IoT機能で仕組みが成り立っている!スマート家電とは
スマート家電の「スマート」は賢いという意味です。この場合の賢いとは「インターネットに接続する機能が搭載されており、効率的に管理ができる」という意味になります。
つまりスマート家電とは、IoT機能が搭載されておりインターネット接続が可能な家電の総称です。
一口にスマート家電といっても、現在はさまざまな種類があります。
・スマートエアコン:インターネット経由で温度や湿度管理ができる
・スマート冷蔵庫:冷蔵庫内の温度管理や保存している食材などを可視化できる
・スマートスピーカー:音声操作で各IoT家電の操作が可能になる
・スマートウォッチ:時計型で健康管理もできる
・スマートテレビ:動画配信サービスの映像を大迫力の画面で楽しめる
スマート家電が普及してきたのは、インターネットに接続してモノを調べるのが当たり前になったのが強く関係しています。インターネットが生活の基盤として機能している現在では、家電をインターネットに接続して提供できる形式が整備されていると言えるでしょう。
またスマートウォッチといった以前は高価だった機器が手に入る安い値段になってきており、IoTがより私たちにとって身近になってきたのも理由として挙げられます。
インターネット経由で機器に命令を送る!スマート家電の仕組み
スマート家電は次のような仕組みで機能しています。
1.スマホアプリやスマートスピーカーなどとスマート家電を連携させる
まずはスマホアプリやスマートスピーカー、それにスマート家電を連携させます。
スマホアプリやスマートスピーカーなどをシステムの中心としてスマート家電に命令を出せるようにします。連携の際には指定されている「スマートホームハブ」といった機器を噛ませる場合もあるので注意です。
一度連携させておけば、外出先といった自宅以外の場所からもWi-Fi経由で命令を出せるようになります。
ただしセキュリティが弱いと外部からハッキングを受けてしまう可能性も否定できません。事前にセキュリティ設定を高く設定しておくのがポイントです。
2.スマート家電に命令を出す
連携が完了した後は、実際にスマート家電に対してスマホアプリやスマートスピーカーなどから命令を出します。
たとえば、
・スマートエアコンに「温度を28度設定にして」と命令する
・スマートカーテンに「カーテンを閉めて」と命令する
・スマート照明に「照明の明るさを最大にして」と命令する
といったパターンが考えられます。
3.指定された命令をスマート家電が実行
最後に命令された内容をスマート家電が実行します。
ちなみに機器によっては
・あらかじめ設定された日時に命令内容を実行する
・現在の環境を自動で判断して適切な設定へ変更する
といった機能が搭載されている場合もあります。活用できればこちらで操作しなくても適切な家電管理ができるのでさらに便利です。
スマートリモコンがあれば、スマート家電がなくてもスマートホーム化を実現できる!
ここまでスマート家電の概要や仕組みなどを解説してきましたが、「理屈は分かったけどスマート家電一つ一つの値段は高いし、簡単に買いそろえるのは難しい」という方も多いと思います。
しかし一つ一つ家電を買いそろえなくても、スマートホームを対費用効果の高い状態で実現する手段があります。
スマートリモコンではインターネット通信を赤外線通信へ変換して、各家電に伝えられる機能があります。
つまり赤外線リモコンにしか対応していない古い機器でも、スマートリモコンがあればスマホから簡単に操作を行えるようになるので疑似的にスマートホームへつなげられます。スマートリモコンを中核としてスマートホームを形成すれば、コストを抑えながら最新のITを体験可能です。
またスマートリモコンとスマートスピーカーを連携させれば、音声経由でもIoT非搭載家電を操作できるようになってさらに便利です。
ただしスマートリモコンで操作ができるのはリモコンが付いている家電だけです。扇風機といったリモコンがそもそも付いていない家電については、「スマートプラグ」というコンセント式のIoT製品を購入すれば電源のON、OFFなどが可能になります。
セールを活用すればスマートリモコンとスマートスピーカー、それにスマートプラグすべてを1万円未満で購入することも可能です。ネットショッピングを中心にセールを探して、ぜひスマートリモコンとスマートスピーカー、スマートプラグなどを買いそろえてみてください。
こちらでは「引っ越し時に揃えたいスマート家電」と題し、初心者でも扱いやすいものなど様々なスマート家電をご紹介しています!ぜひご参考ください。