアシスタントが搭載されているため、音声で映像を検索したり再生したりするなどの操作ができます。
Googleアシスタントを呼び出したいときは、専用リモコンに搭載されている黒いGoogleアシスタントロゴが書かれたボタンを押します。押した後に
・お笑い番組を検索して
・アクション映画を探して
・何を見たらよいと思う?
といった声を吹き込むだけでGoogleアシスタントがサポートを行ってくれるのがポイントです。「何を見ればよい」といったあいまいな質問内容にも対応してくれるのはメリットになっています。
さらに
・今日の天気はどうなっているの
・東京タワーまで行くにはどうすればよいの
といった通常の音声アシスタントに求められる情報検索にも対応しているので使い道が広いです。
3.スマホに入っている映像や画像を映し出せる
Chromecast with Google TVになってOSが追加されたので、今までの機能がなくなったのではないかと心配する方もいらっしゃるかもしれません。
しかしChromecast with Google TVは従来のChromecastの機能もそのまま残っているので、たとえばGoogleドライブを経由してスマホに入っている映像や画像をテレビに映し出したりもできるようになっています。
他にも「Googleフォト」中の写真を、テレビの大画面で楽しむといった使い方も可能です。場面に応じてスマホを連携させて上手に使えると、利便性が高まるでしょう。
簡単設定も魅力的なポイント!Chromecast with Google TVの設定方法
新たに3つの機能が追加されたChromecast with Google TVですが、設定方法はたったの4STEPで完了します。
1.Chromecast with Google TVをテレビへ接続して、リモコンをペアリングする
2.Google Homeアプリをインストール、セットアップボタンをタップしテレビのQRコードを読み込む
3.デバイスを使う場所やWi-Fi、動画配信や音楽配信サービスなどを設定する
4.リモコンの設定を行い動作確認を行う
テレビ画面やスマホのGoogle Homeアプリの説明に従えば、スムーズに設定作業を終わらせることが可能です。
ただしテレビへChromecast with Google TVを接続するときは、HDMI切替器などを使わずテレビの端子へ直接つないでください。直接つながないと動作不良の原因になります。
また動画配信や音楽配信サービスは基本有料なので、使いたいものがある場合は事前に登録を行ってから設定作業をスムーズに完了できるようにしておきましょう。
まとめ:Chromecast with Google TVでもっとお家時間を楽しもう!
今回は従来のChromecastとの違い、Chromecast with Google TVでできることについてご紹介してきました。
今回の内容をまとめると、
「Chromecast with Google TVとは、簡単に言えばAmazonのFire stick TVと同じもの」
そして、
・映像や音楽のストリーミングサービスが楽しめる
・Googleアシスタントが使える
・スマホに入っている映像や画像を表示できる
といったことができます。
Chromecast with Google TVは従来のChromecastとは違い、テレビそのものの幅を広げてくれるものです。
そのことからも買いの1台と言えるでしょう。