まずは「auひかり」契約ユーザーが対象!
au HOMEはスマホやネットワークカメラといった「au HOMEデバイス」とアプリを活用して外出先からでも家電の遠隔操作や家の中の様子を確認できるスマートホームサービスです。
11月以降は他社のインターネットサービス利用者やauのスマホユーザーにも対象を広げていくとのことですが、現時点ではauひかりの契約者が対象となっています。
契約する際には、auひかりの利用料金とは別に月額490円(税別)の基本料金とau HOMEデバイスの購入費用が必要になります。
ソフトバンクやドコモと比べるとやや出遅れた感があるKDDIですが、果たして普及していくのでしょうか?
au HOMEデバイスをご紹介!日常生活でどう使う?
現在発表されているau HOMEデバイスの代表的なラインナップを、日常生活のどういったシーンで活躍が期待されるのかを見つつ、ご紹介していきましょう。
それぞれ簡単に特徴などを解説していきますが、au HOMEデバイスのラインナップを詳しくご覧になりたい方はこちらの公式サイトをご覧ください。au HOMEデバイス
ネットワークカメラ01(10,800円/台)
アプリを通して、設置場所の映像を音声付きでリアルタイムにチェックできるネットワークカメラです。
こちら側の音声を伝えることもできますので、映像を見ながら会話することも可能です。
また、カメラの角度を上下35度、左右320度まで変えられますので、広範囲を見渡すことが可能です。
留守中の子供やペットの様子、旅行中に異常がないかどうかのチェック、離れて暮らす高齢の両親の見守りなど、様々なシーンで活躍が期待されます。
マルチセンサー01(3,800円/台)
マルチの名前通り、温度・湿度・照度に加えて窓やドアの開閉も感知してくれるセンサーで、何かしらの動きを感知した際にはスマホに通知してくれます。ただし、電池駆動ですので、電池交換が容易に行える場所に設置する必要があります。
マルチセンサーをドアに取り付ければ仕事中でも子供の帰宅を知ることができますし、今後発売予定の赤外線リモコンと連携させれば、室内が一定の温度になったらエアコンを作動させる、といったことも可能です。
開閉センサー01(3,000円/台)
こちらは窓やドア、引き出しなどの開閉を検知してスマホに通知してくれるセンサーです。
マルチセンサーの温度・湿度・照度などのセンサーがなくなった簡易バージョンと言えるでしょう。
開閉を検知するとスマホに通知してくれますので、玄関のドアに取り付ければ家族の帰宅を知ることができたり、窓の閉め忘れなどもチェックできたりします。
鍵開閉状況センサー01(8,800円/台)
玄関のドアのサムターン周辺に設置することで開閉状況がリアルタイムに分かるセンサーで、開閉状況を30秒間隔で検知して変化があった場合にスマホに通知してくれます。
ただ、自動で施錠・解錠してくれる機能は付帯していませんので、うっかり玄関の鍵を閉め忘れて出てしまった場合、その確認はできますが、実際の施錠は家族にお願いするか、帰宅して行うことになります。
マルチセンサー02(5,300円/台)
温度・湿度・照度センサーに加えて、人やペットの動きを検知する人感センサーを搭載しているのがこのマルチセンサー02です。
人の動きなどを検知するとスマホに通知してくれます。 留守番中に子供やペットがどこにいるか、動いているか動いていないかなどをチェックすることができます。
現在発売されているau HOMEデバイスはこの5製品ですが、今秋発売予定となっているのが「赤外線リモコン(価格未定)」「スマートプラグ(価格未定)」です。
詳細な情報はまだ公開されていませんが、赤外線リモコンは、エアコン、テレビ、照明、オーディオなどの各リモコンの赤外線を学習する機能があり、スマホから遠隔操作できるものと思われます。
また、スマートプラグについてはそのプラグを通している家電のオン・オフや電気使用量がチェックできるものであることが予想されます。
au HOMEデバイスは今後もどんどん追加されていくと思いますので、ぜひチェックしてみてください。
他社製品と比べて大きな特徴は感じられないものの、auユーザーには便利かも!
au HOMEアプリはGoogleの音声アシスタント機能「Google assistant」にも対応しているとのことですので、音声によるコマンドで制御することもできるようです。
ただ、au HOMEデバイスのラインナップや日常生活における使い方、今後発売予定の赤外線リモコンやスマートプラグなどは、正直なところ他社の様々なスマートホーム向けIoTデバイスと同じで、特にこれといった大きな特徴は感じられません。
むしろ、毎月基本料金が発生するという点では、後発組としては少し不利なのでは?と思えるくらいです。
とはいえ、auひかりをすでに契約している方や、auのスマホを契約している方にとっては比較的便利に使えるでしょうし、通信費とまとめて支払うこともできるため、その点では分かりやすいかもしれません。
今後「au HOMEならでは」のデバイスやサービスが登場するのかどうか?
囲い込み感を払拭して広く普及させていくことができるかどうか?
KDDIと沖縄セルラーの戦略に注目したいところです。