スマートホームと電気の関係
スマートホームにおいて、電気のあり方を考えることはとても重要になってきます。スマートホームと電気は、とても密接に関連しています。なぜなら、スマートホームは電気で稼働しており、さらには電気をスマートホームで作ることもできるからです。
光熱費のメインとなるものはほとんどの場合、電気代だと思います。電気代は非常にお金がかかり、毎月1万円以上支払っていると言う人も少なくありません。そんなとき、電気代を安くできるスマートホームがあったら非常に便利ですよね。
そのような場合には、スマートホームに太陽光発電システムを導入することを検討してみてください。
スマートホームに必要な3つのシステム
スマートホームには太陽光発電がセットされているものがあります。太陽光発電を使えば、スマートホームでの電気代はほぼゼロになります。暮らしの快適さを維持しつつ、省エネしつつ、エネルギー収支がゼロになるようにしてくれるのがスマートホームです。
太陽光発電は、スマートホームの中核となる機器であり、太陽光を使ってクリーンエネルギーを生産します。
また、太陽光発電で作られた電気を売ることもできます。この際には、自宅のスマートホームを電力会社に接続して「系統連系」して売ることになります。系統連系には種類があり、出力に応じた電力系統に設置することが必要です。これにより電力が安定します。
スマートホームには家庭用蓄電池も必要です。家庭用蓄電池は、太陽光で作られたクリーンなエネルギーを貯めておく機器のことです。家庭用蓄電池に光を貯めておいて、夜間に使用します。さらには、深夜に蓄電して、安い電気代を使用しておいたものを貯めておき、日中に使用するなどの方法もありますし、災害用に蓄電しておくなどの使いみちもあります。
しかしダブル発電とみなされると、販売した電気の価格を下げられてしまうことがあります。ダブル発電を避けるためには、ダブル発電にならないような放電を制御した蓄電池を購入すると良いでしょう。蓄電池の種類は数多くありますので、蓄電池を十分に選ぶ必要があります。
HEMS(Home Energy Management System・通称ヘムス)もあります。これは、スマートホームのいわゆる制御系の役目を果たします。
HEMSは太陽光発電と蓄電池や家電を制御し、Wi-fi等によってつながれています。これによって自動制御が可能となり、最適な電気料金に調整してくれるのです。電気の消費量を確認しつつ、自動で最適な状態へとコントロールしてくれます。
エアコンなどをHEMSが制御し、電気の使う消費量を適切なものまで下げてくれるため、エアコンや照明などをまるでIoTのように制御できます。部屋の温度が23度になったら送風にしたり、21時になったら電気を消したりするといった制御が可能で、パソコンやタブレットからプログラミングすることが可能となります。
また同時に、HEMSによって発電した電気の量と、消費した電気の量が見えるようになり、節電の意識も高まってくれます。これが「見える化」と呼ばれるものです。専用ディスプレイやパソコン、タブレットを使って消費電力量を表示させます。それによって、節電すべき場所がわかるようになります。
金額で表示することも出来るため、スマートホームでの電気のあり方が理解でき、ますます節電意識が高まるというわけです。
スマートホームで電気代を節約!
今回はスマートホームと電気の関係について見てきましたがいかがだったでしょうか。スマートホームの電気系統には、太陽光発電システム、蓄電池、HEMSの3つの要素があることがわかりました。
スマートホームといえば、まずは電気代を管理したいものです。そして、電気代をコントロールするには、太陽光発電が欠かせないものであると言えます。
太陽光発電システムによって節電が可能となるため、節電意識を高めて、蓄電池なども利用しつつ上手に電気代を節約しましょう。
太陽光発電システムを導入するにはそれなりのお金がかかりますが、費用はそれぞれメーカーによって異なります。HEMSの場合は自治体によって補助金が受けられる場合があるので、ぜひチェックしてみてください。