Apple Watchワークアウトって結局なにができるの?
Apple Watchワークアウトでは、運動中の「実績」「目標の達成度」「走行距離やペース、カロリーの測定精度」などリアルタイムで表示・記録することができます。
ワークアウトを登録しておけば、すべての記録を残すことができるため、効率よく運動を行うことが可能となります。
iPhoneユーザーであれば、ワークアウトで記録したデータ情報の確認や進捗の記録を簡単に確認することもひとつのポイントです。
ワークアウトAppで記録ができるワークアウトの種類
「実績」「目標の達成度」「走行距離やペース、カロリーの測定精度」などリアルタイムで表示・記録することができる運動の種類は15種類です。
ウォーキング
トラックや公園内といった屋外だけでなく、トレッドミルを活用したウォーキングなど屋内にも対応しています。
Apple Watch Series 2 以降に搭載されているGPSを通じて、ワークアウト上には歩いた地図が表示されると同時に、区間ごとのペースや距離が計測・記録されます。さらにApple Watch Series 3 以降なら、標高の計測・記録も可能です。
ランニング
屋内・屋外に対応している点、ペース・距離や高度の計測など、基本的機能はウォーキングと同じです。
ウォーキングにせよランニングにせよ、長時間に及ぶ場合にはApple Watchバッテリー切れ対策が重要です。省電力モードの活用、音楽や Podcastの直接同期、iPhoneの携帯、モバイルデータ通信・ディスプレイのオン・オフ切り替えなどにより、バッテリー負荷を軽減できます。
サイクリング
屋内・屋外に対応している点、ペース・距離や高度の計測など、基本的機能はウオーキング・ランニングと同じです。
ちなみにウオーキング・サイクリングの記録は、本格的トレーニングだけでなく通勤・通学時にも活用できます。
エリプティカル
エリプティカルとは、「全身で有酸素運動を行うマシン」のことで、両手・両足を回転させて動かします。着地がない分だけ、足首や膝にかかる衝撃負担を軽減しつつ筋肉をストレッチさせ、カロリーを消費できるのがメリットです。
アメリカではかなり一般的で、最近では国内のジムでもちょくちょく見かけるようになりました。
ローイング
ローイングマシンとは船のオールを漕ぐ動作を取り入れたマシンで、もともとはボート部のトレーニングに利用されています。ローイングの動作は全身の筋肉をストレッチすると同時に、関節に負担がかからない割に消費カロリーが大きいので、多くのジムでマシンが採用されています。
ステアステッパー
ステアステッパーとは、立ったまま足踏みを繰り返すマシンです。場所を取らないことからジムだけでなく家庭用でも一定の人気があります。とくに足腰やお腹といった下半身周りを鍛えられるだけでなく、心肺機能強化にも効果があるとされています。
HIIT
HIITとは高強度インターバルトレーニングの略で、休憩を挟みながら集中的トレーニングを繰り返す場合にこのモードを選択します。イレギュラーな動きには対応できないこともあるので、その点注意が必要です。
ハイキング
ハイキングモードでは距離・ペースなども記録できますが、最も重要なのは高度です。Apple Watch Series 3 以降は高度測定機能が備わっているので、ワークアウトでは、上昇した高度などを測定できるのです。
機能的筋力トレーニング
機能的筋力トレーニングとは、筋繊維を太くするための筋トレで、主にチューブ・ダンベル・メディシンボールなどを使います。
その他
この他にも、
・ダンス
・クールダウン
・コアトレーニング
・スイミング
・車椅子
といったメニューを、ワークアウトは提供しています。
AppleWatchワークアウトで記録できること
AppleWatchワークアウトで記録できる15種類の運動は、それぞれ「時間」「消費カロリー」「距離」「心拍数」「目標値の達成度」の5つです。
1.時間
2.消費カロリー
3.距離
4.心拍数
5.目標値の達成度
ワークアウト中、1kmごとにApple Watchが振動し、消費カロリー、心拍数、距離を教えてくれます。
ワークアウト中に心拍数を簡単に確認することができるため、身体への負担を確認しながら運動量を調整することが可能です。
目標値の達成度においては、あらかじめ設定しておいた目標を達成した時点でお知らせしてくれます。そのため、過度な運動を防ぐことにも役立ちます。
Apple Watchワークアウトの使い方
5つのことを記録できるAppleWatchワークアウトは、指示されたことを選んでいくだけの7stepで完了します。
1.ワークアウトAppを開く
Apple Watch画面のワークアウトアイコンをタップしてAPPを開きます。
2.ワークアウトの種類を選ぶ
各ワークアウトの右上に表示された「…」をタップして、フリー・距離・消費カロリー・時間の4つの中から1つを選択し、目標値を入力します。
3.ゴールを設定する
目標値を設定した後、開始をタップします。
4.カウントダウンが終わるのを待つ
数秒カウントののちワークアウトが起動します。
5.ワークアウトを行う
ワークアウトが稼働中、時間・距離・心拍数・消費カロリーなどを計測します。目標値を達成すると通知が表示されます。
6.途中経過を確認する・中断する
計測記録は画面上に表示されているので、途中経過も運動中に確認できます。デジタル・クラウン(右わきについているギザギザ付きのつまみ)を回せば、ハイライト表示も可能です。
画面への表示だけでなく、ワークアウトは達成状況を能動的に教えてくれます。ランニングでは1マイルまたは1kmごと、サイクリングでは5マイルまたは5kmごとにApple Watchが手首をたたいてくれるのです。
7.ワークアウトを終了
ワークアウトを中断するときは、右にスワイプして一時停止をタップします。終了したいときには同じくスワイプし、終了をタップします。
Apple Watchワークアウトを使いこなすために知っておきたい基本操作
7stepの設定方法に加え、以下5つの操作を覚えておくと便利です。
1.過去の運動履歴を見る
2.2つ以上の運動を連続して測定する
3.計測中画面の表示をカスタマイズする
4.スマートコーチング機能を使う
5.iPhoneの『ヘルスケア』アプリを併用する
具体的に見ていきましょう。
過去の運動履歴を見る
過去の履歴を調べたいときは、のアクティビティAPPを使います。赤のリング「ムーブ」にはカロリー消費量が、緑のリング「エクササイズ」には今日運動した時間が、青のリング「スタンド」には立っていた時間が記録されます。さらにリングを上にスワイプすれば、詳細情報が表示されます。
ワークアウト中以外にも、Apple Watchを腕に巻いているときは数値が計測されています。運動を開始すると、自動的に各数値を測り始めてくれるのです。
アクティビティAPPはその日だけでなく、過去1週間、さらにはその前の履歴も確認できます。
iPhoneのフィットネスアプリを利用すれば、履歴全体が確認できます。毎日の履歴はカレンダー上に丸印として表示され、丸印をタップすれば、細かい数値を閲覧できます。
さらに、Apple Watchアプリを活用すれば、過去データの加工やカスタマイズもできます。
2つ以上の運動を連続して測定する
ランニングの次にサイクリング、その次にはスイミング…連続して複数のスポーツをこなすケースも多いでしょう。そんな時はワークアウトを終了するのではなく、「新規」メニューをタップして新しいワークアウトにそのまま移動します。
計測中画面の表示をカスタマイズする
ダイエット目的のランニング、フルマラソン目指したラン…スタイル・目的によって優先表示させたい計測項目も変わってくるでしょう。
ワークアウトの表示タブをタップして表示項目を選択すれば、自分好みのカスタマイズが実現します。
スマートコーチング機能を使う
スマートコーチングのメニューを利用すれば、ワークアウトが計測結果に基づく課題を教えてくれます。それだけでなく、具体的な解決策もアドバイスしてくれ、まさに至れり尽くせりです。
Apple Watchを直接触らなくても、Siriを通じてのワークアウト開始もできます。「Hey Siri 今から1時間ランニングを始めるよ」などと指示するのです。同様の手法でワークアウトを終わらせることも可能です。
iPhoneの『ヘルスケア』アプリを併用する
iPhoneの「ヘルスケア」アプリを併用することで、Applewatchを身につけて運動を行ったときのエネルギー量やエクササイズ時間、心拍数などのデータを直接iPhoneへ送信してくれます。
まとめ:ワークアウトを活用して快適に健康維持をしよう!
ワークアウトを取り入れたとしても上手く活用していけるかどうか不安に感じている方も多いと思います。Apple Watch ワークアウトを使いこなしていけるのかも不安なポイントのひとつ。
今回はApple Watchのワークアウトでなにができるのか、どのように使うのかについてご紹介してきました。ぜひこの記事を参考にワークアウトをフル活用して日常のトレーニングや趣味などフル活用してみてください。