シェア率の高いiPhoneは「価格が高い」のがネック
シェア率が高いiPhoneですが、価格が高いことをネックとする人も多いです。
たとえば、最新のiPhoneの価格は以下の通りです。
・iPhone12 mini:74,800円~
・iPhone12:85,800円~
・iPhone12 Pro:106,800円~
・iPhone12 Max:117,800円~
どんなに安いモデルでも74,800円からとなっています。
最新機種は、その時の最新の機能を搭載しているため価格が高くなってしまうことは仕方のないことです。
しかし2~3年程度で買い替えることを考えると、価格面から買い替えを躊躇してしまう人も少なくないのではないでしょうか。
安価なAndroidの買い替えを検討している人も多い
価格が高いiPhoneに比べ、Androidは比較的安価に購入できるためAndroidへ移行を検討している人も少なくありません。
iPhoneと比較してスペック面でも遜色のないAndroid端末が登場していることも、Android端末へ移行する人が多くなってきている理由と言えます。
とはいえ、iPhoneユーザーからすると、iPhoneのブランド力、スペックを上回るスマートフォンがあるはずないと思う方も少なくありません。
では、買い替えをする場合どのような観点から比較、検討すればよいのでしょうか。
どっちが優れている?iPhoneとAndroidを比較
iPhoneからAndroidへ移行を検討する場合、以下の8つの観点を比較し、使いやすさを検証することが大切です。
1.自由度
2.セキュリティ面
3.バッテリーの持ち
4.使えるアプリ
5.音声アシスタント
6.壊れやすさ
7.カメラ
それぞれ具体的に見ていきましょう。
自由度
1つ目の比較ポイントは「自由度」。
自由度の面をみると、Androidが優勢と言えるかもしれません。
その理由には「ホーム画面のカスタマイズ」にあります。
アイコンの設置場所に制限もなく、壁紙の見え方やアイコンの配置にこだわりがある人にとっては、自由度が高いことは大きなメリットです。
ただしiPhoneでもiOS 14以降で、ホーム画面のカスタマイズ機能が格段に向上しています。
アプリアイコンやウィジェットの画像変更が可能となっていますが、Android端末に比べるとまだ自由度は低いと言えるでしょう。
セキュリティ面
iPhone端末とAndroid端末の比較ポイントは「セキュリティ面」。
セキュリティ面からみると、iPhoneが優勢です。
Android端末では、GoogleからOSのコードが公開されているため脆弱な部分が発見されやすく、度々アプリの不正事例が報告されています。
一方でiPhoneはAppleからOSのコードが公開されていないため、コードが不正に利用されにくく悪用のリスクが低いです。
そのほか、iPhoneは基本的にAppleから安全性が確認されたものを、Apple Storeのみでしかアプリのダウンロードができません。
「OSのコードが公開されていない」「Appleによって安全性が確認されたアプリのみ提供」この2点からもセキュリティ面はiPhoneが安心と判断できます。
バッテリーの持ち
iPhone端末とAndroid端末の3つ目の比較ポイントは「バッテリーの持ち」。
バッテリーの持ちに関しては、未使用アプリをバックグラウンドで制御しているiPhone端末の方が優れています。
iPhone端末はAndroid端末に比べるとバッテリーの容量は小さいです。
しかし、Android端末はiPhone端末と違い、未使用のアプリでもバックラウンドで稼働していることがあるため、バッテリーの減りが早いようです。
長時間出かけていることが多い、1日中頻繁にスマートフォンを触るという方はiPhone端末の方が使いやすいでしょう。
アプリ
iPhone端末とAndroid端末の比較ポイント4つ目は「アプリ」です。
Appfiguresという機関の調査によると、2017年時点での両社のアプリ総数を比較すると
・Apple Store:210万個
・Google Play:360万個
とされています。
前述のとおり、iPhone端末でダウンロードできるアプリは、Appleによって安全性が確認されたアプリのみを提供しています。
2017年頃にAppleでは審査のガイドラインが厳しくなったことで、新しくアプリが追加されにくくなったのではないかとみています。
色んなゲームをしたい、iPhoneにはないが気になるアプリがある、という方はAndroid端末の方を選ぶことで、よりアプリの選択肢を広げることができます。
セキュリティ面を気にするのであれば、アプリの数は少ないけれども危険性が低いAppleを使い続けることが賢明な判断かもしれません。
音声アシスタント
iPhone端末とAndroid端末の比較ポイント5つ目は「音声アシスタント」。
音声アシスタントを介してよく情報検索を行う場合は「Googleアシスタント」、暇つぶしに会話を楽しむ程度であれば「Siri」となります。
基本的に、両社に大きな違いはありません。
ただし、音声アシスタントを介しての情報収集という面では、検索の会社であるGoogleが開発する「Googleアシスタント」に軍配が上がります。
一方でiPhoneの音声アシスタント「Siri」は、コミュニケーション能力が高いと言えます。
壊れやすさ
iPhone端末とAndroid端末の比較6つ目のポイントは「壊れやすさ」を見ていきます。
壊れやすさの観点からみると、世界的にみて不具合が起きやすい端末は「Android」です。
Androidは世界シェアNo.1であり、ユーザーが多い分、不具合が多くなる傾向にあります。
ただし、どちらの端末も機械であることには違いありませんので、不具合が起きることは当たり前です。
壊れにくい、不具合が起きにくい端末を使いたいのであれば、手厚いサポートがあるiPhone端末の方がおすすめです。
カメラ
iPhone端末とAndroid端末の最後の比較ポイントは「カメラ」。
この点に関しては、どちらかが優れているという判断は難しく、「好みによりけり」です。
各機種によってカメラに搭載されている機能はさまざまなので
・暗いところでよく撮る
・手触れ補正機能が欲しい
・ポートレートモード機能が欲しい
など、どういった写真が撮りたいかで判断する必要があるでしょう。
iPhoneとAndroidの最新端末をご紹介
自分がどちらの端末を購入すべきか分かったところで、最新の端末を価格、特徴、搭載されている機能を交え紹介します。
iPhoneの最新端末
iPhone12の最新の端末は以下の4つです。
1.iPhone 12
2.iPhone12mini
3.iPhone12 Pro
4.iPhone12 Pro Max
iPhone12
価格:74,800円~
画面のサイズは6.1と程よい大きさのiPhone12。
iPhoneで初となる5G対応となりました。
iPhone12の特徴は以下の4つ。
・フロントカメラ(インカメラ)がナイトモード対応に
・超広角、広角のデュアルカメラにより繊細で鮮やかな写真を撮影することが可能
・画面には、金属より固いと言われるナノセラミッククリスタルを組み込んだCeramic Shieldを採用
・過去人気の高かったiPhone 5/5sを彷彿させるスタイリッシュなデザイン
iPhone12 mini
価格:85,800円~
iPhone12よりやや小さめの5.4インチ。片手で操作したい方にはちょうどいいサイズ感が特徴です。
そのほかの機能としては、基本的にiPhone12と変わりありません。
iPhone12 Pro
価格:106,800円~
iPhone12と同じ6.1インチサイズ。
トリプルカメラ搭載で、繊細で鮮やかな写真の撮影が可能なことに加え、望遠カメラも搭載されています。
搭載されている機能はiPhone12と変わりありませんが、iPhone12 Proの外観にはステンレススチールが採用されており、どれも高級感漂うカラーバリエーションが配色されているのが特徴です。
iPhone12 Max
価格:117,800円~
iPhone12シリーズの中でも最も画面サイズの大きいiPhone12 Maxは、6.7インチとなっています。
搭載されている機能、カラーバリエーションはiPhone12 Proに違いはなく、ただ1点、手振れ補正機能として「センサーシフト光学式手ぶれ補正」が搭載されています。
Androidの最新端末
Androidの最新端末は以下の3つです。
1.Galaxy Note20 Ultra 5G
2.Galaxy A51 5G
3.AQUOS zero5G basic
Galaxy Note20 Ultra 5G
価格:145,728円~(新規契約価格)
Androidスマホ最高峰の性能を誇ると謳われるGalaxy Note20 Ultra 5G。
iPhone12同様、5Gに対応しています。
そして、この機種の特徴は付属している「Sペン」。
Bluetoothを内蔵しており、Galaxy Note20 Ultra 5Gと連動機能を持つ高機能なツールとなっています。
またもう一つの特徴は、iPhone12 Maxを超える6.9インチの画面サイズ。ですが、ベゼルが狭小化されているため、サイズが大きい割にはスタイリッシュな印象です。
メモをとったり、撮影した写真をアレンジすることが多いという方におすすめです。
Galaxy A51 5G
価格:70,488円~(新規契約価格)
カメラ機能にこだわったGalaxy A51 5Gは、深度測位カメラ・メインカメラ・超広角カメラ・マクロカメラの4つのカメラを搭載しています。
メインカメラは4,800万画素・超超高解像度を誇り、周囲の明るさに影響を受けず鮮明な写真を撮影することができます。
また、マクロカメラでは、40mmの至近距離での撮影でも繊細な写真の撮影を実現。
日常的によく写真を撮るといった方におすすめの端末です。
AQUOS zero5G basic
価格:65,520円~
シャープから発売されたAQUOS zero5G basicは、高速表示やタッチ検出を高速化する「ハイレスポンスモード」機能を搭載。
動きの速いゲームでも残像を抑えながらクリアな画面でサクサクと進めていくことができます。
また、10億色の表現に対応しており、色彩豊かでメリハリのある立体的な映像を映し出すことができます。
動画を見たり、ゲームをよくするという方にはおすすめの端末です。
まとめ:全体的な使いやすさを求めるならiPhoneに軍配
「iPhone12の価格が高くて買い替えを迷っている」
「iPhoneを使っているが、機能がよければAndroidの機種でも構わないiPhoneとAndroidって、結局どちらが使いやすいの?」
という方に向けて、今回はiPhoneとAndroidの違いについてみてきました。
結論としては、Androidでも最新の機種を選ぶのであれば価格にさほど違いは見られず、「使いやすさ」を求めるのであればiPhoneがおすすめです。
日々、それぞれの端末において搭載される機能も変化していますので、「自分がスマートフォンに求めることはなにか」を考え、選択することが最も大切なポイントと言えるかもしれません。